アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

 貧乏人は欲深い?

2015年05月07日 | Weblog
 児童に、「お金持ちなんですか?」と問われることが立て続けにありました。
 で、「お金持ちって、どれくらいお金を持っている人なの?」と、逆に聞き返しますと、「・・・」。
 どうしてお金持ちかと思ったか…外見がお金持ちっぽいのか?(貧相を自称しているぐらいなので、これはないかぁ)物腰がお金持ちっぽいのか?(これも、無いなあ…ないない)きっとなんらかの根拠があって、「お金持ちなのか?」と、尋ねているはず。その根拠を聞いてがっかりしました。
 「だって、皺が多いから。皺の多い人はお金持ちなんでしょ!」

 確かに…鏡を見ると、自分でも驚くぐらい皺がある。「32本」なんてもんじゃない。ケネディ大使が裸足で逃げ出すほどの皺の多さ。32本はどこから持ち出したかって?「4×8=32(しはさんじゅうに…皺32)」
 ケネディ大使には感謝しています。大使が着任される前は、自分でも、「皺が多いなあ。明るいところへ出るのいやだなあ」と、内心思っておりました。ケネディ大使を見た瞬間、「ああっ!ケネディ大使、皺の多いお顔ながら堂々としておられる!」それ以降、私も堂々と明るいところへも出ております。
 皺の多さで、「金持ちか?」と質問されるのは、全くの想定外でしたけどね。

 金持ちか貧乏かは、およそ3年前のウルグアイのムヒカ前大統領のスピーチが思い出されます。
 「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです」

 貧乏と金持ちに預金高の境界線というものはない。欲がある人は、1000万円の預金があっても、「貧乏だ」と、思うでしょう。私など、100万円もの預金があったとすれば…あったとすればですよ、「なんて金持ちなんだろう」と、思いますがね。

 次回、児童に、「お金持ちなんですか?」と、問われたらなんと答えようかなぁ…
 その1 見れば解るだろう。この皺の多さを!お金持ちなんだよ。
 その2 「貧乏とは少ししか持っていないことではなく(中略)、いくらあっても満足しないことです」で、私はお金持ちです。
 
 「その2」のセリフを暗記できないので、「その1」で答えることにします。