おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

セルゲイ·ダヴィチェンコ君

2023年07月01日 | コンサート情報

第17回チャイコフスキーコンクール。

今回は見る気になれず、全く見ておりませんでした。
ただ、記事は目に入ってきていたので、ファイナルに13歳の時から知っているセルゲイ·ダヴィチェンコ(ロシア語ではダヴィドゥチェンコと聞こえます)君と中央音楽学校時代にマルチェンコ先生の生徒さんだったマリーニン君がファイナルに進んだことは知っていました。

結果、ダヴィチェンコ君優勝、マリーニン君2位。

例によって2位以下は複数名選ばれています。

子供の頃から演奏を耳にして来た二人の活躍はとても嬉しい反面、この状況下で開催された初のチャイコフスキーコンクールの優勝者、入賞者であるわけで、今後の活躍がどのようなものになり、どう評価されるか不安でもあります。

このコンクールを子供の頃から目指していて見送ったであろう実力者もいるはずです。
今受けては国際的に活動できる道が断たれてしまう可能性もあります。


音楽で訴えたい考えもあるだろうし、心が受け付けられずこの場で演奏する気になれない人もいたと思います。

若者の未来がこうして巻き込まれていくことはあってほしくないです。

Grand piano competition 2018 続き - おとのくに♪♪

今年開催された16歳以下の子供たちのコンクール「Grandpianocompetition」のファイナルのコンチェルトの演奏をmedici.tvで聴くことができます。その中で気に入った演奏者が...

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作曲家を知ろう!エルガー

2023年07月01日 | 作曲家を知ろうシリーズ

今月生徒さんに聴いてもらう作曲家はエルガー。

エルガーと言えば何と言っても威風堂々。

エルガーの紙を渡した時に、「あっ、威風堂々作った人」と言った生徒さんが一人いました。


ニムロットも是非知ってほしい曲です。


先月のグリーグは、圧倒的に「朝」「山の魔王の宮殿にて」が人気でした。
ピアノ協奏曲イ短調もまぁまぁ人気でした。

ホルベア組曲の前奏曲は誰も興味を持たなかったのですが、とてもいい曲だと思うのに残念・・
メロディーが断片的で分かりにくかったのかもしれません。


エルガーはチッコリーニ演奏の「愛のあいさつ」を入れました。
これまで誰も演奏者についての感想を書いた生徒がいないのですが、チッコリーニの演奏でピアノの音の美しさを感じてもらえたらと思います。


チッコリーニは人前に出すまでにどんな曲でも2年間勉強し、必ず暗譜で演奏していました。以前に弾いた曲でも勉強し直していたそうです。

また、年齢に合った演奏にする必要があるとも仰っています。若い頃と年老いてからでは同じテンポでは弾けないわけです。

これは決してマイナスの意味ではありません。
比べるにも値しない自分のことを考えても、心当たりが大いにあり、むしろ、なぜこの味わいを見つけられずにいたのだろうと日々思います。


エルガー | Composer Sakkyokuka

Composer Sakkyokuka

 


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