おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

シマノフスキ― ピアノコンチェルト

2022年11月19日 | コンサート情報

パデレフスキーコンクールのファイナルで、シマノフスキ―の協奏交響曲(Symphony Concertante No. 4, Op. 60)を演奏されたポーランドのピアニストがいらっしゃいました。

初めてこの曲を聴きました。

面白いです。魔法の国の物語のような感じ。


この曲は交響曲第4番でもあるようで、シマノフスキ―最後の管弦楽作品で、唯一のピアノ協奏曲なのだそうです。

交響曲だけあり、オケの厚みや色彩感たっぷり。
ピアノもオケの一員のようでもあり、オケにはない色彩担当でもあり、鑑賞するには楽しめます。

ピアニストの持ち味が色々と出せそうですが、この曲をファイナルで選ぶのは勇気がいる気がします。
ピアノが際立つというより、オーケストラとの一体感の方が必要なのかな、と思ったりして・・

ポーランドのコンクールでポーランドの作曲家の作品だから選曲できた気もします。


色々なタイプのピアニストがいて良いので、自分の持ち味を知ってもらえるこのような機会を作るのは良いと思います。

パデレフスキーコンクール、セミファイナルで全員モーツァルトのコンチェルトを弾いたり、新作の課題曲があったり、割と大変なコンクールだと初めて知りました。




追記
このコンチェルトを演奏されたピアニストが1位を獲得されました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パデレフスキーコンクール ファイナル

2022年11月19日 | コンサート情報

ファイナルのライブは起きていられなかったので、朝に奥井さんだけまずは聴いてみました。

ショパンの2番です。

フレーズの終わりを、歌のようにまとめられる技術を持っていると思いながら聴いていました。
曲線的に歌い終え、始められる。そしてセンス良く。

繊細さと潔さが同居し、上手くバランスが取れた上手いピアニストだなと思いました。

以前、生で聴いたときの印象、楽しませてくれたらもっと良いのに、という感覚はやはりそのまま私の中には残りました。

しかし、完成度の高さは流石。本物のピアニストにちゃんと成長し続けていると、嬉しく思ったのでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする