アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

ばばあ を 拾った

2015年08月06日 | 生活
おひる散歩はとっても暑い!!
いつも、アスファルトが溶け出す午前中にと心がけてはいるけれど、それでもやっぱり日差しがきつい。
夕方涼しくなってからいけばいいじゃない?
って思う方もいるかもしれないけど、夕方になってもまだ熱いのよ、アスファルト。
それに夕方は家の前の道路の交通量が増えるので、危なくてわんこ達を歩かせられないのね。

なので、午前11時過ぎぐらいが、現在の一日最後のお散歩時間。

先日も、わんこたちを連れて、てくてく。
アパートの木陰に入ったら、あ~、涼しいわ。

ほっとしていると、車の陰からいきなり「ばばあ」が現れた。

「ちょっと、あんた、こっちへ来なさい。」

ほえ?と思って近づいてみると…

「あんた、携帯持っていない?」

すみません、犬の散歩のときは持たないもので。

「私、ここでタクシーを拾おうと思ったのだけれど、タクシーは来ないは、暑いはで具合が悪くなっちゃったのよ。携帯電話も調子が悪くて使えないの。」

ここのアパートの門番君に声をかけてみましたか?

「かけてみたけど、誰もいないわ!」

あそこのガソリンスタンドまで行けば、きっと誰か携帯持ってますよ。

「あんなとこまで歩けないわよ。それに、あそこまでいくなら自分の家に帰ったほうが早いわ。」

はあ…まあ、でも、私もどうすることもできないので、タクシー見かけたら声をかけておきますよ。

と言って、わんこを連れて、「ばばあ」から逃げ出しました。

とはいうものの、気になるわよね。
というわけで、わんこを家の中に入れて、車で出てみました。

「ばばあ」のいたアパートの前までは、ほんの1,2分。
でも、いないわ。
もう一周回ってみると…
道路を渡ったところの家の門のところにいた。
おお、家に帰れたのか。

それでは私も家に帰ろうかともう一周すると…

まだ「ばばあ」門の前で立っているよ。

車を寄せて、声をかけてみました。

無事に家に帰れたんですね。

「あら?ここ、私の家じゃないわよ。私の家は、ほら、ここの2軒先。」

だったら、車で送りましょうか?

「いいわよ。だって、私、出かけるところなんだから。」

そんな具合が悪いのに、どこに出かけるんですか?

「銀行。ほら、あそこの銀行。」

聞けば、すぐ近くの銀行。

だったら、そこまで送りましょうか?その代り、帰りはタクシーで帰ってくださいね。

「あら?いいの?助かるわ~。」

助手席のドアを開くと、ばばあ、

「私、こっちがいいのよ~。」

と、後部座席を指さした。

はいはい、どうぞ。

車に乗り込むと、

「暑いわよ、この車!!」

だから、あんたのために冷やしてないっつーの!!

非常に、口の減らない、ブラジルのどこにでもいる「ばばあ」でした。
その口の減らない「ばばあ」に、道々「セニョーラみたいな、無防備なばばあにキャッシュでスペンサーでお金をおろさせる、「電撃誘拐」がはやっているんだから、こういう風に、ほいほいと誰の車にでも乗りこんだらダメなんだからね!!」と説教をするペケママでした。

ものの5分で銀行に到着。
アブラッソをしてお別れ。
無事に銀行に入っていくのを見届けてから、帰り道についたペケママでした。

はあ、「ばばあ」拾うのも疲れるわ~。





コメント (6)
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