このような方法から音感を付けて行くのは、グネーシンの動画でも見ることができます。
移調して行くのです。
難しい説明は一切必要ありません。
イリーナ先生は全ての白鍵で家で試してみてと。そして、正しく聞こえない時には黒鍵が白鍵の代わりになるかもしれないことを覚えておいて、とヒントを出しています。
動画を拝見すると、こうよ、とすぐに答えを教えていません。
両手の間に鍵盤がいくつある?ときいたり、本人が見つけるよう横から歌うだけにされています。
また、どの動画もそうですが、本人に決めさせています。
この曲を弾いてみたい?とか、どうですか?この音から試してみてみますか?とか。
付箋の色を選ぶのさえ本人に決めさせています。
本人の意思を尊重することもありますが、意思を持たせることをレッスンを通して育てていると感じます。
グネーシンもそうですが、最初は長·短2度~3度の音程からです。
ここでは短3度です。
フランスのフォルマシオン·ミュジカルの聴音の導入は、半音の聞き取りから始まります。