私は首のヘルニアで7年間まともにピアノが弾けない時期がありました。
右腕に痛みが出てしまい、指がパンパンにむくみ、手の平が常に熱で熱くなっておりました。
15分弾くのがやっとで、半年くらい経って30分弾けるようになりましたが、それ以上は無理でした。
忘れてしまいましたが、1時間弾けるようになるまでに1年はかかったと思います。それ以上はどう頑張っても1時間半が限界で、それが7年続きました。無理をして弾いてしまうと、そのあと2~3日はピアノが全く弾けなくなるという状態になり、生徒さんのレッスンは続けていたので、左手だけでレッスンをしていました。
それがある時、急に2時間弾けるようになり、そこから1週間くらいで2時間半。そのあとは3時間弾いても何ともなくなり、気力さえあれば何時間でも弾けるようになりました。
徐々に弾けるようになってきた頃に、こちらの動画の様な体操を毎日するようになりました。
ピアノを弾く前に必ず行い、就寝前にも行いました。
歩きながらでもできるので、そんな時にも行いました。
実はこれは、学生の時にゼミの先生が手の体操があるとコピーをして渡して下さったもので(本を買うととても高いからと)、その時は全く試さなかったのですが、それから10年くらいして何気にその存在を思い出しやってみたのです。
続けていると指の間が以前より開くようになり、それまでハノンやスケールでウォーミングアップしなければ指が動かなかったのですが、この体操をするだけで問題なく動くようになりました。
たくさんありますが、毎日できて覚えきれるものを選んで行いました。トータル5分。
これを結構長い期間、10年位は毎日しておりました。
そうしましたら、同じようなものが、ある学校の教室に貼ってありました。
記念に写真に撮ったのがこちら。

こちらは、演奏前に体をほぐす時用のものだと思います。私も演奏前にはこのようなことをしています。
初めの1分半位のものは私はしておりません。上の写真のように肩や手首をほぐすところから始め、そのあとに指の体操に移っていました。