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選択するとき

2016年02月22日 | ブラジル雑記
「Segue um texto de uma coisa que me deixava (e me deixa) muito triste em época de resultado de vestibular:
a supervalorização dos alunos que passaram em cursos como medicina, direito ou engenharia em detrimento daqueles que passaram em cursos "menos concorridos" e por isso, julgados "menos importantes".
Ou ainda, ver pais menosprezando a escolha de seus filhos por não seguirem um "curso com status" só porque eles decidiram estudar e se aprofundar naquilo que gostam e sentem que têm vocação.
Como faz para mudar essa mentalidade tão atrasada?」


娘がFBに投稿した文章です。
ちょっと拝借。

内容は、簡単に言うと、

「ブラジルでは、大学の学部で「医学部」と「法学部」「工学部」が世間的に重視されている。大学受験時には、「医学部」「法学部」「工学部」の合格者が学校や予備校の価値を決める。そのため、教師たちはそのどれかの学部に合格した生徒たちを尊重し、その他の学部に進学する学生を軽視する傾向がある。このような「遅れた」考えを変えることができる日が来るのだろうか」

というもの。

思いっきり「意訳」なので一つ一つの単語の訳がそのままではありませんけどね。

ブラジルは…っていうか、私の印象としてはマナウスを含む地方都市は特に、「医学部」「法学部」「工学部」指向が強いと思います。
職に直結する勉強だからでしょうかね?
「医学部」「法学部」出身の人は、学部出身者でも「ドトール(ドクター)」と呼ばれますしね。

娘は昔から国際関係の勉強をしたいという希望があったので、これらの学部には全く興味がなく、高校でも予備校でも完全アウトローでした。
娘の高校時代の仲良しの友達は、現在はすべて医学部生、一人工学部生。

マナウスでは高校でも予備校でも「医学部」「法学部」「工学部」の合格者数が成績の決定要綱となります。
どんなに「良い大学」に合格しても、この3学部でなければ重要視されません。
娘は、予備校では3年間特待生で授業料免除で勉強していた関係もあって、予備校側の「意向」に沿わない学部の受験ということになり、様々な葛藤があったようです。

幸いにというべきか、不幸にしてというべきか、両親がその辺の事情をよく理解していなかったため、家で愚痴を言うということはほとんどありませんでした。
私も夫も、娘にそれらの学部が向いているとも思いませんでしたし。
反対に、国際関係学部への進学は大賛成でした。

そんなわけで、娘は Going My Way、私は私の道を行くという姿勢で、やってきました。
親から見ると「たくましいぐらい たくましい」という感じだったのですが、内心はいろいろと思うことがあったのだろうと思います。

「医学部」「法学部」「工学部」尊重の傾向は、特に地方都市においてはこれからも続いていくと思います。
それでも、自分の人生の選択は自分で行っていくもの。
少なくとも学校や予備校で、そのほかの学部の合格者に対して「軽視」するような傾向だけはなくしていくべきだと思います。
また、「成績が良い生徒は、この3学部を受験させる」という傾向を改め、生徒の特性をよく見極めた進路指導をしていってほしいです。

娘には周りに流されずに、これからも自分で一番良いと思う選択を重ねて行ってほしいと思います。




コメント
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