アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

今日の絵本「やまんばのにしき」

2015年08月21日 | 読書
6月に あまんきみこ さん作の「おにたのぼうし」を読んで以来、軽く「絵本ブルー」だったペケママ。
いろいろ考えさせられまして…
昔読んでなんて言うことなかったのに、読み返すと昔気が付かなかったことに気が付いたり、昔は何も感じなかった言葉一つが妙に気にかかったりすることがありますよね。

で、なぜか、ほかの絵本のことでも、何も書くことができなくなっていました。

お休みに入って、少し心に余裕ができて、絵本を眺めることができるようになって、最初に手に取ってみたのが、これ!!



「やまんばのにしき」
松谷みよ子 文    瀬川康男 絵

ばばあ VS やまんば

いえいえ、決して血みどろの戦いがあったり、知恵比べがあったりするわけじゃないのよ。
そこにあるのは、「ばばあ」と「やまんば」のほのぼのした時間。
「遠くにあっても相手を思いやる」という心の交流が、読んだ後にじ~んときます。

物語を少し…

ある、秋の月が美しい夜、村人たちがみんなで月見をしていると、空が急に暗くなり、激しい嵐になりました。
嵐の中から
「ちょうふくやまの やまんばが子供を産んだで、餅をついてもってくるように」
という声が聞こえました。

村人たちはびっくり。

慌てて餅をついて…さて、誰が持っていくか?!

「あかざばんば」と呼ばれる、ばあさまと若い男二人が持っていくことになりました。

山に登り始めて間もなくすると、若い男たちは逃げ帰ってしまいました。
あさざばんば は 仕方なく一人で山に登ります。

やまんばのところについてみると、やまんばは子供を産んだばかり。



「しばらく 手伝いをしていってけろ」と言われ、あかざばんば は やまんばの身の回りの世話をしたり、家の仕事を手伝ったりしました。




21日目にやまんばは「すっかり世話になった」と あかざばんば に 反物を一反持たせて村に返しました。

反物は切っても切ってもなくならない、不思議なものでした。
あかざばんば は 村の人たちみんなに分けてあげました。



その後、この村の人たちは やまんば に守られて、村にははやり病一つもなく、みな幸せに暮らしたということです。

    *     *     *     *     *

「やまんば」というキャラクターほど、様々な性格を持つキャラクターはいないのではないでしょうか。
「安達ケ原の鬼婆」のように恐ろしいものから、中には村人のために自分の命を投げ出してしまう長野県に伝わる「やまんば」の話などもあります。

そもそも「やまんば」とはなんぞや?!

年を取って山に捨てられた老婆だという説もありますし、戦いに負けた武家の女が落ち延びた姿だという説もあります。
私は後者の説を推しますが。

いろいろなキャラクターがある中でも、この「ちょうふくやまの やまんば」は、天真爛漫、あっけらかん、とっても人間臭いですよね。

「しんどいから 手伝いしてよ」って あかざばんば に 手伝いを頼むところなんか、うんうん わかる わかる って 思わずうなずいちゃう。

それに対して、あかざばんば も豪快で、一緒に鍋なんか囲んじゃって…

なんとも豪快で、ほっこりしたお話。
私を「絵本ブルー」から引きあげてくれた絵本でした!
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どこにしようかな?

2015年08月20日 | 生活
現在娘は留学先を検討中。
今月末までに希望校を決めて、書類を提出しなくてはなりません。

ブラジルには「programa Ciência Sem Fronteiras」という留学プログラムがあります。
国費で1年間海外の提携大学に留学できるというももの。
選考に際してはわりに門戸が広いようで、リオのお友達のお子さん、私の日本語の教え子、マナウスの娘の友達など、かなり多くの知り合いがこのプログラムを使って留学に出ています。
学費全額と生活費を補助してくれるというありがたいプログラム。
ただし、理系の学部の募集がほとんど。
いや、全部?
なので、文系の娘、参加できず。
残念!

娘が願書を出すのは大学の留学プログラム。
大学が提携する海外の大学に留学するもの。
大学は学費を負担してくれます。
ただし、生活費は自費。
そこがちょこっと苦しいところ。
ただし、これだと現在勉強している大学の在籍を休学扱いにしなくても大丈夫。
留学できる大学に制限はありますが、個人で大学を選んで完全自費留学となると、休学の扱いになりますから、その処理がいろいろと面倒なことになってしまうのです。

娘の大学の留学プログラムは、まず「言語」を選ぶところから始まります。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語の中から一つ選びます。
選んだ言語の枠で募集のある大学を選ぶのです。
たとえば、「フランス語」を選ぶと、主な留学先はもちろんフランス、それとカナダ東部とか、ヨーロッパの一部の国が枠に入ります。
「英語」だと世界中、わりとまんべんなく入ります。
ただ、言語を二つにわたって希望を出すことができないので、この辺が割と難しい。
悩みどころです。

言語を決めたら、次は大学選び。
その言語枠のリストにある大学の中から第3志望まで選びます。
この大学を選ぶ作業が、また、楽しいのよね。
ほら、こういうのって、結果が出るまでが一番楽しいじゃない?
選ぶ基準は、世界の大学ランキングとか、その大学の希望学部の主な研究物とか…

娘はその大学の卒業生もチェックしているそうです。
活躍している卒業生ね。

先日ヨーロッパのある大学について「ここの大学はどう?」と電話しました。
そうしたら…
「ママ、そこの大学の卒業生で現在活躍している人って、ラグビー選手の名前しか出てこないんだけど!!」

ぷっ!!

いや、娘もそこでラグビーに目覚めてくるとかさ…

さてさて、どうなりますか…
すべての大学の募集枠が一人とか二人だから、なかなか厳しい選考になるでしょうね。
とりあえず日本旅行中の父とマナウスでのんびりしている母は、保護者が提出しなくてはならない書類を1枚作るだけで大わらわ。
無事に昨日送付してほっとしています。

ラグビー大学、おもしろいかもよ…
まだ言っている母でした。
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TVぺけぺけ今日の料理 「おやつ 2種」

2015年08月19日 | 読書
ちゃっ ちゃら ちゃらちゃら ちゃっ ちゃっ ちゃ~(今日の料理のテーマで!)



今日は、ペケママには珍しい…っていうか初めてかも!!
「おやつ 2種」です!!

最初は、これ!!



マンジョッカ芋を使って作ったお菓子。
ボーロって日本で言ったらスポンジケーキみたいなものだけど、これはどちらかというと、ねっとり、もっちり。
練り切り的な食感というか…

作り方は簡単。

500gのマンジョッカ芋を適当な大きさに切り、紙パック中1箱分(395g)のコンデンスミルク、紙パック小一箱分(200g)のクレーメ デ レイチ(エバミルクのようなもの)、大匙2敗の小麦粉、小さじ2杯のベーキングパウダーと一緒にジューサーでぐわわわわんと混ぜます。
混ざったらそのまま型に入れて焼くだけ。

マンジョッカ芋ってこんなの。



粉にしてファロッファというブラジルごはんの付け合わせにしたり、タピオカっていうパンケーキのようなもの作ったりと、ブラジル庶民の食生活には欠かせないもの。
これのフリッタ(から揚げ)もおいしい!!

二つ目は、これ!!



クプアスという果実のムースのようなもの。
ブラジルでいうところのムースにするには、ゼラチンで固めなくちゃならないのですが…
ゼラチン、あると思ったのに、なかったのよ!

クプアスってこんな果実。



白い果肉は一つ一つ分かれているものの集合体。
その中に、大きい種がが入っていて、はさみで、そとがわの果肉だけをはがしていくの。
それが結構大変なのよね。

今回は、果肉だけのものを冷凍したものをいただいたので助かりました。

材料はボーロ デ マンジョッカと全く同じ。
小麦粉とベーキングパウダーがないだけ。

作り方も、同じ。
クプアス、コンデンスミルク、クレーメデレイチをジューサーに入れて、ぐわわわわん!!
あとは、冷蔵庫で冷やすだけ。
クプアスの酸っぱさがコンデンスミルクでやわらげられて、たまらん!!

    *     *     *     *     *

今回のクプアスもマンジョッカも、娘のお友達から農場直送のものをいただきました。
ただ、いただいたのが、娘がブラジリアに帰るその日だったので、娘には食べさせられなかったのよ。
どちらも娘の大好物のおやつなのですが。
残念!!

というわけで、ペケママのおやつ。
作ったはいいけれど、一人では持て余してしまい、結局人に食べてもらいました。
また3年後ぐらいに作ります。
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イッペー

2015年08月18日 | ブラジル雑記
日曜日のマニフェスタソンのニュースを、運転しながらラジオで聞いていました。
ラジオのパーソナリティがニュースを読みながらぽつりと一言。

「ジジャルマ バッチスタ通りの白イッペーが初めて咲いたのに、だれもそちらを見ようとはしなかったのですね。」

ジジャルマ バッチスタ通りは、マナウスのセントロと北部を結ぶ幹線道路。
そこが整備され、街路樹が植えられたのは、ワールドカップの前のこと。
なので、そろそろ3年?4年?

今年の7月、ブラジリアから帰ってきた娘は、中央分離帯に植えられた街路樹が大きくなっていてびっくりしていた。
でも、それが「白イッペー」だったなんて、全然知らなかったわ。

    *     *     *     *     *

それならば!
と、ちょうどそちらへ行く用事もあったので、白イッペーの花を探しに行きました。
バスで近くまで行って、途中でバスを降りて、あとは てくてく。

あれ?

あれかな??



枝の先のほうにちょぼちょぼと花がついているよ。

こっちのほうが見やすいかな?



それにしても、娘が写真を送ってくれた、ブラジリアの「白イッペー」とは、ずいぶんな違いじゃない?



    *     *     *     *     *

黄色イッペーもそうよ。

家の近所でようやく見つけた黄色イッペー。





しょぼしょぼ?
ずいぶん大きな木なんですけど。

一方、ブラジリアのイッペーは…



ど~ん!!

紫イッペーはどうだろうね?

イッペーはもともと海岸地方に自生していた樹木なので、暑いアマゾン地方ではうまく育たないのかな?
暑さに負けずにがんばれ~!!
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THE ブラジル弁当

2015年08月17日 | 生活
家の壁塗りは、先週の水曜日に無事に終わりました。
ほぼ一週間、お世話になったのが、近所の量り売りレストラン「VIZINHÂO(ご近所さん)」。

職人さんたちが大満足のお弁当。
月曜日がお休みなので、その日は別のお店のを探して買ってきたら、見た目もすごくまずそうだった。

家に職人さんたちが入った時のお昼って、その時々によって扱いが変わります。
お昼になると外に食べに行く人もいるし、雇主さんが届けに来る場合もあるしね。
その場合は、もちろん工事費の中にある程度含まれているんでしょうね。
今回は何度も頼んでいる職人さんなので、勝手知ったるでお昼は我が家で準備しました。
外に食事に出かけられると帰ってくるまでにすごく時間がかかることがあるので、家で食べてもらうと時間のロスを心配しなくていいから内心穏やかでいられます。

さて、水曜日、ペンキ塗り最後の日。
なんだかんだ言ってるけど、私、一度も食べていないのよね、この弁当。

なので、私の分も買ってみました。
職人さんたちと同じMIXショハスコ弁当。



でっかいピッカーニャの下に鶏肉とソーセージ。

こいつらにどいてもらうと…



その下には白ごはん、フェジョン(今回は茶色フェジョン)、ファロッファ(マンジョッカイ芋の粉)、マヨネーズ(ポテトサラダのことをこう呼びます)。
これでもかっていうほどのぎゅうぎゅう詰め。

これぞ、THE ブラジル弁当!!

ここのお店は肉の味付け一つとっても、牛肉ピッカーニャは塩をしすぎていないし、やわらかい。
ソーセージは塩気の強いものを使っていない。
鶏肉は味付けが塩だけでなく、リモン、オリーブオイル、塩、こころなしか醤油のような味までしていたような…
焼き加減の具合だと思うけどね。

ご飯やフェジョンの味もぼやけていなくて、しっかりした味付け。
決して濃すぎはしないのよ。

ブラジル弁当、まずいのものは最悪だからね~。

少し前に職場で頼んだお弁当では、すっごくおなかがすいていたにもかかわらずまずくてすべて食べられず、しかも、お肉を2枚ぐらい食べただけで気持ち悪くなってきた。

お店を選ばないと、こんなこともあるのよ。

量り売りレストラン「VIZINHÂO(ご近所さん)」

マナウス市内シャングリラ地区、スーパー「VENEZA」の前へ出る道の、最後の上り坂の途中にあります。
お弁当や量り売りのほかに鶏肉の丸焼き(ご飯付きで26レアイス(約1000円?))やタンバキのショハスコ(半身で35レアイス(約1400円ぐらい?))もあるよ~。
気になる方は、どうぞ!!

あっ、ナマ便で送れ!!は不可だからね!!


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朝日

2015年08月16日 | 生活
朝、畑に水をやりに行こうと家を出ると…



おお!
日の出!!




大きなお日様が、ゆっくりと地平線から昇ってくるよ。

ブラジルの朝日は、日本の夕陽。
夫はそろそろ日本に着くころかな?
飛行機が2時間以上遅れたって、電話があったけど…

まあ、夕日が朝日になっちゃうぐらいの距離を飛んでいくわけですから…

しかたがない

お日様は毎日、きちんと時間通りに昇って、沈んでいく。

考えてみたら、大したもんだ!!

夫、1年ぶりの日本。
のんびりして、おいしいものをたくさん食べてきてください!
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ええと、お土産は…

2015年08月15日 | 生活
夜に日本に出発するために荷物詰めをしている夫の周りを、三女のチコちゃんがうろうろ。


チコ・パパしゃん、その大きい箱はなあに?

夫・これはね、スーツケースっていうんだよ。

チコ・何がいっぱい入っているんでしゅ?

夫・日本のおばあちゃんたちへのお土産だよ。

チコ・チコちゃんもお土産になるでしゅ!!

夫・チコちゃんは腐っちゃうから やめなさい。


チコ・この背の高い入れ物はなんでしゅ?

夫・それは、ゴルフバッグだよ。
  ぼろぼろになっちゃったから、新しいのを買ってくるんだよ。


チコ・ふ~ん。
   じゃあ、帰りにはお土産に、ここにジャーキーいっぱい詰めてきてくだしゃい


ふふふ。
チコちゃん、帰りにはね、そこに、新しいクラブが1本、あるいは2本?確実に入っていることでしょう。
夫よ、ゴルフクラブのネット領収書が、風に吹かれて寝室の床に落ちていたわよ。
妻にしてみれば、かなり高額の…
まあ、ゴルフクラブって、このぐらいの金額はするもんなのだと思うけど。
この金額を見たら、妻の野良餌につぎ込む金額なんて、微々たるものね。
こういうものは、妻の目に触れないところに格納しておくように。

さ~、チコちゃん、お土産に何を頼みましょうか?!
どんな無理難題にしようか、楽しんだわ~。

ちなみに、魚卵系買い物は、最小限にとどめるように!!
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チコちゃんの宝物

2015年08月14日 | わんこにゃんこ
今日は、チコちゃんが、大切なものを見せてくれるんですって。
楽しみですね!!




あらま。
かわいらしいわんこだけど、それ、お姉ちゃんのじゃないの?




ぽにょ猫姐さんの意地悪が始まったわよ…



今日は、また一段とご機嫌ななめみたいね…
そういえば、昼間、とらこさんと大ゲンカしていたみたいだしね。








あら、そんな夢があったの?
それはちょっとねえ…









おまけ



ただし、ご飯時 限定!
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ENEM 2014

2015年08月13日 | ブラジル雑記
昨年のENEM(全国統一試験)の学校別の結果が発表になりました。

例年のように上位20位はすべて私立高が占めました。
サンパウロ州5校、リオデジャネイロ州4校、ミナスジェライス州4校、セアラ州3校、ピアウイ州2校、ゴイアス州1校、マットグロッソ ド スル州1校だそうです。

一位はサンパウロのOBJETIVO校です。

公立校はいつものことですが、上位に食い込むことはできずに、22位が最高順位でした。
公立校で最も成績が良かったのはエスピリットサント州のIFES校。
上位10校中、9校が国立、1校が州立の学校でした。
公立校上位10校中、ミナスジェライス州の学校が6校を占め、あとはエスピリットサント州、サンパウロ州、マットグロッソ ド スル州、ペルナンブコ州が1校ずつとなっています。

    *     *     *     *     *

アマゾナス州は州別のランキングでは下から2番目。
といっても、州全体の学力が低いというよりも、「特に点数が低い学校があった」ということらしいのですが。

アマゾナスで2014年度のENEMで一番点数が高かったのはラビニエンス校で全国では99位でした。
公立校ではコレージオ ミリタール校で全国では1112位でした。

    *     *     *     *     *

今回、GLOBOでは様々な観点からこの結果を分析したのですが、その中で興味深かったのが「生徒の平均在籍年数とENEMの得点の関係」。
分析すると、特に私立校で、高得点の学校ほど生徒の在籍年数が短いのだそうです。
これはどういうことかというと、高校生になると他校の成績の良い生徒を特待生などの扱いにして授業料免除などの形でスカウトしてくるのです。
そうすると、その学校で勉強した期間がたとえ3か月であろうと6か月であろうと、その子の成績はその学校の生徒のものとして現れますから。

多かれ少なかれ、どこの学校でもやっていることです。
しかし、先日、ブラジリアのある学校では、あまりに露骨にこうした操作をしたために保護者の間でも動揺が広がり、学校側が保護者に謝罪するということまであったそうです。

また、学校によっては成績の良い生徒にしか受験をさせないという学校もあるそうで、このENEMの成績がその学校のすべての学力というわけではありません。

    *     *     *     *     *

さて、成績が振るわなかった学校。
そのほとんどは農村部にある学校です。

日本ではどんな山間部でもある程度のインフラが整っていますから、それほど通学が困難だというところもないかと思います。
本当に通学が難しいところには寮などの施設が完備されているとかね。

でも、ブラジルの農村部はそうではありません。

アマゾナス州でいえば、朝暗いうちに自分でカヌーを漕いで船着き場まで行き、そこで学校に行くためのボートを待ち、今度はボートで30分から1時間かかってようやく学校へ着くという子がたくさんいます。
先日テレビで見た番組では、朝暗いうちに家を出て、徒歩で川を渡って、ようやくバス停に着き、そこからさらにバスで1時間以上揺られてやっと学校に到着するという子供もいました。

また、どうしても通学が難しいところでは、先生も生徒も学校に泊まり込みます。

こうした場所で勤務してくれる教員も少なく、大学で勉強して正式な資格をもった教員が赴任してきてくれるのもまれだということです。

    *     *     *     *     *

都市部の生徒たちは、保護者のマイカーで送り迎え。
先生たちも、きちんと大学、大学院修士課程を出た教員たち。
農村部の生徒たちは、何時間も歩いて、ボートに乗って、またはぼろぼろのバスに乗って通学。
先生は教えることに情熱を持っているだけの教員。

こうした状況の中で、同じ土俵で勝負するなど無理なこと。
今年、こういう問題を取り上げて、その問題を分析し始めたということはブラジルにとってちょっとした進歩なのかな?

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にっこり月

2015年08月12日 | 生活
いつものように早朝散歩。
朝4時半、まだ街灯の明かりがありがたい、真っ暗な道。
でも、この時間は車の通りもないので、安心してわんこを歩かせることができます。

コンドミニオの裏側の道は、少し前までは草むらが茂る道でした。
最近では新しいアパートやコンドミニオもできてきましたが、まだまだ静かな道。
草むらがあったころには、雨期になると蛍がたくさん飛んでいたものでした。

肌に涼しい空気がうれしい早朝。
空を見上げると、満天の星。
目のよく見えない私でもそう感じるのですから、目の良く見える人にとっては素晴らしい星空なんでしょうね。

星がよく見えるのは、月明かりも少ないから。

今日は三日月。
細い 細い カミソリの刃のような月。



暗いときに道路で撮影するのは不用心なので、少し明るくなってからコンドミニオの庭で一枚。

カミソリのような月というと冷たい感じがしますが、お空でだれかがにっこり笑っているような月ですよね。



なので、ペケママは「にっこり月」と命名。

明日は新月かしら?
もっと星がよく見えることでしょう。
今夜は流星群があるそうです。
南半球からはあまりよく見えないかも、ということです。
夕方になって雲が多くなっているから、どちらにしても星は望めそうにありませんが。

月や星を楽しめるのも、乾季で空気が乾いているおかげですね。
サンパウロなど、水不足で大変な地域もあるそうなので、雲がないのも良し悪しですが。
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