本日、5年ぶりにチャリティーコンサートを開催いたしました。
コロナ禍で、先に延ばしている内にこんなに間が開いてしまいました。
そして私自身も、生徒の発表会の講師演奏で今年、久し振りに2分半位の小品を前日からドキドキして演奏したほど、人様の前で全く演奏しておりませんでした。
未知過ぎるのと、記憶力が相当衰え、練習中にポカンと音が分からなくなる現象に幾度となく初めて遭遇し、恐怖で発狂しそう、いや、いっそしてしまった方が楽か、と思いながら練習を続けてきました。
今回が人生最後のソロと決めていたので、何としても今日を生き抜かなければ、と思っておりました。他の人には大袈裟に聞こえますが。
曲目はほとんどが何十年も弾いてきた曲です。
こんなに練習するのも最後なんだなと思った時に、この曲と私は生きてきたんだなと、ふと思いました。
まぁ、なのに、本番はこんなんでお別れか・・と苦笑いでした。
自分の人生、こんなもんなんだろうなとも思った今日一日でした。
このチャリティーは10回はやると決めて始めたので、あと1回やります。
次は全曲連弾のプログラムで、ナレーションも入れて、と構想はすでに出来上がっています。
2003年から始めたコンサート。
20年経っても平和村の活動は縮小するどころか、広がっています。
地域は、アフリカ、中東、中央アジアが主になっています。
現在では、ドイツに治療のため連れてくるだけではなく、現地プロジェクトと言って、現地に病院やリハビリ施設を建て、現地で現地の人の手で治療リハビリできるよう進めています。
ドイツで治療を受けた子供たちが大人になり、そのプロジェクトを手伝ったりしているそうです。
こうして長い時間をかけ、数世代に渡り少しずつでなければ平和には近付けない現実。
知ることと忘れないこと。
それがなければ、あっという間に後退してしまうのだと思います。