パデレフスキーコンクールのファイナルで、シマノフスキ―の協奏交響曲(Symphony Concertante No. 4, Op. 60)を演奏されたポーランドのピアニストがいらっしゃいました。
初めてこの曲を聴きました。
面白いです。魔法の国の物語のような感じ。
この曲は交響曲第4番でもあるようで、シマノフスキ―最後の管弦楽作品で、唯一のピアノ協奏曲なのだそうです。
交響曲だけあり、オケの厚みや色彩感たっぷり。
ピアノもオケの一員のようでもあり、オケにはない色彩担当でもあり、鑑賞するには楽しめます。
ピアニストの持ち味が色々と出せそうですが、この曲をファイナルで選ぶのは勇気がいる気がします。
ピアノが際立つというより、オーケストラとの一体感の方が必要なのかな、と思ったりして・・
ポーランドのコンクールでポーランドの作曲家の作品だから選曲できた気もします。
色々なタイプのピアニストがいて良いので、自分の持ち味を知ってもらえるこのような機会を作るのは良いと思います。
パデレフスキーコンクール、セミファイナルで全員モーツァルトのコンチェルトを弾いたり、新作の課題曲があったり、割と大変なコンクールだと初めて知りました。
追記
このコンチェルトを演奏されたピアニストが1位を獲得されました。