アマゾンわんわん日記 2018

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今日の一冊 「プラムクリークの土手で」

2015年11月30日 | 読書
クリスマスツリーを飾っていたら、何となく思い出したこの一冊。



「プラムクリークの土手で」

ローラ・インガルス・ワイルダー 作
ガース・ウイリアムズ 絵
恩地 三保子 訳


「大きな森の小さな家」の3冊目。

ローラとお姉さんのメアリー、お父さんとお母さんのインガルス一家は、アメリカの「大きな森」に住んでいました。
お父さんは広い土地での農業を夢見て、一家で開拓地へ移り住みます。
しかし、「インディアン保護法」により、じきにその地を去らなくてはならなくなりました。

一家は開拓地を出て、生まれ故郷の州の隣の州に移り住みます。
ここでは、初め「プラムクリーク」という川の土手の中の家に居を構えますが、そのうちに土地を手に入れ、家を作り移り住みます。
農業も順調に行きかけた時、異常気象にあったり、イナゴの大群に作物をすべて食べつくされたりと言った災害に襲われ、とうとうお父さんは出稼ぎに出なくてはならなくなりました。

ずっと家族で頑張って働いてきたインガルス一家。
お父さんのいない初めての冬を、ローラはお母さんを助けて働きます。

クリスマスの直前にようやくお父さんが帰ってきました。

クリスマスの夜、子供たちを連れて、お父さんとお母さんは町の教会に出かけていきます。
そこで、ローラは不思議な「木」を目にしました。

    *     *     *     *     *



夏に葉をつけるあたりに、うすいグリーンの紙が、たばねたり、細くリボンのように垂れさがったりしています。そしてその間には、ピンクの蚊よけ網で作った小さな袋が、びっしりぶらさがっていました。

        中   略

木の下には、いろいろなものが立てかけてありました。まあたらしいぴかぴかの洗濯板、木のたらい、バターつくりに使う撹乳器…

        後   略

    *     *     *     *     *

ローラが見たのは、教会の会員の人たちが作ったツリーでした。
この後、ローラはたくさんのプレゼントをもらい、夢のような夜を過ごすのです。

    *     *     *     *     *

ローラたちインガルス一家は、この後、様々な困難な目にあいます。
それでも、この夜のツリーの様子は、ずっとローラの心の中の希望の光となって輝き続けたのだろうなと思います。

私の心中に残るクリスマスツリーの一つ。
想いのこもったクリスマスツリーです。

コメント (8)
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