第17回チャイコフスキーコンクール。
今回は見る気になれず、全く見ておりませんでした。
ただ、記事は目に入ってきていたので、ファイナルに13歳の時から知っているセルゲイ·ダヴィチェンコ(ロシア語ではダヴィドゥチェンコと聞こえます)君と中央音楽学校時代にマルチェンコ先生の生徒さんだったマリーニン君がファイナルに進んだことは知っていました。
結果、ダヴィチェンコ君優勝、マリーニン君2位。
例によって2位以下は複数名選ばれています。
子供の頃から演奏を耳にして来た二人の活躍はとても嬉しい反面、この状況下で開催された初のチャイコフスキーコンクールの優勝者、入賞者であるわけで、今後の活躍がどのようなものになり、どう評価されるか不安でもあります。
このコンクールを子供の頃から目指していて見送ったであろう実力者もいるはずです。
今受けては国際的に活動できる道が断たれてしまう可能性もあります。
音楽で訴えたい考えもあるだろうし、心が受け付けられずこの場で演奏する気になれない人もいたと思います。
若者の未来がこうして巻き込まれていくことはあってほしくないです。