週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

それはちょっと違う!

2023年07月10日 | アルビレックス新潟

先月のこと。J1の下位グループに位置する3チームから、それぞれのチームのエースが、シーズン途中で海外に移籍することになり話題になりました。横浜FCの小川航基選手(→オランダ1部・NECナイメヘン)、湘南ベルマーレの町野修斗選手(→ドイツ2部・キール)、そしてわがアルビレックス新潟の伊藤涼太郎選手(→ベルギー1部・シント=トロイデンVV)の3人です。3人が3人ともチームの中心選手であり、チーム内の最多得点選手。各チームともに、エース移籍のニュースにショックを受けたサポーターは少なくなかったでしょうね。

このニュースが報道されたとき、ボクは多くの周りの人たち(職場の同僚とか、趣味の仲間とか、ご近所さんやガソスタの兄ちゃん)から声をかけられました。「またアルビはエースを引き抜かれるんだって?」「伊藤涼太郎ってハットトリックをした選手でしょ?」「去年もシーズン途中でエースの本間至恩が移籍したよね?」「金のないチームは哀しいねぇ…」「外国人選手もいい選手はみんな他所に行っちゃうもんねぇ」「浦和だっけ?アルビで活躍した外国人選手を取るのは?」「八百政さんもショックでしょ?」「アルビはもう今年ダメなんじゃね?」などなど…。まぁアルビに関心をもってくれるのはありがたいことですけどね。

でもね。ちょっと待ってよ、セニョール&セニョリータ。確かにアルビレックスは、今までに何度も活躍した外国人選手を他チームに持って行かれました。エジミウソン、マルシオ・リシャルデス、ラファエル・シルバ、レオナルド…(あはっ!みんな赤いチームだ!)。だけど、昨シーズンの本間至恩と今年の伊藤涼太郎の海外移籍は、これらの外国人選手が他チームに引き抜かれるのとは全く意味が違うし、ボクらサポーターの思いもそれらとは全然異なります。そこを理解してほしいんだよなぁ…。

プロサッカー選手がアルビレックス新潟で実力を付け、その実力を認められて海外チームからのオファーを受け、自らの夢を叶えるために海外に旅立つ。これってボクらサポーターにとっても実に誇らしいことで、心から応援して選手を送り出しているってことを理解して欲しいんだよなぁ。もちろんボクらサポーターにとっては当然の感情なんだけど、新潟県民の中には「新潟は金のないチーム」「実力のある選手は長居をしないチーム」っていうステレオタイプな見方でアルビを捉えている人たちも少なからず存在していることが、ちょっと悔しいです。

さて話は変わりますが、先週信じられない移籍のニュースがボクらの耳に飛び込んできました。「J2首位の町田ゼルビアが、同2位の東京ヴェルディからMFバスケス・バイロン(23)選手を完全移籍で獲得した」というのです。J2首位クラブがシーズン中に、J1昇格を争う2位のクラブから直接選手を獲得するという「禁断の移籍」です。バスケス選手は青森山田高校出身。今年から町田を率いる黒田剛監督は、恩師ということになります。

う~ん。これってどうなんですかね?バスケス選手は悩みに悩み抜いて、相当な覚悟をもってこの移籍を決断したんだろうけど、シーズン途中にこのオファーを出した町田というチームや黒田監督にボクは疑問を感じるなぁ。バスケス選手がベルディで燻っていた選手ならまだしも、レギュラークラスの選手ですからね。これって「仁義に欠ける行為」だと思います。昨日(9日)行われた町田Vsヴェルディの直接対決には、38000人を超える観客が詰めかけたそうですよ。

ボクらアルビサポーターにとって、絶対に忘れられない「2009年のペドロ・ジュニオールのシーズン途中のガンバへの移籍」の記憶が蘇ります。あの年は、貴章、大島、ペドロ・ジュニオ-ルの大活躍で、アルビは好スタートを切ったんでした。それが「まさか!」の「シーズン途中でペドロ・ジュニオールがガンバに移籍」。ショックを受けた記憶は絶対に忘れられないボクらの歴史です。「こんな理不尽が許されるのか!」って憤りましたよね。バスケス選手の移籍のニュースを耳にし、その時のことを思い出しました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする