金沢戦はみごとにホームの雪辱を果たし、2-1で勝利しました。前節・千葉戦の敗戦のショックを払拭する勝利に、アウェイに駆けつけたサポも、DAZN観戦のサポも、歓喜の喜びに浸ったことでしょう。おめでとうございました!ありがとうございました!
先発メンバーはこんな感じです。
テセ
至恩 善朗 大本
島田 中島
堀米 舞行龍 マウロ 田上
藤田
ここのところ数試合は、SBに史哉を使うか使わないかの選択肢はあるものの、ほぼ先発は固定メンバーって感じになってきました。ロメロとシルビーニョは今節もベンチ入りはしておらず、「やっぱりケガの回復が遅れているのかな?」と心配しています。
前半からやたらDAZNの解説者が至恩のことを誉めてくれて、なんか気分よく試合を見ることができました。その至恩のクロスから何度かチャンスも生まれましたが、前半を両チームスコアレスで折り返します。
後半に入ると、善朗がいろんな所に顔を出してプレーするのが目立ち始めました。よく見ると、中島とポジションチェンジしてボランチに入っていたんですね。これが功を奏します。
ゲームが動いたのは後半10分でした。マウロからの長い縦パスが、右サイドのテセを狙います。ここからが圧巻でしたね。競り合う金沢のDF石尾を右肩で吹っ飛ばしたテセは、倒れるもすぐに立ち上がり左足一閃。ボールはGKのギリギリ届かないゴール左隅へ。待望の先制点です。
あーん!テセさん!すばらしい!まさにテセらしい、重戦車って感じのプレーでした。今までのアルビ史上では、お目にかかることがなかったプレースタイルです。テセはこれでチーム最多タイの7得点目。新太と至恩に並びました。頼もしいこと。
得点という役割を果たしたテセは、62分に交代します。OUTはテセと大本、INは史哉とヤムケンの2枚替えです。史哉が左SBに入り、堀米が1列前にポジションチェンジです。
交代直後に、右サイドをドリブルで突破した至恩からビッグチャンスが生まれました。最後の史哉のシュートは惜しかったですね。でも、きっと史哉のJ初ゴールも近いな…って予感させるプレーでした。
追加点が入りそうだな…なんて油断していたわけではないんですが、67分にゴール前で中島が痛恨のミスを犯します。相手選手(本塚)にボールを奪われると、そのまま同点ゴールを許します。痛い!痛すぎる!「まさか…このまま…」と一瞬不安がボクの胸を過ぎったのは事実です。だけどタイミングよく飲水タイムが入り、その直後にドラマが待っていましたね。
またもマウロからの縦パスが、右サイドの至恩に渡ります。至恩がドリブルで仕掛けると、金沢の選手3人が至恩をマーク。なんか数分前の史哉のシュートシーンと同じような(デジャヴか?って思いましたよ)形です。至恩が3人も相手を引き付ければ、当然他の選手はフリーになります。さらにこのシーンでは、中央からゴールに向かって走るヤムケンがもう1人金沢の選手を引き付けていましたからね。左からゴールに迫る堀米は、完全にフリーです。至恩は冷静にそれを見ていましたね。絶妙なパスが堀米に通ります。
トラップして左足一閃。キャプテンの美しいシュートが、ゴールネットを揺らしました。これが決勝弾となりました。
はい。ヒーローインタビューに応じるキャプテンです。今シーズン2点目。いずれも勝利を決める決勝ゴールというのが素晴らしいですね。最近は本職のSBではなく、1列前で攻撃力を発揮する場面が多い堀米。中島のミスを救う美しいシュートでした。
もちろんそれをお膳立てし、この試合何度も何度もチームにチャンスを作りだした至恩の「魅せるプレー」は、もはや芸術品ですね。まさに「新潟の至宝」です。「至恩の柔」と「テセの剛」、いい新潟の味が十分発揮された昨日の金沢戦でした。
選手も監督も嬉しそうです。ヨカッタ、ヨカッタ。ボクらも嬉しかったですよ。今シーズンも残り7試合。最後まで全力で応援し続けますぜ!結果がどうであろうとね!
【追記】中島は昨日のミスを反省し、来シーズンも新潟でプレーをするように!大阪に帰ってはいけません!