オリジナルの連弾曲集「おとのくにへ」
昨年夏頃から使い始めました。
毎回きちんと練習してきてもらえれば、1回で終わらない曲があったとしても3カ月くらいで1冊終えられます。
曲は10曲。多くはありません。
この曲集を1年かけて終えた生徒さんがいます。
先週全曲終えて、「頑張ったね」などと褒めていたのですが、今週のレッスンで不思議な音の国の教本を忘れ、家に置いてきても良いこちらの連弾曲集を持って来ていました。
レッスン時間がたっぷりありましたので、「じゃ、全部順番に弾いて行こう」と総復習を始めました。
と・ところが、弾けない・・
音の読みがあやふや、というかCD伴奏のテンポについていけていません。
手も、指先でちょんちょん弾いている程度で、不思議上巻とこの曲集で腕を全部使ってピアノの音を鳴らすことを散々したにもかかわらず、尚且つ下巻でもそれをしているのに、全く活きていない・・
なぜ1年もかかったかは想像が付くと思いますが、それにしても何を学んできたのかとガックリきました。
結局、音楽は美しいと思う感性がないと何をやっても始まらないのだろうと思います。
この連弾曲集は、自分で編曲をしておいて自分で言うのも大変おこがましいのですが、しかし、子供たちの作ったメロディーはどの曲も私は本当に好きです。
通して聴くと、「あ~、いい曲だな」としみじみ思います。
不思議の上巻をイリーナ先生が総復習で全曲通して弾いてもらっている動画がありますが、30分レッスンではとても全曲は出来ません。
しかし、この10曲の連弾曲集でしたら可能です。
CDをかけて全曲通すことは自宅でもできます。自宅でのちょっとしたリサイタルです。
こんな使い方があったと、実は今日初めて気付いたのでした。
これからの生徒さんたちにやってみよう、っと。