結果発表まで随分と長いセレモニーが続いた今回のロン=ティボーコンクール。
ショーアップされ過ぎていて、あの状況では結果を聞いて1位が2人で良かった、と変な安堵感を持ちました。
残る2人が前に出させられて、ナンバーワンはなどと言われては、ナンバーワンではなかった人がいたたまれないと思っていました。
順位発表前に、プレス賞とか聴衆賞とかオーケストラ·ミュージシャン賞とかいうものを受けた人が1曲弾く、という驚く光景があり、最後は1位の2人が数時間前に弾き終えたコンチェルトを再び弾く、というまたまたビックリなセレモニー。
バタバタ詰め込まなくとも、翌日に落ち着いてやっても良いのでは、と思いながらも予算の都合かなと思ったり、配信も前回はmediciの綺麗な画像と音質でしたが、今回はどうしたらここまで可笑しなことになるのかという残念さ。
と私なぞは思いましたが、世界で活躍をしようとする若者にはこのハードなセレモニーは何てことはなかったようで
高坂さんの記事です。
タフで演奏する喜びが満ちていないと、コンサートピアニストは務まらないな、とつくづく思います。