アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

小池百合子さん 日本人の心に訴えた!

2016年08月01日 | Weblog
先出しが、後出しじゃんけんに勝った!と、いうことは、後出しの増田さんも鳥越さんも、じゃんけんの意味が解っていなかった!?
 7月31日午後8時になった途端に、「初の女性東京都知事誕生」のニュースですから!開票ゼロで当選確実が出された。小池百合子は、強かった!(薄毛で悩んでいる私としては、小池さんは、『濃い毛』なので応援してましたが。都政に、『薄毛対策』も盛り込んでいただきたいもの)

 では、どうして小池さんは増田さんに100万票以上の大差をつけて当選できたか?
 よく出されるジョーク・・・船が沈みそうなので誰かが海に飛び込まなければならないとなった。
 米国人になら、「飛び込みなさい。ヒーローになりたくないのか!」
 英国人には、「あなたこそ紳士です!」
 日本人には、「みんな、飛び込みますよ!」

 米国のトランプ旋風…トランプさんがヒーローになっています。飛び込んじゃってますから!でも、ヒーローが勝つとは限らないところが世の中ってモノ。小池さんは、選挙戦では、ヒロイン性を捨てていました。状況把握が卓越していました。
 英国の紳士の皆様は、国民投票で、欧州連合(EU)からの離脱を決めた。離脱派が、「離脱です!あなたこそ紳士です!」というキャンペーンを…それはなかったでしょうが、紳士の皆さんは、「よく分からんが、離脱ってカッコイイジャン!」という程度のノリだったらしい。
 破綻しかけた国英国が、EUから抜けて、ど、どうやって、生きてゆくの?!そもそもEUは、チャーチルが「欧州統合運動」を組織して会長に就いたところから始まったモノ。「紳士だから、英国だけでやっていける」という、根拠がない意気込みだけで離脱はないのです。

 さて、小池さん。先出しじゃんけんでも勝てるという…これまでの常識を覆してくれたわけですが…。そのワケは・・・
 小池百合子さんは、自民党の推薦依頼を取り下げました。無謀とも見えた、自分の力だけで当選しようとしたわけです。あれが、「(みんな飛び込みますよ…の)飛び込み勧誘」でしょう。小池さんの選挙演説からは、「全てのハシゴを外されて飛び込んでしまいましたぁ!皆さんも、飛び込みましょう!」というメッセージが感じられました。日本人なら、「そうか、みんな飛び込むなら自分もとびこんでおくかな」「よく分からんが、支持母体なしで戦うのってカッコイイジャン!」と…まんまと、日本人の、「みんなが…」を利用する作戦が的中したわけです。

 危惧は、飛び込んだ、「みんな」を救助してくれるかどうか?まっ、手のひら返しはないでしょうけどね。小池さん、おもしろさで、増田さん、鳥越さんを遥かに凌ぐ。あと、リオで、オリンピック旗を受け取るにあたり、「絵」になるのは、増田さん、鳥越さんより小池さんかな。えっ?小池さんシワが目立つって?大丈夫、遠くからなら分かりませんから。