大学淘汰に入ります
東北公益文科大学、群馬パース大学、高崎健康福祉大学、愛国学園大学、敬愛大学、仁愛大学、聖母大学、映画専門大学院大学、グロービズ経営大学院大学、デジタルハリウッド大学、日本獣医生命科学大学 、ビジネス・ブレークスルー大学院大学、LEC東京リーガルマインド大学 、情報セキュリティ大学院大学、事業創造大学院大学、聖隷クリストファー大学、光産業創成大学院大学、長浜バイオ大学、びわこ成蹊スポーツ大学、LCA大学院大学、プール学院大学、エリザベト音楽大学、呉大学、宇部フロンティア大学、長崎ウエスレヤン大学、サイバー大学。
上記大学は、皆現存する4年生私立大学です。学校名が耳新しいので、掲げてげてみました。入学定員充足率とか、淘汰とかとは、一切関係ありませんので念のため。カタカナが随分入っています。名前を見ると、どんな教育をする大学なのか分かるようになっていますねえ。そのため大学名も説明的になるため、長めです。「群馬パース大学」パースなので、球技の大学?それは、パス。パースはポルトガル語で平和という意味だそうです。平和に貢献する人材を育てる大学ということですね。カタカナだからといって、英語とは限らない。油断なりませんなあ。名前が一番短い「呉大学」も入れておきました。呉大学は、来春から、「広島文化学園大学」と名称変更するそうで…呉のままの方が、話題性(日本一短い名前の大学)で勝負できると思いますが。
4年制私立大学の今春の入学調査で、半数近くの47・1%が定員割れ。過去最悪となった。今、このことがニュースになるか?18歳人口が減り続けているのに、規制緩和で大学がドンドン増えた。減らさなければならない時に増やすんだから!定員割れは当然。簡単な算数ですよ。
国立大学だって厳しい状況にあるのです。独立行政法人化(2004年)によって、独立採算がとれそうもない大学が次々統合された。今後、成果主義というか競争原理を導入すると、87校ある国立大学のうち54%にあたる47校が経営破綻するという試算があるのです。かなり深刻な問題です。そんな中、私立大学が増えている!どうして?向こう見ずな性格?なんとかなるさ!(なんともならないって!)飛んで火にいる夏の虫って感じがします。今春も新たに6校が開校しました。
大学全入(志願者数と入学者数の一致)は、時間の問題。大学を選ばなければ志願者は全員入学できる。そうなると何が起こるか?中学生より力が劣る大学生がうなりを上げて増えます(敢えて学力とは言いません。力としました)。もうとっくに増えていますがね。憶測で、そんなこと言うなって?憶測も何も、中教審の大学分科会小委員会がこのことを取り上げているのです。
「大学の卒業要件を厳格にしなければ、一次方程式が解けなくても学士様だ。統一的な大学卒業認定試験を行うべき」と、答申したのです(昨秋)。なお、「一次方程式…」は、還暦パパが、小委員会に成り代わって付け加えました。小委員会からの苦情はないと思います。事実だから。「学の独立」を標榜してきた大学には、「ふざけるな!」と、怒っていただきたいです。怒れる大学は、今春の入学定員充足率が100%を超えたところだけかもしれませんがね。
大学分科会小委員会は、大学卒業要件を、「学士力」と呼んでいます。近年「○○力」流行ですから。大学卒業検定試験は次の4観点…。
1 専門分野の知識理解
2 汎用的技能
3 協調性・倫理観
4 創造的思考力
こういうのを見るといつも思うんだけど、協調性とか倫理観とかは、ペーパーテストでは分からない。20分の集団面接でも掴めない。検定する側が、協調性ゼロとか、歪んだ倫理観とか…まあ、それを言っちゃあ進まない。
入り口は広く、出口は狭くという考えも、日本の大学の現状からよーく理解できます。また、専門分野なのに分かっていないとか、汎用的技能が劣る学生が、社会へ出ると大バケする例が結構多いです。TOELCで360の学生が、会社の輸出入の部門の中心になっているというケースもあります。話は少しだけ逸れますが、友人の警察官は、毎朝部下職員に漢字テストを課しています。「だって、調書をとるのに、聴取される側に漢字を教えられているんだもの!有名国立大学を出ている連中ですよ!全然漢字が書けないので、無名私立大学卒業の私が、毎朝、問題を出して漢字テストをすることにしたのです。漢字検定2級合格者も出ました。成果は上がっています」このような警察署、いいと思います。
大学卒業検定、に関しては、還暦パパは主体的意見なしです。どっちでもいいです。
手をこまねいて経営破綻を待っている大学ばかりじゃありません…
○ 漫画やアニメを学ぶ学部を創設
○ 美容師・理容師を養成する学科の新設
○ 宅地建物取引主任、行政書士など資格取得講座の増設
○ 理学療法士、作業療法士など医療関連の資格取得の学科設置
○ アルバイトを単位として認定するシステム
以上の例は、危機感をもっている大学の取り組みの一部です。大学の専門学校化という状況ですねえ。
4年制私大の47.1%にあたる266校が定員割れだった・・・文科省内には、「瀕死の私大は20から30校ある」ともらす人もいるほど。有力大学との合併も望めず、「座して死を待つ」状況なのだそうだ。入学定員充足率が50%未満の私大は29校。定員の11.33%しか入学しなかった大学もある。
還暦パパは、「当然であって、驚くとか、こりゃ大変だとかいう話ではない」と考えます。
人口ピラミッドってのもあります。吉村作治先生が作ったかって?そのピラミッドではなくて…。吉村先生は、サイバー大学を作りました。しかし、サイバー大学・・・「学生の本人確認をせずに単位を認定していた」と読売新聞に報じられてしまいました。吉村先生は、「本人確認は遅れているが、記事の内容は全くの事実誤認」としています。サイバー大学は、すべての講義をインターネットによる通信教育で行なう4年制大学。PCとインターネットにつながる環境があれば、24時間どこでも授業を受けることが可能で、一度も通学せずに、「学士様!」ピラミッド学部はないけど、「世界遺産学部 世界遺産学科」があります。本人確認の方法は、「大学職員が個別訪問し、カメラで撮影した学生の動画と、その学生の入学願書の写真と照らし合わせ、目視で確認する」う~ん!動画と目視…デジタルっぽいけどアナログっぽい?残り、180人確認すれば終わるんだそうです。また逸れた。話をもどしまーす。
18歳人口が何人かは、18年前から予想がついていたのですから。足し算と引き算が出来れば、18年後の事態が分かったはず。
文部科学省も、大学淘汰を認める方向に舵を切り、定員割れの私大に対し補助金のカット率を上げることにしました。負け組の面倒はみないということなのだが、ちょちょちょと!このような事態になることが十分予想されたのに認可したんでしょう!「ハイハイどんどん開校しなさい。ハイハイ、ダメなところは片っ端から閉校しなさい。オラァ関係ねえ。血税は、無駄に出来ません」ってことね。性懲りもなく、来春公私立大学29校が、新学部・学科を設置する(7月31日文科省発表)。そんなに増やしたって、子どもは減る一方なんだから!一年後の今頃、また同じことを書かなきゃならないな、きっと。
東北公益文科大学、群馬パース大学、高崎健康福祉大学、愛国学園大学、敬愛大学、仁愛大学、聖母大学、映画専門大学院大学、グロービズ経営大学院大学、デジタルハリウッド大学、日本獣医生命科学大学 、ビジネス・ブレークスルー大学院大学、LEC東京リーガルマインド大学 、情報セキュリティ大学院大学、事業創造大学院大学、聖隷クリストファー大学、光産業創成大学院大学、長浜バイオ大学、びわこ成蹊スポーツ大学、LCA大学院大学、プール学院大学、エリザベト音楽大学、呉大学、宇部フロンティア大学、長崎ウエスレヤン大学、サイバー大学。
上記大学は、皆現存する4年生私立大学です。学校名が耳新しいので、掲げてげてみました。入学定員充足率とか、淘汰とかとは、一切関係ありませんので念のため。カタカナが随分入っています。名前を見ると、どんな教育をする大学なのか分かるようになっていますねえ。そのため大学名も説明的になるため、長めです。「群馬パース大学」パースなので、球技の大学?それは、パス。パースはポルトガル語で平和という意味だそうです。平和に貢献する人材を育てる大学ということですね。カタカナだからといって、英語とは限らない。油断なりませんなあ。名前が一番短い「呉大学」も入れておきました。呉大学は、来春から、「広島文化学園大学」と名称変更するそうで…呉のままの方が、話題性(日本一短い名前の大学)で勝負できると思いますが。
4年制私立大学の今春の入学調査で、半数近くの47・1%が定員割れ。過去最悪となった。今、このことがニュースになるか?18歳人口が減り続けているのに、規制緩和で大学がドンドン増えた。減らさなければならない時に増やすんだから!定員割れは当然。簡単な算数ですよ。
国立大学だって厳しい状況にあるのです。独立行政法人化(2004年)によって、独立採算がとれそうもない大学が次々統合された。今後、成果主義というか競争原理を導入すると、87校ある国立大学のうち54%にあたる47校が経営破綻するという試算があるのです。かなり深刻な問題です。そんな中、私立大学が増えている!どうして?向こう見ずな性格?なんとかなるさ!(なんともならないって!)飛んで火にいる夏の虫って感じがします。今春も新たに6校が開校しました。
大学全入(志願者数と入学者数の一致)は、時間の問題。大学を選ばなければ志願者は全員入学できる。そうなると何が起こるか?中学生より力が劣る大学生がうなりを上げて増えます(敢えて学力とは言いません。力としました)。もうとっくに増えていますがね。憶測で、そんなこと言うなって?憶測も何も、中教審の大学分科会小委員会がこのことを取り上げているのです。
「大学の卒業要件を厳格にしなければ、一次方程式が解けなくても学士様だ。統一的な大学卒業認定試験を行うべき」と、答申したのです(昨秋)。なお、「一次方程式…」は、還暦パパが、小委員会に成り代わって付け加えました。小委員会からの苦情はないと思います。事実だから。「学の独立」を標榜してきた大学には、「ふざけるな!」と、怒っていただきたいです。怒れる大学は、今春の入学定員充足率が100%を超えたところだけかもしれませんがね。
大学分科会小委員会は、大学卒業要件を、「学士力」と呼んでいます。近年「○○力」流行ですから。大学卒業検定試験は次の4観点…。
1 専門分野の知識理解
2 汎用的技能
3 協調性・倫理観
4 創造的思考力
こういうのを見るといつも思うんだけど、協調性とか倫理観とかは、ペーパーテストでは分からない。20分の集団面接でも掴めない。検定する側が、協調性ゼロとか、歪んだ倫理観とか…まあ、それを言っちゃあ進まない。
入り口は広く、出口は狭くという考えも、日本の大学の現状からよーく理解できます。また、専門分野なのに分かっていないとか、汎用的技能が劣る学生が、社会へ出ると大バケする例が結構多いです。TOELCで360の学生が、会社の輸出入の部門の中心になっているというケースもあります。話は少しだけ逸れますが、友人の警察官は、毎朝部下職員に漢字テストを課しています。「だって、調書をとるのに、聴取される側に漢字を教えられているんだもの!有名国立大学を出ている連中ですよ!全然漢字が書けないので、無名私立大学卒業の私が、毎朝、問題を出して漢字テストをすることにしたのです。漢字検定2級合格者も出ました。成果は上がっています」このような警察署、いいと思います。
大学卒業検定、に関しては、還暦パパは主体的意見なしです。どっちでもいいです。
手をこまねいて経営破綻を待っている大学ばかりじゃありません…
○ 漫画やアニメを学ぶ学部を創設
○ 美容師・理容師を養成する学科の新設
○ 宅地建物取引主任、行政書士など資格取得講座の増設
○ 理学療法士、作業療法士など医療関連の資格取得の学科設置
○ アルバイトを単位として認定するシステム
以上の例は、危機感をもっている大学の取り組みの一部です。大学の専門学校化という状況ですねえ。
4年制私大の47.1%にあたる266校が定員割れだった・・・文科省内には、「瀕死の私大は20から30校ある」ともらす人もいるほど。有力大学との合併も望めず、「座して死を待つ」状況なのだそうだ。入学定員充足率が50%未満の私大は29校。定員の11.33%しか入学しなかった大学もある。
還暦パパは、「当然であって、驚くとか、こりゃ大変だとかいう話ではない」と考えます。
人口ピラミッドってのもあります。吉村作治先生が作ったかって?そのピラミッドではなくて…。吉村先生は、サイバー大学を作りました。しかし、サイバー大学・・・「学生の本人確認をせずに単位を認定していた」と読売新聞に報じられてしまいました。吉村先生は、「本人確認は遅れているが、記事の内容は全くの事実誤認」としています。サイバー大学は、すべての講義をインターネットによる通信教育で行なう4年制大学。PCとインターネットにつながる環境があれば、24時間どこでも授業を受けることが可能で、一度も通学せずに、「学士様!」ピラミッド学部はないけど、「世界遺産学部 世界遺産学科」があります。本人確認の方法は、「大学職員が個別訪問し、カメラで撮影した学生の動画と、その学生の入学願書の写真と照らし合わせ、目視で確認する」う~ん!動画と目視…デジタルっぽいけどアナログっぽい?残り、180人確認すれば終わるんだそうです。また逸れた。話をもどしまーす。
18歳人口が何人かは、18年前から予想がついていたのですから。足し算と引き算が出来れば、18年後の事態が分かったはず。
文部科学省も、大学淘汰を認める方向に舵を切り、定員割れの私大に対し補助金のカット率を上げることにしました。負け組の面倒はみないということなのだが、ちょちょちょと!このような事態になることが十分予想されたのに認可したんでしょう!「ハイハイどんどん開校しなさい。ハイハイ、ダメなところは片っ端から閉校しなさい。オラァ関係ねえ。血税は、無駄に出来ません」ってことね。性懲りもなく、来春公私立大学29校が、新学部・学科を設置する(7月31日文科省発表)。そんなに増やしたって、子どもは減る一方なんだから!一年後の今頃、また同じことを書かなきゃならないな、きっと。