イスタンブル(IST)はハブで、トルコ航空の本拠地…。カイロまで、2時間半…。カイロといえばアフリカ大陸。これは、行くしかないでしょう!ISTをそこそこに、カイロへ飛んだ。
ヘロドトスは、私にこっそり言いました。「エジプトはナイルの賜物」と。それは、「歴史」に書いてあるだろうって?ばれりゃしょうがない。
飛行機の窓からナイル川のデルタが見えたときは、恥ずかしながら感動しました。世界四大文明の一つである古代エジプト文明発祥の地ですから!紀元前3000年に栄えていた…感動しない人はカワウソに囓られたほうがいいと思います。
ピラミッド…堪能させていただきました。クフ王のピラミッドは、紀元前2540年頃に20年以上かけてつくられたそうですから、弥生時代…。
スタート段階で、ピラミッドと弥生式土器…これだけ違うのですから、2009年には大変な文化の違いがあるはずなのですが…「先発後進国」という言葉が…。
エジプトは、100年経っても現在の日本の良い面に追いつくことはできない。
どうしてそのようなことを断言できるか?
まあ、基本的なことです。「ゴミ問題」です。カイロ市内も、ギザ市も、ギザから南下したサッカラ、メンフィス、ダハシュールの町々も、どこもかしこもゴミ捨て場でした。
たまりかねて、「ずいぶんゴミが多いですねえ」と、問いかけた。返ってきた答えは、「昔からゴミは家の周囲に捨てていました。ゴミは、自然へ還っていったから何の問題もなかった。しかし、ポリエステルの袋やら、ペットボトルが出始めてゴミが土へ還らなくなってしまった。だから人が住む所はゴミだらけなのです」という。
「ああそうですか!それならしょうがないですね!」と、なりますかあ!!
腹を立てる所以はないのですが、憤りを感じました。ポリ袋やらペットボトルに責任を転嫁しているだけの話。予言しておきます。あと10年経ったら、ナイル川から水を引いている運河の水面は見えなくなるでしょう。なぜかって?ゴミに埋め尽くされるから。現在は水面が見えるところもありますが、歩いて対岸へ渡れるのではないかと思えるぐらい分厚いゴミで覆い隠されている部分があるのです。そ、そ、そして、死んだ家畜が運河に捨てられ腐っているのです。ロバ、山羊、水牛…。
その運河で水遊びをする子供達。漁をする人たち…その魚を、私の夕食に出すつもりなのかと心配になりましたよ。
私が御幼少のみぎり…失礼しました、私が餓鬼の時分のことですが、家庭のゴミは近くの川へ捨てていました。ほんの50年前は、日本中どこでもそのような状況でした。しかし、日本人はそれではいけないと気づき、「川へゴミを捨てるな」の立て看板が立つようになった。明治生まれの隣家の婆さまは、そのことが気に入らず、夜陰に紛れて橋の上からゴミを捨てていたけどね。多くの日本人はその「道徳」をきちんと守った。そして今のゴミ処理システムがある。「そんなことは、個人の自由だろう!」は、通じないということの一つの例でもあります。社会生活に、個人の自由など1ミクロンもないのです。内心は自由ですけどね。
ピラミッド…観光地として世界一の人気を誇る…地球の財産です。そのお膝元がゴミ捨て場…これは、地球人として辛いです。ゴミ対策の出口が見えない。どうしようもないから、一層辛い。
ヘロドトスは、私にこっそり言いました。「エジプトはナイルの賜物」と。それは、「歴史」に書いてあるだろうって?ばれりゃしょうがない。
飛行機の窓からナイル川のデルタが見えたときは、恥ずかしながら感動しました。世界四大文明の一つである古代エジプト文明発祥の地ですから!紀元前3000年に栄えていた…感動しない人はカワウソに囓られたほうがいいと思います。
ピラミッド…堪能させていただきました。クフ王のピラミッドは、紀元前2540年頃に20年以上かけてつくられたそうですから、弥生時代…。
スタート段階で、ピラミッドと弥生式土器…これだけ違うのですから、2009年には大変な文化の違いがあるはずなのですが…「先発後進国」という言葉が…。
エジプトは、100年経っても現在の日本の良い面に追いつくことはできない。
どうしてそのようなことを断言できるか?
まあ、基本的なことです。「ゴミ問題」です。カイロ市内も、ギザ市も、ギザから南下したサッカラ、メンフィス、ダハシュールの町々も、どこもかしこもゴミ捨て場でした。
たまりかねて、「ずいぶんゴミが多いですねえ」と、問いかけた。返ってきた答えは、「昔からゴミは家の周囲に捨てていました。ゴミは、自然へ還っていったから何の問題もなかった。しかし、ポリエステルの袋やら、ペットボトルが出始めてゴミが土へ還らなくなってしまった。だから人が住む所はゴミだらけなのです」という。
「ああそうですか!それならしょうがないですね!」と、なりますかあ!!
腹を立てる所以はないのですが、憤りを感じました。ポリ袋やらペットボトルに責任を転嫁しているだけの話。予言しておきます。あと10年経ったら、ナイル川から水を引いている運河の水面は見えなくなるでしょう。なぜかって?ゴミに埋め尽くされるから。現在は水面が見えるところもありますが、歩いて対岸へ渡れるのではないかと思えるぐらい分厚いゴミで覆い隠されている部分があるのです。そ、そ、そして、死んだ家畜が運河に捨てられ腐っているのです。ロバ、山羊、水牛…。
その運河で水遊びをする子供達。漁をする人たち…その魚を、私の夕食に出すつもりなのかと心配になりましたよ。
私が御幼少のみぎり…失礼しました、私が餓鬼の時分のことですが、家庭のゴミは近くの川へ捨てていました。ほんの50年前は、日本中どこでもそのような状況でした。しかし、日本人はそれではいけないと気づき、「川へゴミを捨てるな」の立て看板が立つようになった。明治生まれの隣家の婆さまは、そのことが気に入らず、夜陰に紛れて橋の上からゴミを捨てていたけどね。多くの日本人はその「道徳」をきちんと守った。そして今のゴミ処理システムがある。「そんなことは、個人の自由だろう!」は、通じないということの一つの例でもあります。社会生活に、個人の自由など1ミクロンもないのです。内心は自由ですけどね。
ピラミッド…観光地として世界一の人気を誇る…地球の財産です。そのお膝元がゴミ捨て場…これは、地球人として辛いです。ゴミ対策の出口が見えない。どうしようもないから、一層辛い。