就職戦線 売り手市場はもう終わり…
二男の、「ペアレンツウイークエンド」へ行ってきました。「山本コウタローとウィークエンド」ではありません。ペアレンツウイークエンドです。昨年まで「父母懇談会」と称していたものを、今年度から、「ペアレンツウイークエンド」に改称したのです。還暦パパは、定年退職はしましたが、21歳の大学生の保護者なのです。現役の!
進行係の方が、この日の流れを、「式次第」と言っていました。入学式、卒業式なら、式次第でいいですが…。正しくは、「ペアレンツウイークエンド次第」です。長いからといって、「ウイークエンド次第」に縮める訳にはいきませんからねえ。まあ、「会次第」なら、許容範囲ですかね。だから何なんだって?まあ、得意技の揚げ足取りです。
揚げ足取り…もう二件。総合文化政策学部教務主任さんが、「青山キャンパスで牛を何匹か飼っていた時代がありました」と、説明されました。東京のど真ん中で牛を飼っていたというのも少し驚きましたが…私ら庶民は、牛は、一頭、二頭と数えます。一匹、二匹はないでしょう。総合文化政策…牛の数えかたは教えないのかねえ。
もう一件は説明者に、「…皆様の子弟にお伝え…」と言った人と、「…皆様の子女にお伝え…」と、言った人がいました。統一がなされていなかった。そこまで気を配って統一する大学はないですね。この場合「子弟」は間違い。「子女」でしょう。「息子と娘」を意味します。
学業成績の説明の時、「GPA」なる言葉が出現!GNPなら解るが・・・、私のネタではないのですが、十数年前、日産自動車を受験し面接試験を受けた学生がおりました。面接官が、「GNPってなんの略ですか」という質問をしたそうです。彼は…答えました、「ジ、ジ、GNPは…頑張れ、日産、パルサーです!」彼は見事日産自動車に合格。
GPAは、なんの略かは説明されませんでした。算出方法は、習得科目の成績に点数配分をつける。AAは4点、Aは3点…のように。この点数と、単位数で足したり割ったりして捻出する数値とのこと。そういう難しいことはワッカリマセン。2.4以上なければ、大学院進学や、留学は不可なのだそう。還暦の保護者は、この段階で意気消沈…。
昼食の時、スキンヘッドの大学職員に、「GPAで、学生を判断するのか?」と、詰め寄った。相手は、「学内だけの資料として…ウンヌン」大学生の子女を持つ方は、「試験では1点でも多くとって、AAやAをそろえるように」指導すべきですね。客観的に人物を評価するとしたら、笑顔がいいとかではなく、数字です。点数崇拝主義ではないんです。目に見える数字を上げる努力をするのは、何もせずに下げるより良いだろうということです。
2010年の就職についてですが・・・「2009年の就職は、この3~4月にほぼ内定が出ている。5月の連休明けにまでに内定をもらっていない学生は、希望する企業への就職はなかなか難しい」という。「4年生になったら、就活をボチョボチ始めます」などという時代ではないんですねえ。「4年生になったら、就職戦線がほぼ終わっている」と、いう時代です。
よって、現大学3年生は、夏休みが明けると就職活動を始めることになります。
「2010年への就活」は、次のようなスケジュールとなります。(どこぞの就職情報会社のものではなく、還暦パパによる立案です。信用して、このスケジュールでやっていただいても、もちろんOKです)
3年生の7月・・・インターンシップ
同 9月・・・就職ガイダンス
同 10月・・・エントリーシート対策講座等々
同 11月・・・業界…職種別セミナー、マナー講座、面接講座等々
この段階で臨戦態勢
同 12月・・・就活戦線真っ直中
同 2月・・・内定が出始める
同 3月・・・バンバン内定が出る
4年生の4月・・・80%程度内定
同 5月・・・就職戦線終了
早い!「企業の倫理憲章」はどうなっているんだ!
2009年(現4年生)については、企業が、学生の就職に係る意識の低さにあきれて、採用計画(時期)を変更(先延ばし)したという経緯があり、結果として企業の倫理憲章がある程度守られたとのことでした。つまり、6月以降に内示を出したところもあった。
本命強度は、第一志望ではなく、第一志望群?
「学生の就職への意識の低さ」って・・・。「売り手市場」の言葉に惑わされて、なんの根拠もなく、「就職は何とかなりそうだ」の意識が蔓延したことのようです。当然、企業としては、「大局が見えない、足下が見えない…だから状況の分析が出来ない。ただ漫然としている学生は、願い下げ」 と、いうわけ。
学生は、「売り手市場」の言葉に、なんとでもなるという意識をもってしまった。よって、ろくに企業の研究をせず訪問する。数年前までは、企業から、「本命強度」を問われたとき、ほかに「本命の企業」があっても。「こちらの会社が、第一志望です」と、言った。これは「ウソ」ということではなく、なんとか、内々定でももらおうという努力の表れ。ところが、2009年の就職戦線(現4年生)から、「第一志望群です」と、表現するようになったという。学生にしてみれば、どの会社にも一長一短があり、「どうしてもこの企業へ行きたい」というところがなく、「群」という曖昧な表現になったようです。
さらに、複数の企業から内定を得ても、一社に絞れず、内定辞退の連絡を保留にして、長いこと迷い続ける学生がいたという。わかるなあー!その様子目に見えるようです。困ったのは、会社の人事担当者。「この学生、我が社へ来るのか来ないのかどっちなんだー!」というところですね。
「一部の大手企業は、採用数を絞り始めている」とのこと。
みずほフィナンシャルグループ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、東京海上日動火災保険、野村證券の5社合わせて、2007年4月入社は、8,834人。2009年4月入社予定は、7,450人。明らかに減ってます。
すでに、現三年生を対象とした就職セミナーを終えた私大では、「売り手市場の数字は保ちつつも、氷河期に入っていると考えてほしい」と、状況説明をしたそうです。我が家の二男坊、2010年4月の就職。氷河期ですかぁ…。
二男の、「ペアレンツウイークエンド」へ行ってきました。「山本コウタローとウィークエンド」ではありません。ペアレンツウイークエンドです。昨年まで「父母懇談会」と称していたものを、今年度から、「ペアレンツウイークエンド」に改称したのです。還暦パパは、定年退職はしましたが、21歳の大学生の保護者なのです。現役の!
進行係の方が、この日の流れを、「式次第」と言っていました。入学式、卒業式なら、式次第でいいですが…。正しくは、「ペアレンツウイークエンド次第」です。長いからといって、「ウイークエンド次第」に縮める訳にはいきませんからねえ。まあ、「会次第」なら、許容範囲ですかね。だから何なんだって?まあ、得意技の揚げ足取りです。
揚げ足取り…もう二件。総合文化政策学部教務主任さんが、「青山キャンパスで牛を何匹か飼っていた時代がありました」と、説明されました。東京のど真ん中で牛を飼っていたというのも少し驚きましたが…私ら庶民は、牛は、一頭、二頭と数えます。一匹、二匹はないでしょう。総合文化政策…牛の数えかたは教えないのかねえ。
もう一件は説明者に、「…皆様の子弟にお伝え…」と言った人と、「…皆様の子女にお伝え…」と、言った人がいました。統一がなされていなかった。そこまで気を配って統一する大学はないですね。この場合「子弟」は間違い。「子女」でしょう。「息子と娘」を意味します。
学業成績の説明の時、「GPA」なる言葉が出現!GNPなら解るが・・・、私のネタではないのですが、十数年前、日産自動車を受験し面接試験を受けた学生がおりました。面接官が、「GNPってなんの略ですか」という質問をしたそうです。彼は…答えました、「ジ、ジ、GNPは…頑張れ、日産、パルサーです!」彼は見事日産自動車に合格。
GPAは、なんの略かは説明されませんでした。算出方法は、習得科目の成績に点数配分をつける。AAは4点、Aは3点…のように。この点数と、単位数で足したり割ったりして捻出する数値とのこと。そういう難しいことはワッカリマセン。2.4以上なければ、大学院進学や、留学は不可なのだそう。還暦の保護者は、この段階で意気消沈…。
昼食の時、スキンヘッドの大学職員に、「GPAで、学生を判断するのか?」と、詰め寄った。相手は、「学内だけの資料として…ウンヌン」大学生の子女を持つ方は、「試験では1点でも多くとって、AAやAをそろえるように」指導すべきですね。客観的に人物を評価するとしたら、笑顔がいいとかではなく、数字です。点数崇拝主義ではないんです。目に見える数字を上げる努力をするのは、何もせずに下げるより良いだろうということです。
2010年の就職についてですが・・・「2009年の就職は、この3~4月にほぼ内定が出ている。5月の連休明けにまでに内定をもらっていない学生は、希望する企業への就職はなかなか難しい」という。「4年生になったら、就活をボチョボチ始めます」などという時代ではないんですねえ。「4年生になったら、就職戦線がほぼ終わっている」と、いう時代です。
よって、現大学3年生は、夏休みが明けると就職活動を始めることになります。
「2010年への就活」は、次のようなスケジュールとなります。(どこぞの就職情報会社のものではなく、還暦パパによる立案です。信用して、このスケジュールでやっていただいても、もちろんOKです)
3年生の7月・・・インターンシップ
同 9月・・・就職ガイダンス
同 10月・・・エントリーシート対策講座等々
同 11月・・・業界…職種別セミナー、マナー講座、面接講座等々
この段階で臨戦態勢
同 12月・・・就活戦線真っ直中
同 2月・・・内定が出始める
同 3月・・・バンバン内定が出る
4年生の4月・・・80%程度内定
同 5月・・・就職戦線終了
早い!「企業の倫理憲章」はどうなっているんだ!
2009年(現4年生)については、企業が、学生の就職に係る意識の低さにあきれて、採用計画(時期)を変更(先延ばし)したという経緯があり、結果として企業の倫理憲章がある程度守られたとのことでした。つまり、6月以降に内示を出したところもあった。
本命強度は、第一志望ではなく、第一志望群?
「学生の就職への意識の低さ」って・・・。「売り手市場」の言葉に惑わされて、なんの根拠もなく、「就職は何とかなりそうだ」の意識が蔓延したことのようです。当然、企業としては、「大局が見えない、足下が見えない…だから状況の分析が出来ない。ただ漫然としている学生は、願い下げ」 と、いうわけ。
学生は、「売り手市場」の言葉に、なんとでもなるという意識をもってしまった。よって、ろくに企業の研究をせず訪問する。数年前までは、企業から、「本命強度」を問われたとき、ほかに「本命の企業」があっても。「こちらの会社が、第一志望です」と、言った。これは「ウソ」ということではなく、なんとか、内々定でももらおうという努力の表れ。ところが、2009年の就職戦線(現4年生)から、「第一志望群です」と、表現するようになったという。学生にしてみれば、どの会社にも一長一短があり、「どうしてもこの企業へ行きたい」というところがなく、「群」という曖昧な表現になったようです。
さらに、複数の企業から内定を得ても、一社に絞れず、内定辞退の連絡を保留にして、長いこと迷い続ける学生がいたという。わかるなあー!その様子目に見えるようです。困ったのは、会社の人事担当者。「この学生、我が社へ来るのか来ないのかどっちなんだー!」というところですね。
「一部の大手企業は、採用数を絞り始めている」とのこと。
みずほフィナンシャルグループ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、東京海上日動火災保険、野村證券の5社合わせて、2007年4月入社は、8,834人。2009年4月入社予定は、7,450人。明らかに減ってます。
すでに、現三年生を対象とした就職セミナーを終えた私大では、「売り手市場の数字は保ちつつも、氷河期に入っていると考えてほしい」と、状況説明をしたそうです。我が家の二男坊、2010年4月の就職。氷河期ですかぁ…。