日曜日のブラジリアの三権広場での暴動騒ぎの被害が現在洗い出されています。
例を挙げると...
連邦議会の下院だけで普段使われていたものとして
- コンピューター400台: R$ 2.138.000,00;(約5500万円)
- 印刷機 40 台: R$ 150.000,00;(約390万円)
- 各種ガラス類: R$ 100.000,00;(約260万円)
- 壁掛けスクリーン: R$ 10.000,00;(約26万円)
- テレビ2台: R$ 6.000,00;(約15万6千円)
- 電話機 11 台: R$ 4.100,00;(約10万6千円)等等
下院だけでもこうした破壊された実用品のリストが、実はまだまだ続くのよ。
これは下院の被害のほんの一部。
部屋を破壊する侵入者たち
大統領府ではブラジルを代表する画家 Di Cavalcanti氏の作品
「As Mulatas」が被害にあいました。
赤丸の部織物分
この被害額だけでも R$8.000.000,00(約2億円強)になります。
大統領府ではこのほかにも、建設された当時 ブラジリアの設計者オスカー・ニアマイヤーによって購入された家具類が壊されました。
これらの被害だけでも約3億円になるそうです。
連邦議会では 画家でもあり環境設計の分野で活躍したBurle Marx氏がデザインした織物作品なども被害にあい、中にはその上に放尿されたものまであるとか。
連邦議会の目玉でした!
その他にも芸術作品や歴史的な家具や調度品類など、本当に数えきれないぐらいのものが破壊されたそうです。
関係機関はこうした芸術作品などについて復元を試みるそうですが、それらの被害も相当なものになるそうです。
歴史的な調度品などの中には復元が難しいものもあるそうです。
数千人という恐ろしい数の人が押し寄せた今回の「暴動」。
一体何がそうさせたのか、恐ろしい限りだと思います。
一説によると一時拘束された人は2千人を超えたとか。
こうした人たちの取り調べを経て、政府は今回の「暴動」の核となった人たちの名前を発表し始めています。