渥美清さんが亡くなってから、20年だという!5年ぐらいかなあと思ったのですがね。どうしてこんなに月日が経つのが早いのか!
「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。…」おもしろかったですよ。ミーハーの私など、わざわざ葛飾柴又まで行ってきましたから。団子も食べたし、土手も散歩しました。もちろん帝釈天にお参りしましたが、蛾次郎さんは庭を掃いておりませんでした。サボリやがったな。
20年かぁ!寅さんの名文句…知らない人も多いでしょうねえ…。
「白く咲いたか百合の花、四角四面はとうふ屋の娘 色は白いが水くさい」・・・この文句は、「圭子の夢は夜開く」ですよ。藤圭子の歌。藤圭子を知らない?宇多田ヒカルの母親です。藤圭子は憂いをおびて…四角四面ぽくてぇ…だったんです。
「結構毛だらけ猫灰だらけ、政治とカネはうそだらけ」・・・本当に「政治とカネ」のこと言ったのかって?マサカ、「お尻の周り…」は、書けませんよ。
「あなた百までわしゃ九十九まで ともにシラミのたかるまで」・・・シラミじゃなくて、シラガの間違いじゃないかって?そこが渥美さんというか寅さんのおもしろいところ。テキヤさんの業界では、寅さんのように小気味のいいセリフを並べて物を売る方法を「啖呵売(たんかばい)」というのだそう。啖呵を切って、モノを売る。そのまんまだね。
「お前と俺とは別の人間なんだぞ。早え話がだ、俺がいも食って、お前の尻からプッと屁が出るか!」・・・これ、使えるでしょ!「相手と、自分とは違う」このことを説明するのに、「屁」を持ち出すといいのです。使って下さい、人気が下がること間違いなしです。
渥美さん没後20年に合わせたわけじゃないのでしょうが、女性都知事誕生。で、寅さんのマドンナに、「リリー」がおりました。アリャ?小池百合子…百合…リリーだぁ!
「四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋な姉ちゃん立ち小便」・・・これは、ポケモンGOを皮肉ったモノですね。寅さんが生きていたら、きっとこう言ったでしょう。「スマホ持って、ちゃらちゃら歩いてんじゃないよ。お姉ちゃん、立ち小便してんじゃないよ。しゃがみなさい」。
実は私、寅さんからパクった科白を今も使っています。
寅さんが時々実家に帰ってくるのですが、実家の裏にタコ社長が経営する印刷工場がある。職工さんたち(早い話が従業員)は、工場の二階に住んでいて、仕事がないときはいつも暇をもてあまして、窓から通行人を見ている。寅さんは、その職工たちにきまって声をかける。内容は、職工をからかうもの。職業に貴賎はないので、職工をバカにしちゃいけない。まっ、寅さんだから許されるのかな。
で、私は、街でやスーパー等で、顔を知っている子どもたちに会うと次のように声をかけます。
「やあやあ、健全なる青少年諸君!」
「小市民たち、元気でやってる?よかったよかった」
「善良なる、少年少女たちよ、大使を抱いてる?」
子どもたちは、キョトンしておりますが、近くの大人たちには大うけです。もっとも、それをねらっているのですがね。子どもたちに語りかけていると見せかけて、実は周囲の大人たちにメッセージを発しているのです。どんなメッセージかって?「大人たち、おもしろいこと言えよ」という、メッセージ。どう語ればおもしろいかを考えている人は、法律違反はしません。寅さん、ねらってないふりしてここをねらっていたと思います。
渥美清さんの俳号は、「風天」。作品に、「土筆(つくし)これからどうするひとりぽつんと」があります。これ、寅さんの心境でしょう。私の俳号は、「耕州」。音は同じですが、「口臭」ではありません。
私が風天さんの句をもじって一句。「杉菜(すぎな)これからどうするそんなに増えて」 小作農民(私)の、杉菜との戦いを詠んだモノです。
寅さん、亡くなって20年かあ。
「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。…」おもしろかったですよ。ミーハーの私など、わざわざ葛飾柴又まで行ってきましたから。団子も食べたし、土手も散歩しました。もちろん帝釈天にお参りしましたが、蛾次郎さんは庭を掃いておりませんでした。サボリやがったな。
20年かぁ!寅さんの名文句…知らない人も多いでしょうねえ…。
「白く咲いたか百合の花、四角四面はとうふ屋の娘 色は白いが水くさい」・・・この文句は、「圭子の夢は夜開く」ですよ。藤圭子の歌。藤圭子を知らない?宇多田ヒカルの母親です。藤圭子は憂いをおびて…四角四面ぽくてぇ…だったんです。
「結構毛だらけ猫灰だらけ、政治とカネはうそだらけ」・・・本当に「政治とカネ」のこと言ったのかって?マサカ、「お尻の周り…」は、書けませんよ。
「あなた百までわしゃ九十九まで ともにシラミのたかるまで」・・・シラミじゃなくて、シラガの間違いじゃないかって?そこが渥美さんというか寅さんのおもしろいところ。テキヤさんの業界では、寅さんのように小気味のいいセリフを並べて物を売る方法を「啖呵売(たんかばい)」というのだそう。啖呵を切って、モノを売る。そのまんまだね。
「お前と俺とは別の人間なんだぞ。早え話がだ、俺がいも食って、お前の尻からプッと屁が出るか!」・・・これ、使えるでしょ!「相手と、自分とは違う」このことを説明するのに、「屁」を持ち出すといいのです。使って下さい、人気が下がること間違いなしです。
渥美さん没後20年に合わせたわけじゃないのでしょうが、女性都知事誕生。で、寅さんのマドンナに、「リリー」がおりました。アリャ?小池百合子…百合…リリーだぁ!
「四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋な姉ちゃん立ち小便」・・・これは、ポケモンGOを皮肉ったモノですね。寅さんが生きていたら、きっとこう言ったでしょう。「スマホ持って、ちゃらちゃら歩いてんじゃないよ。お姉ちゃん、立ち小便してんじゃないよ。しゃがみなさい」。
実は私、寅さんからパクった科白を今も使っています。
寅さんが時々実家に帰ってくるのですが、実家の裏にタコ社長が経営する印刷工場がある。職工さんたち(早い話が従業員)は、工場の二階に住んでいて、仕事がないときはいつも暇をもてあまして、窓から通行人を見ている。寅さんは、その職工たちにきまって声をかける。内容は、職工をからかうもの。職業に貴賎はないので、職工をバカにしちゃいけない。まっ、寅さんだから許されるのかな。
で、私は、街でやスーパー等で、顔を知っている子どもたちに会うと次のように声をかけます。
「やあやあ、健全なる青少年諸君!」
「小市民たち、元気でやってる?よかったよかった」
「善良なる、少年少女たちよ、大使を抱いてる?」
子どもたちは、キョトンしておりますが、近くの大人たちには大うけです。もっとも、それをねらっているのですがね。子どもたちに語りかけていると見せかけて、実は周囲の大人たちにメッセージを発しているのです。どんなメッセージかって?「大人たち、おもしろいこと言えよ」という、メッセージ。どう語ればおもしろいかを考えている人は、法律違反はしません。寅さん、ねらってないふりしてここをねらっていたと思います。
渥美清さんの俳号は、「風天」。作品に、「土筆(つくし)これからどうするひとりぽつんと」があります。これ、寅さんの心境でしょう。私の俳号は、「耕州」。音は同じですが、「口臭」ではありません。
私が風天さんの句をもじって一句。「杉菜(すぎな)これからどうするそんなに増えて」 小作農民(私)の、杉菜との戦いを詠んだモノです。
寅さん、亡くなって20年かあ。