曲の好みには年齢や男女差があるように思います。
小さい頃はディズニーに憧れ、次はジブリとなって来るようです。
どちらも私は好きですが、ディズニーは美しい、楽しいで大体終わってしまう音楽。
しかし、ジブリはもっと先のものがある音楽だと思っています。
久石さんのハーモニーは、心の中の虚無感、哀しみも伝えてくれます。
しかも、ピアノで演奏しても無理がないことが素晴らしいと思います。
趣味で長く楽しみたい生徒さんの選曲。
中学生位まではこの2つで結構選べますが、それ以上になり、しかも練習時間がほぼ取れないとなると探すのに苦労するようになってきます。
クラシック音楽の有名どころの小品を弾き尽くし、連弾でなんとか繋ぎ、あとは練習が必要になる曲しか残っていないとなると、何が弾けるかと悩みます。
ここまで弾けるようになったら、あとは一人でも好きな曲は弾けるのではないかとも思ったりしますが、通い続けてくれているのは何か励みになることがあり、学ぶことを継続する意志があるからなので、なんとか応えたいと思うわけです。
そんな中で、今年は高校生の生徒さんに教えてもらった「NieR:Automata」にたいへん助けられています。
その生徒さんは父子でそのゲームを楽しんでいるとのこと。
ゲーム音楽にありがちな、ピアノには向いていないという曲かと恐れましたが、そのようなことは全くありませんでした。
心情や情景がゲームを知らなくとも感じ取れる音楽で、ピアノで弾いても弾きにくさや陳腐な感じはしません。
結局、そのゲームを知らない生徒さんを含め、5人のピアノ男子にその曲集を購入して頂き弾いてもらっています。
この曲集を始めるまで遅刻がちだった社会人の生徒さんが、前の生徒さんのレッスン終わりには到着してフロアの椅子に座って待っているようになりました。
わかりやすい
彼は中学生の頃からレッスンを続けてくれています。
優しい音を持っていて、今もそれは変わりません。
昔から落ち着いているので、何度きいても年齢がわからなくなりますが、20代後半です。
高校生から20代の生徒さんに好評のこの曲集。
楽しめます。
サウンドトラックです。
NieR:Automata Original Soundtrack | SQUARE ENIX
3-10 澱んだ祈り/星空は、1ページだけの曲ですが、是非弾いていただきたい曲。
3-7 イニシエノウタ/贖罪は、サウンドトラックでは歌の曲ですが、ピアノアレンジでも弾きごたえがあり、カッコいいです。オススメ
楽譜が何種類かありますが、Ⅰ、Ⅱの代わりに一つ一つゲーム名があるのだそうです。
こちらの楽譜を使っています。
こちらも持っている生徒さんがいます。
悪くありませんが、上の楽譜の方が全体に魅力があります。
アレンジはどちらもキレイで、不自然さやピアノでの弾きにくさは、ほぼありません。ピアノが美しく響きます。