昔読んだ本に書いてあったことだったか、ネットでいろいろ調べていたときに見たことだったかは忘れましたが、次のような内容の話がボクの頭の中に強く残っています。その当時、仕事上の悩みを持っていたかなんかで、決断の勇気をもらった記憶があります。手帖にメモが残っていました。
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●あなたは明らかに違った行き先に向かっているバスに、自分が乗っていることに気がついた。乗った当初はそのことに気がつかなかったが、しばらく乗っていたら間違いに気づいたのだ。
●その時、バスを降りて乗り換える(またはスタート地点に戻る)ことをせずに、どんどん目的地と違う方向に向かうバスに乗りながら、あなたはバスの行く先が変わることをひたすら願い続ける。
●バスを降りて乗り換え(またはスタート地点に戻る)ないかぎり、目的地に着くことはできない。願っても祈っても無駄なのだ。しかしなぜ、あなたはバスを降りないのか?答えは簡単だ。もう一度スタートラインに戻る決断力と勇気がないだけなのだ。
●行き先が違ったバスに乗ったのが間違いだったのではない。あなたの過ちは、行き先が違うとわかっていながらバスに乗り続けたことだ。
●バスの運転手があなたにとって感じのよい人でも、あなたの質問に丁寧に答えてくれる人でも、行き先の違ったバスに乗っていたのでは、絶対に目的地に着くことはできない。
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今回のアルビレックスの監督交代劇のニュースを知り、この話を思い出しました。いや別に、片渕監督の運転するバスの目的地がJ1でなかったとは言いませんが、是永社長の「バスを降りて乗り換える」という勇気と決断力には敬意を表します。勇気ある行動によって歴史は作られます。