アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

トルコで最も旨いもの

2009年12月23日 | Weblog
 誰が決めたか、「世界三大料理」というものがある。「中華料理」「フランス料理」までは、皆さん予想がつく。ではもう一つはどこの料理か?これがなんと、「トルコ料理」。

 11月から12月の中旬までの旅行でしたが、トルコでは野菜が豊富でした。豆の種類が豊富、トマトとキュウリはいつも山盛り。ほかにナス、タマネギが。ミント、イノンド、イタリアンパセリなどのハーブ類も多い。果物は、リンゴ、ミカン(日本のミカンと同じ味)、オレンジ、グレープフルーツ(小ぶり)、ブドウ、アンズ(干したもの)、サクランボ(シロップ漬け)、メロン、イチジク(干したもの)、レモンなどこれまた豊富。

 トルコ料理がどういうものか…メインデッシュは、よく分かりません(説明されても聞き取れない。相手は、こちらが随分通じるものだと思って普通に話すもので…)。前菜のようなものは特徴的であることと、何度も食べたので少しは説明できます。五大前菜は次の通り。
 ○ オリーブの塩漬け
 ○ 野菜や豆をペーストにしたもの。大福状にしてある(エズメ)
 ○ ピーマンなどに米や肉を詰めたもの(ドルマ)
 ○ ブドウやキャベツの葉で米や肉を包んだもの(サルマ)
 ○ 小麦の皮にチーズなどを巻いて揚げたもの。早い話が揚げ春巻(ビョレク)

 デザートというか、スイーツというかが豪華絢爛!
 ○ ハチミツ漬けのナッツのパイ(バクラヴァ)
 ○ ライスプディング(ストラッチ)、
 ○ 日本のギュウヒ(求肥、牛皮、牛肥)のような菓子(ロクム)
 レストランでは供されなかったが、「のびるアイスクリーム」がありました。「ドンドゥルマ」と呼ばれているもの。日本のテレビで紹介されたので、知っている人が多いでしょう。ドンドゥルマ売りは、パフォーマンスで客を笑わせる。コーンにバスケットボール大のアイスクリームのかたまりを載せて受け取らせようとしたり、地面に落とすそぶりをしてハラハラさせたり…。売り場周辺は爆笑の渦。

 ケバフについては書かないのか!という声が聞こえそうです。私も実は楽しみにしていたのですが、ケバフは期待しない方がいいかもしれません。シシュケバブ(串焼き。日本ではシシカバブ)も、まずいとは言わないが…あまり好まない。江利チエミ(これまた、申し訳ないほど古い)の歌に、「焼きたての、シシカバブ・・・」というのがある。その歌が脳裏にあったから期待したのですがね。ドネルケバブ(屑肉を塊りにし、回転させながら焼いたもの)は、羊肉の臭さが気になる(私は、たべものの好き嫌いがないことで有名な人物。ゲテモノも食べるし、羊肉も好きです。その私が気になるので、結構多くの人が苦手とするのではないか。もっとも、体験として食べるのは何の問題もない…)。

 では、私がトルコで食べたもので最も美味しいと感じたものは何か?
 「サバサンド」です。
 どんな料理かって?そのまんま、サバ(鯖)のサンドイッチです。パンは、バゲット。サバを焼いてバゲットにはさんだだけのもの。味?薄味です(好みに応じて塩でも振りかけると良い)。旨いよー!万人に指示される味だよー!街のあちこちで売ってるよー!イスタンブルの人は、歩きながらたべるんだよー!