週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

臥薪嘗胆!腐るな!新太!

2019年04月16日 | アルビレックス新潟

土曜日の山形戦のゲームで、忘れられないシーンがありました。後半20分過ぎから、次々とブラジル人選手が交代枠で途中出場したときのことです。まずは65分に田中達也 → シルビーニョ、続いて74分に平松宗 → レオナルド、そして82分に加藤大 → フランシスと、今季初めて3人の攻撃的ブラジル人選手が次々にピッチに登場しました。豪華な交代劇でしたね。3選手ともその特長を活かしてピッチで躍動し、それが凌磨の同点弾につながったのは間違いのないところでした。

ですが、3人目の交代でフランシスがピッチに入った時に、ボクらの目に映ったシーンが忘れられません。渡邊新太選手がベンチ脇でピンク色のビブスを投げ捨て、そのままベンチに入ることなく屋内のロッカールーム方向に向かっていったのです。

「3人目の交代枠でフランシスが入った」=「このゲームで新太の出場はない」っていう現実を受け、監督に対する不満を露わにしたのか、自分自身の不甲斐なさに腹を立てたのか、ただ単に汗の始末のためにロッカールームに向かったのか、真相は分かりかねますが、新太のその姿は強烈にボクの目に焼き付いています。

昨シーズンの大卒ルーキーにしてチーム得点王である新太の今シーズンにかける意気込みは、相当なものであったことは想像に難くありません。もちろん地元出身選手としての責任感とプライドもあったことでしょう。「レオナルドには負けないぞ」という気負いも当然あったでしょうね。

しかしながら今シーズンが始まってみると、先発FWの2トップは達也、レオナルド、貴章、平松宗らが次々に起用され、左SHは高木の定位置となりました。新太に与えられた役割は、スーパーサブとして後半途中からピッチに入り得点に絡むこと。それでもアウェイ千葉戦などではアシスト役として存在感を十分発揮しましたが、彼の最大の持ち味である「得点」をあげることは、試合数が増えていってもなかなか叶いません。

一方で、新井や大武らDF陣が得点をあげたり、フランシスが初登場の途中出場でいきなり2得点をあげたりなど、今季のアルビは先発FWではないメンバーの得点が目立っています。「早く新太に1点取らせたい」。これはボクら夫婦だけでなく、多くのアルビサポにとって共通の強い願いだったことは間違いありません。新太本人も、もちろんそのことは十分意識していたことでしょう。「早く1点を取りたい」「チームの勝利に貢献したい」「サポを喜ばせ安心させたい」とね。

今回の監督交代が新太の起用にどんな影響を及ぼすかはわかりませんし、片渕監督がけっして新太を蔑ろにしていたわけでもないと思います。しかし、監督交代というチームの荒治療が、新太がその潜在能力を発揮し彼にとってプラスにはたらくことを心から願っています。臥薪嘗胆!腐るな!新太!

コメント (4)
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