アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

狐につままれた?化かされた?

2013年10月11日 | Weblog
 夜中にトイレヘ行きました。トイレは我が家の道路側にあります。
 そのとき、かぼそい声が・・・
 「たーすけてっ…だぁーれかぁ…」
スーッと血の気が引き、脈が速くなるのを感じました。女性が路上でトラブルに巻きこまれている。夜間頻尿のオヤジとしては、何をすべきか?!
 まず、警察に事情を聴かれたときのことを想定し、トイレの時計を見ました。午前3時でした。そのあと、トイレの電気を消さずに出て、ソーッと寝室の鏡台の陰から木刀を取り出しました。なぜ電気を消さなかったかというと、消してしまうと犯人が「トイレに人がいたな。悲鳴を聞かれたかも知れない。この家のやつらの口も封じておかなければ」などと考えて、玄関のドアを叩き出すのではないかと考えたからです。怖いですよ。
 
 パジャマ姿というのが情けないが、木刀を持って玄関ドアに耳をくっつけて外の物音に聞き耳を立てておりました。
 10分経過…物音一切無し。車が走り去った気配無し。自転車の気配無し。徒歩あるいは疾走の気配無し…。
 20分経過…全く気配無し…。

 そーっと玄関を開けて外を見ました。夜景があるだけ…。胸の鼓動は治まっておりませんでしたが、とりあえず布団に潜り込みました。目が冴えて眠られたものじゃなかったですがね。
 午前4時30分。朝刊が配達されました。と、いうことは、路上に女性が倒れているようなことはないらしい。
 午前6時。自分で路上を点検。異常なし…。

 何だったんだろう?音もなく歩く女性が何者かに襲われた。女性は…
 「たーすけてっ…だぁーれかぁ…」
と、言ったあと音もなく消えた。襲撃した何者かも音もなく消えた。

 幻聴だろうって?それはないです。
 で、結論ですが…「狐だったのではないか?」。狐は、ほぼ毎日我が家周辺を散歩していますから。狐が、人間の言葉を話すかって?狐にはそのつもりはないのでしょうが、声が似ているんです。
 このところ、女性が犠牲になる事件が続いているものですから狐の声が、
 「たーすけてっ…だぁーれかぁ…」
と、聞こえてしまったのでしょう。

 ボランティアの職場でこの話をしたところ…
 「狐は人間に化けますからね!」
 そ、そーゆー話じゃないのに…。