アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

北朝鮮へ軍事車両を?売ってませんとは?

2012年06月14日 | Weblog
 6月12日の、日本VSオーストラリアのサッカーの試合…おかしな判定が続出しました。審判は、「正しい」と思って判定するわけで…抗議で覆るものではない。後でビデオを見ても、「オラの判定は正しかったズラ!」と、おっしゃるのでしょう。
 これって、「這っても黒豆」というヤツでしょうか?
 ガリレオも、「這っても黒豆」か?ガリレオの場合は、「這うから黒豆じゃない」というやつでしょうか。

「這っても黒豆」ということわざは、「明白な事実を前にしても、事実ではないと言い張る」こと。「自説を証明するために、嘘に嘘を重ねて嘘を貫き通す」こと。

 黒い粒を見ながら2人が言い合っている。1人は「虫だ」と言い、もう1人は「いや黒い豆だ」と言う。やがて粒が動き出したが…それでも「豆」の方は説を曲げない。

 「這っても黒豆」は、政治批判によく使われてきました。

  日米間の「核持ち込み密約」…米側の公文書などで密約は裏付けられているのに日本政府の答弁は、一貫して「存在しない」。これ、「這っても黒豆」。
 南京事件を否定した、河村たかし名古屋市長。私としては、拍手しました。しかし、30万人の大虐殺はなかったが、少しの犠牲者を出したことは間違いない。川村市長は、「事件はなかった」としてしまいました。これも、「這っても黒豆」かな。
 「這っても黒豆」の本家は、北朝鮮と中国でしょう。日本は到底及ばない。最新のニュースでは、中国が北朝鮮へミサイル輸送用の車両を売っていた!しかし、中国側は、「不正なものは売っていない」。「はいはい、黒豆です」ってところです。

 スウィフトが言いました。「ひとつの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込むのかについて滅多に気づかない。ひとつの嘘を通すために別の嘘を二十発明せねばならない」
 私もそれくらいは認識しているが、スウィフトが書いたので敬意を表さなければならない。「ガリヴァー旅行記」に出てくるフレーズかって?そう言っても間違いではないが、一般的にはそうはなっていない。ガリバー旅行記は、22年以上かけて出版されたもので(その間に紆余曲折が)…。書き始めの頃の、通称「断片」に、このフレーズがあります。さらにスウィフトは…
 「意地の悪い人を見ても驚かないが、彼らが恥ずかしがらないのを見ると、びっくりするときがしばしばある」と。
 小沢さん、鳩山さんのことかな?
 なお、我が家の菜園には、「黒豆」も植えられています。