アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

毒ヘビ天国日本 ~自由に買える、飼える~

2008年10月03日 | Weblog
   毒ヘビ天国日本 ~自由に買える、飼える~

 毒といえば、『殺虫剤メタミドホス、カビ毒アフラトキシン、殺虫剤アセタミプリド』ですが、別の毒も国内に入り込んでいました。
 毒ヘビ、サソリ、毒グモ・・・。

 東京都渋谷区のマンションで、毒ヘビ51匹を飼育していた男が捕まったとき、「え、えー!」と驚きましたね。専門家(毒ヘビの専門家がおられたとは!それだけで生計を維持できるのだろうか?心配です)は、「動物園より凄い!」と、あからさまに驚いていました。
 男は、自分が飼っていたグリーンマンバに噛まれて病院へ行き、一時意識不明、その後回復して逮捕されたんですが…。恐ろしいですよ、マンションの隣近所の人、壁一枚向こうに、マンバやら、コブラやら…猛毒のヘビがいるのですから。実際、同じマンションの女性が、マムシに噛まれたのですが、そのマムシが一体どこから出現したか、結局うやむやになっていました。男の部屋へも捜査員が行ったそうですが、とぼけてごまかしたとのこと。
 男は、どこから毒ヘビを入手していたか?
 ペットショップから買っていた。その店の名前が…「黒い森」。何が出てくるか分からないので、黒い森なんでしょうか?「ドイツの黒い森」からのネーミングではないですね。ペットショップの所在地が、なんと、調布市小島町。何だそれって?友達が4人が住んでいたので、毎日のように遊びに行っていました。40年も前ですから、当時は黒い森なんてなかったです。調布駅前の京王線添いにあった縄のれんの店で、ホッピー(ビールに焼酎を入れた、安くてすぐに酔える飲み物)を飲んで帰るのが日課でしたね。そこの「レバ刺し」がいたんでいて食あたり…眼に星がバチバチ飛んで…正露丸を握りしめてのたうち回ったことがありました。今思うと、危なかったんだなあと思います。すぐに病院へ行かなければだめですね。

 あの平和だった調布市小島町に、毒ヘビを売る店ができていたとは…黒い森の経営者は、動物愛護法違反容疑などで逮捕されました。「毒ヘビは正規の通関手続きを取ってエジプトやケニア、米国から輸入した」と供述していることのこと。つまり、手続きさえすれば無制限に輸入できるということです。

 黒い森は、「毒ヘビをはじめ毒グモやサソリなど、マニア向けの動物を専門に扱い、3年たらずで約1億円を売り上げた。毒ヘビはインターネットで海外のブローカーに発注し、航空便や船便などで輸入していた」約1億円分の毒ヘビ、51匹は回収されたが、ほかはどこにいる?壁1枚隣にいるかもしれないですね。ヘビは、吠えないし、糞尿の臭いもほとんどない。隣にいても、全く気づかないです。フトンの中に隣から逃げたマンバがいたらどうします?都会の人は、(救急体制が整備されているでしょうから)一命をとりとめるかもしれませんが、地方の人はあきらめましょう。

 中国では食料にしている種類もありますが、サソリだってバカにできません。尾の先に毒針があり、刺されたら死ぬ場合もあります。サソリによる死者は、世界で、年間1,000人以上です。ギリシャには、オリオンを殺してさそり座になったサソリがおりました。いませんいません、それは神話です。
 サソリの大半は、人命に関わるような毒性を持たないそうですが、マニアは、「デスストーカー」という、最強の毒を持つサソリを飼いたがるそうです。そんなのが逃げ出して、私の靴に潜んでいたら…スーパーのタイムセールに行く前に御陀仏ですね。毒の弱いサソリでも、刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあるそうなので、やはり怖いですね。靴を履く前に、逆さにしてトントンして、中のサソリを出すようにしましょう。出した後は、焼いて食べましょう。エビの殻のように見えますが、実際は柔らかいです。

 福岡市の公園や住宅で、毒グモの「セアカゴケグモ」が700匹以上が見つかったという。この、「セアカゴケグモ」は、ペットショップから逃げ出したのではなく、海外からのコンテナに乗ってきたもの。日本で繁殖しました。断定してしまったが、間違いないでしょう。過去にも、毒グモで話題になったのは、皆この「セアカゴケグモ」でした。
 かまれると発汗や吐き気を催すが、重症には至らない様子。1匹のメスが、年間900~1,500個の卵を産むという。サソリなら、フライパンで煎って食べられるのですが、毒グモは、食べたくないです。「甘みがあり、悪くはない」と言う人もいますが。
 亜熱帯に生息するセアカゴケグモ、「温暖化」で、日本国内でも繁殖できるようになったのです。名前を漢字にすると、「背赤後家蜘蛛」…分かりやすくなりますが、なぜ後家なのかは…これから調査します。

 黒い森へ行かなくても、毒へび、サソリ、毒グモ・・・インターネットで買えてしまう。温暖化で、毒へび・サソリ・毒グモ、大繁殖。飼いきれなくなったマニアが、街へ放す。良識あるマニアは山へ放す…やめてくれ、山菜採りでコブラに噛まれて命取りなんてのは勘弁。どこが良識だ!こら!

 手続きさえきちんとしていれば、無制限に輸入OK。譲渡(売買)も法的規制なし。
 警視庁は、「このままでは闇取引が横行し続ける」と…。
 何が問題か?この警視庁の態度が問題!警視庁が第三者でどうしますか!傍観者でドースル!評論家か!

 国会で、自民VS民主の口喧嘩やってる場合じゃない。今、景気だ、消費税だ、食の安全だ・・・緊要な課題が山積しているのに、口喧嘩大会。「国民の安全」はどうするの?麻生総裁の所信表明演説の二番目にこの、「国民の安全」が入っていたけど。(麻生さんの頭には、偽装と、メタミドホス、カアフラトキシン、アセタミプリドはあったけど、毒ヘビ・サソリ・毒グモはなかったね)
 もちろん私は、毒ヘビ・サソリ・毒グモから国民を守ってほしいと言っています。今、最も優先すべきことです。解散総選挙も延びそうなので、即座に、「毒を持つ動物の輸入規制法案」および、「毒を持つ動物の売買・飼育規制法案」を通過・施行させなければなりません。
 国民は、安心して、街を歩けないどころか…家の中にいても、安心できないのですから。

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