アマゾンわんわん日記 2018

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学校の閉鎖

2015年11月05日 | ブラジル雑記
ブラジルは今未曽有の「Crise クリーゼ」(危機)=金融危機 といわれます。
インフレ時代を彷彿とさせられるほど、商品の値段は上がり、企業は多くの人たちを解雇しています。

そんな中、マナウスでも名の知られた工業高等専門学校が新入生のための選抜試験を中止しました。

この学校はヨーロッパの精密機械機器メーカーが母体となって設立された、30年の歴史を持つ学校。
州立大学 連邦大学の工学部への進学率もよく、また、経済特区内の各国の企業への就職率もよい学校です。

新入生募集の中止の理由は、もちろん母体企業の経営不振。

州政府も事態を重く受け止め、学校への援助を検討し始めましたが、新入生募集の発表が突然のことだったものですから、まだ何の対策も足られていません。
州政府のほかにも、何社か他の国の精密機器メーカー、IT企業などが援助、また学校の経営引き継ぎを申し出ているそうですが、具体的な話にまでは至っていません。

    *     *     *     *     *

多くの人が解雇され、街の中は仕事を求める人であふれています。
せめて、子供たちが教育を受ける場所だけは何とか守る手立てはないか。
金融危機がこんなところにまで影響を及ぼしているということに、本当に驚かされます。


コメント
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