ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

BBC版Hobbit 耳慣らし (1)

2005-04-06 01:36:14 | Tolkien・Hobbit
今週と来週は,HoMEがほとんど更新できず,こちらのBlogが寂しくなってしまいますので,ハリポタをちょっと中断して,BBC版ホビットを聴いてみようと思います。

BBC版LOTRの余興を買って,ホビットもBBC版を買ってみたのですが。。。
まずは1回,ざっと耳慣らしをしてみる事にしました。

‥‥お~,何だこのテーマ音楽♪は(汗)

最初に‥‥,声優さんの声に慣れなくてはいけません。前々から噂には聞いていたのですが,ガンダルフの声が,もう既に定着してしまった,映画LOTRやBBC版LOTRとは本当に全然違うんですね。好き嫌い云々以前に,まずガンダルフと認識できないんですよ。(汗)
ドワーフ達の声も,朗読CDも含めて,今まで聞いていたものとちょっと違います。どーもゴブリンの声に聞こえてしまう人が多くて‥‥。ただ,トーリンはさすがに威厳のある声です。また,このドワーフさん達は,なかなか歌♪が上手です。

BBC版LOTRと映画版LOTR(SEE含む)は,だいたい同じ時間です。という事は,もしや映画版ホビットがあるとしたら,BBC版ホビットと同じ位の速さで物語が進むのでしょうね。そういう意味では,BBC版ホビットを聴く,というのは,とても意義があります。

やはり短縮版という事で,トーリンのスピーチもそんなに長くなく,あっけなく,出発の日。そしてあっという間にトロルの谷へ。トロル達は,なんだか,BBC版LOTRのシェロブのような声。と言うか,シェロブは「声」出してなかったのですが(汗),何かそういう類のトーンの声なんですよ。

裂け谷のシーンで流れている音楽は,素朴ながら,BBCにも映画にも共通する,エルフ音楽の原点!という感じでした。エルロンド様の声は‥なんだかガンダルフより年上に聞こえます。。

そして彼らは霧ふり山脈へ。大混乱の中,困った事に,ガンダルフと,ドワーフと,ゴブリンの区別がつきません。しかし,トーリンの声だけははっきり確認できます。彼がゴブリンに勢いよく宣戦布告していると思っていたら‥

‥ビルボは1人。いよいよお待ちかねの,ゴラム登場!です。
ゴラムの足音が,ペタ,ペタ,ペタと聞こえて,なかなかかわいいです。最初にこの物語を読んだのは,LOTRを読む前の事で,原書でこの変なヤツのシーンを読むのは大変だったのを思い出しました。BBC版ホビットのこのシーンをメチャクチャ気持ち悪がっていた人もいましたが,今,聴いてみると,このゴラムはかわいいです。

それにしても,なぞなぞの出題が,やっぱり,オリジナルより少ないんですね。ゴラムの出す問題の答えは,全部は覚えていませんが,確か「山」「魚」「時間」‥等で,全て彼の生活に直結した物だというのが,なかなか興味深い所なので,映画版でも,あんまり省略して欲しくないですね。ちなみに,BBC版では,「山」と「時間」は残っているようです。

そして,ラッキーにも指輪をせしめてゴラムの後をついていくビルボ,ここも,ゴラムの?ビルボの?どちらか,両方か,定かではないけれど,ペタ,ペタ,足音がかわいい‥‥あ”っ! ホビットって,足音立てないのではっ! (汗;)

ところで,指輪の効果音が,大変美しいです。この物語の中で1番美しいものかもしれません。。。

ビルボは,脱出して無事に仲間に出会います。が,その後,もう,すぐに,ワーグがやってくるんですね。

という事で,1時間ちょっとの間に,ここまで来てしまいました。結構,次から次へと盛りだくさんで,忙しいです。

Odyssey読書 : 5 Calypso

2005-04-06 01:17:05 | BookClub
Atheneは,Zeusに,Odysseusの事が心配と訴えます。ZeusはHermesを,Odysseusを捕らえているCalypsoに遣わします。Hermesは遥々海を渡ってCalypsoの住む絶海の孤島Ogygiaに着きます。そしてZeusの命により,彼女にOdysseusを解放するよう言います。Calypsoは,永遠の命を持つ種族の者が,限りある命の種族の者と共に暮らすと必ずZeus様に仲を裂かれます。ついに私の番が来たのですか,と,嘆きますが,潔くOdysseusを解放すると,Hermesに告げます。

Odysseusはもう長い事,故郷を思って泣き暮らす日々でした。Calypsoは彼に,船を作って国へ帰るように,と言います。これを聞いてOdysseusは喜びますが,妻は,外見的にはCalypso様の美しさに比べたら取るに足りないものですが,私はどうしても家に帰りたいのです,と言い,その夜最後の‥‥‥(おいこら!Odysseus!)

そして,彼は船を作り,Calypsoから食物や飲み物,追い風をプレゼントされて,Phaeaciaに向けて出発します。ところが,ここで,Poseidonが彼を見つけ,懲らしめにかかります。彼は,強風と高波の試練を与えます。

そこへ,Odysseusの苦境を見たInoという元人間の娘,現在は女神,が,助けの手を差し伸べます。Odysseusはギリギリまで頑張ろうとしますが,ますます強い風を与えるPoseidonに負け,船を出て泳いで陸へ向かいます。

ところが,その辺りの陸は崖や岩場で覆われ,なかなか上陸がかないません。ようやく河口に着いたOdysseusは,その川の神に祈りをささげ,ようやく陸に上がって,一晩オリーブのベッドで休んだのでした。

‥Odysseus,女にモテますね。(笑)
Hermesが,Calypsoの住んでいる所は遠くて,それに途中人間からの「お供え物」もなくて大変だったというような事を言ってます。以前,神様は欲の皮が突っ張っていると書きましたが,もしかして人間のお供えがないと,生きていけないのでしょうか?(ちょっとかわいいかも)


Run!Run!Run!