おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

仲道郁代さん ベートーヴェン マスタークラス 前編 亀井聖矢さん

2022年12月07日 | コンサート情報

確か、クライヴァーン・コンクールの後に、仲道さんによる亀井さんと吉井さんのマスター・クラスがあったと思います。

聴きたかったな、と思っておりましたら、youtubeで公開されておりました。

まずは、亀井聖矢さん。ワルトシュタインです。


このマスター・クラスはベートーヴェンのピアノソナタのレッスンです。


将来が期待される若手のお二人に、どのようなレッスンをされるのだろうと拝見しました。


この細かさ。
あ~、レッスンってこういうのだったなぁ、となんだか久し振りにワクワクし、見入ってしまいました。


仲道さんは私と同世代ですが、蓄積したものの多さに感嘆。
こうして良いものを伝える人がいて、それを受け継ぐ人がいる。

仲道さんがこんなにベートーヴェンに熱中されているとは知りませんでした。


そして、ピアニスト目線からお客様をどう支配するか(威圧的にという意味ではありません)、時間や空気を操るところまで伝えていること。
興味深かったです。


ドイツ語のお話を少しされていました。
ドイツ語は息を吐く言葉なので、身体があまり上がらない、音が浮き上がらない、ということをお話しされています。


やはり音楽と言葉は関係していると思ったのでした。

霧島でダン・タイソン氏のレッスンを毎年受講していた知人が、ダン・タイソン先生はその作曲家の言葉がマスターできなければ、その作曲家の作品は弾かない、とおっしゃっていたそうです。


音楽家にとって語学はとても大事だと、改めて思いました。


コメント
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