おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ラフマニノフ前奏曲Op.23を10人のピアニストで

2023年07月31日 | コンサート情報

ヴェルビエ音楽祭で面白い企画がありました。

ラフマニノフ生誕150年という意味でだと思いますが、前奏曲Op.23の10曲を10人のピアニストで演奏するというもの。

若手、ベテランの混合チーム。

私は真央君の演奏に聴き入ってしまいました。
もしかしてロシアっぽさが一番あったかも。高音の澄んだ汚れなき音が救われる思いがしました。
とても丁寧に表現されていて、真央君だ~でした。

トリフォノフも良いと思いました。
この人はやはり音色の人だなと、彼の魅力はこういうことかと思いました。

カントロフも彼っぽい。
まとわりつくような音で、歌を聴いているよう。

それぞれのピアニストの特徴がクッキリです。


プレトニョフ、何度か聴くとジワジワ良くなってきます。
後ろに引っ張られていくようで前に進まない感じがするのですが、メロディーの絡ませ方が上手い。余裕です。伴奏のディミヌエンド加減もやはり上手い。浮遊する感じで、例により押し付けがましくなく、それなのにその音楽に引き込まれていきます。

コメント
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