ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

アビエーターも観に行って参りました

2005-04-01 23:27:54 | 映画
***ネタバレです***
同じ日に観たオペラ座の怪人の方は1日1回の上映で結構混んでましたしたが,こちらは広い部屋で1日何度も上映されるので,かなり余裕(汗)がありました。

ハワード・ヒューズは,最初レオナルド・ディカプリオの顔をしておりますが,後半になると,だんだん写真で見た覚えのあるハワード・ヒューズ氏の顔に近づいてきました。うまくなりましたねぇ。彼が主演男優賞取れなかったのは,本当に惜しかったですが,まあ,まだ30代に入ったばかりだし,これからでしょう。

私はハワード・ヒューズってどんな人だったのか,現在私達が飛行機で快適に旅行できるのは,彼の航空産業への貢献のおかげ,という事以外は,全くと言っていいほど,知らなかったのですが,彼は完璧主義で,異常なほどの潔癖症(と言うか感染恐怖症)なんですね。ええ~~!!そんな人だったの?とびっくりする所が多かったです。飛行機であれだけの事故に遭って死ななかったというのもすごいですね。

後半,ライバルの航空会社の陰謀で,戦時中に政府からお金をもらうだけもらったという事で横領の疑いをかけられ,最悪に病んだ状態で,公聴会に引っ張り出されるのですが,絶対不利と思われたこの公聴会で,なりふり構わず真実をさらけ出し,逆に場をかっさらってしまう所が圧巻ですね。ディカプリオの独特の高い声は,一癖ある人を演じるにはピッタリですね。

キャサリン・ヘップバーンという女優さんも,ほとんど知りませんでした。ただ1枚の写真を覚えていますが,それは,男のような(パイロット?)格好をして,飛行機に乗ろうとしていた物で,男らしい女優さんだなあ(笑)と思ってました。あの写真はまさに,ハワード・ヒューズ氏と付き合っていたという証拠だったんですね。
そのキャサリン・ヘップバーンを演じるケイト・ブランシェット,彼女の映画は,LOTR,The Gift,ヴェロニカ・ゲリンしか観た事ないのですが,どの映画とも全然違いました。カメレオン女優ですね。男らしくてサバサバした楽しい女優さんになり切ってました。

エヴァ・ガードナーは,全盛期は私の生まれる前なのですが,子供の頃,タイムか何かの古い写真集を見て印象に残ったので覚えてました。。。華やかで,引き締まったスタイルのいい女優さんでしたね。ケイト・ベッキンセールはまさにぴったし。後半自宅から出られなくなったヒューズ氏を訪ね,極端な潔癖症なのに汚くなってしまった彼の家に,ええ!こんなきれいな女優さんが!づかづかと入って,彼のひげをそってあげる所,いいですねぇ。

そしてイアン・ホルムです! 教授です。出番はあまり多くないのですが,何気に存在感のある,楽しい教授さんでした。

あっところで,ジュード・ロウ出てたんですか? しまった,終わってからクレジット見てて気が付きました(滝汗;)

音楽はハワード・ショアなんですね。それも映画館を出てから思い出しました(汗)が,そう言えば,確かに,一瞬LOTRっぽい曲が流れていたのを覚えています。私ったら,「や~ね,LOTRの真似してる~(ぼえ~)」って思ってました。

OOP CD : Chapter 21: The Eye on the Snake (1)

2005-04-01 23:02:03 | ハリポタ5巻
ロンは雪合戦している生徒に級長風を吹かせて「注意」しますが,逆に攻撃に遭ってしまいます(笑)。犯人はどうやらフレッドとジョージ,彼らはこんな形でクィデッチ出場権剥奪のストレスを発散させてる?

ハーマイオニーは,ハグリッドに「安全」な授業をやるよう説得に言ったようですが。。,まるで彼女の方が上司みたいです(笑)。いつもの事ながら姉御肌ですね。やはり彼女はMyrmidonの大姉御に違いない!(笑)(何の事かわからない方はこちら

月曜日,大広間のテーブルにハグリッドが戻ってきました。が,大多数の生徒は,あまり嬉しそうではない様子。それはハリーにもわかっていました。(ヘドウィグを治してもらって以来,ようやく,グラブリー・プランク先生に対する彼のアンフェアな「怨恨」は解けたようで)

いよいよハグリッド教授の授業の日がやってきました。
彼は,とても「珍しい」動物を紹介します。が,ほとんどの生徒にはわかりません。でもハリーには見えていました。例の,学期始めに馬車を引く「馬」です。彼以外には,ネビルとスリザリンの1人の生徒に見えているようでした。しかし,スリザリンの生徒達はもちろん,「ハグリッド嫌い」パーバティとラベンダーも露骨に嫌な顔。

ハグリッドが連れてきたのは,セストラルと言って,人の死を見た事のある者にしか見えない,という不思議な動物です。しかし,15才で,クラスで3人しか見えないというのは,ちょっと意外に思えましたが。。皆じいさんばあさんも健在なんでしょか? それとも,イギリスでは孫はじいさんばあさんの死に目には会わないのでしょうかね? あ~,もしかすると,お葬式で最後のお別れを‥というような習慣がないのかも。

話が逸れてしまいましたが(汗;)そこへ蛙お婆が視察にやってきました。しかし彼女の態度が何かヘン。あたかもハグリッドが普通の英語を理解できないかのように,大きな声でゆっくりと。人種差別に敏感なハーマイオニーは涙を流して激しく反応します。パンジー・パーキンソンは逆におかしくて,涙。

このシーンには,ハーマイオニーと同じように怒りを表明する方が多いですが,実は私は,蛙お婆の「ヘンな態度」が気になりました。前の章でも書きましたが,お婆は差別意識が強過ぎて,必要以上にビビッているのが見えるし,ハグリッドは情けで動く人,Dumblerode先生は信頼しても,紙で築いたアンブリッジの地位など気にしないでしょう。まあ,長い目で見れば,蛙お婆はハグリッドには勝てないな,と,いう気がしてきまして。。。

さて,ハグリッド先生の授業は如何だったか,意外にも,ハーマイオニーは誉めてますね。セストラルが,人によって見えたり見えなかったりする所が,大変気に入ったようです。


オペラ座の怪人を観ました

2005-04-01 01:45:11 | 映画
ちょっと遅めですが,オペラ座の怪人を観ました。
自宅近くのシネコンで,1日1回の上映の為か,ちょっとぎゅうぎゅう詰めでしたが,念のために開演1時間前に行ったので,結構いい席を取れました。

理系で小難しい芸術やお涙頂戴モノは超ニガテ,映画はもちろん?アクション専門で(汗),通常はほとんど観ないジャンルの映画なのですが,予告編に惹かれたのと,最近モーパッサン短編集というものを(何故か英語で)読んだばかりで,ちょうど同じ時代の同じパリでの話,という事で,ちょっと興味を持って,観る事にしました。

ホントは,得意ジャンルのナショナル・トレジャーと,どっちにしようか,迷ったのですが,こちらを選んでよかった,かな。

日本語では「怪人」ですが,英語の「Phantom」には,幽霊とか幻影とかいう意味があって,オペラ座でいろいろ問題を起こしていた謎の人物も「Phantom」なら,きっとあの事件の後は幽霊のようにクリスティーヌを影から見守り続けたであろう彼の後半生も「Phantom」。また「Phantom」が指しているのは,「彼」自身の事だけでなく,彼がクリスティーヌに抱いた幻影だったり,彼女が彼に抱いた幻影だったり,いるはずのない音楽の天使だったり,クリスティーヌの亡き父親の事だったり,あるいはオペラ座そのものが日常を離れた幻想の世界だったり‥,というような事まで指しているんだなあという気がしました。

人によっていろいろな解釈があると思いますが,私は平和主義なので,最後は温かいものを感じました。でも,悲しい結末とも,そうでないとも言えるし,ハッピーエンドとも,そうでないとも言えるし,本当に自分の考えも1つにまとめられないほどいろいろ考える事があります。

主要登場人物の3人も気になりますが,冒頭のオークションにも現れたバレエ教師,マダム・ジリーもちょっと気になりました。あのおサルのおもちゃを適当な値段まで吊り上げておいて,年老いたラウルに譲る所がカッコいい。それを演じるミランダ・リチャードソン,どっか聞いた事があると思ったら,次のハリポタ映画でリータ・スキーターを演じる人なんですね。リータ・スキーターは,控えめで凛としたマダム・ジリーとはまるで正反対なのですが,彼女のリータを観るのが楽しみになってきましたよ。

しかし「怪人」の恐ろしさを1番感じたのは。。。,Amazonを眺めていたら,映画のオリジナルサントラはもちろん,Original London Cast版までぽちっとなしてしまった瞬間でした(笑)。

Run!Run!Run!