ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter XII : At Rivendell (1)

2005-04-11 23:55:10 | Tolkien・HoME
裂け谷に関する下書きは,かなり激しく変わったようですが。。

ビンゴは目覚めると,ここはどこ?今何時?と天井に向かって話しかけます。すると「ここはエルロンドの家,朝10時,10月24日」(正式版と同じじゃん‥まあ,英語は微妙に変わっているんですけどね。簡単に言えば,正式版の方が全然洗練された言い方です)の声。
「ガンダルフ?」と驚くビンゴに,「そうじゃよ,お前さんはラッキーじゃった。家を出てからの数々のバカな行いにしてはじゃな」

どっちみちこの辺りは,下書きも映画も正式版もほとんど同じですので,いちいち書くのはやめにしときます。‥‥それにしてもかなり初期からこのアイディアは決まっていたんですね。

ガンダルフに,肩の具合は?と聞かれて,ビンゴは少しよくなったかもと言って,左手で右の肩(オリジナルはこうだった)を触って様子を見ます。ビンゴは,自分が「運ばれてきた」と聞いてびっくり,何があったのか,他の連れはどうしていたのか,ガンダルフにお話をおねだりします。

ガンダルフによると,グロールフィンデルは皆とビンゴの後を追ってきて,洪水の起きる直前,火を起こし,松明を点けて川に向かってきました。黒の乗り手達は2人(逃げた?)以外は皆流れの中に消えてしまいました。その後彼らは(ちょっと深くなっていたので)苦労して川を渡り,冷たくなっていたビンゴを拾って,後からエルロンドが差し向けたエルフ達も合流して,一緒に運んできたそうです。

そして,最初にグロールフィンデルを送ったのはガンダルフでした。(ここがちょっと正式版と違いますね)そしてRimbedirという人物も彼が送った,とか。。

Rimbedirって誰?かと思ったら,Trotterの事でした

ビンゴは,Trotterの事を,最初はアヤシイと思っていたけど,だんだん好きになってきたと言います。「何だか前にどこかで会った様な‥‥」
するとガンダルフは,「ホビットは皆よく似ているからのう‥」,とか言いますが,ビンゴ,「いやいやそんな事は‥‥Trotterは特殊過ぎ,ですよ!」

この後,ガンダルフは,彼らがビンゴをどうしようとしたのか,どうして彼らの馬は普通に見る事ができるのか,その馬達は彼らを怖がらないのか,等を,説明します。下のセリフを除いては,だいたい正式版と同じような感じですね。
For while the ring was on, you yorself were in the wraith-world, and subject to their weapons.
これはこう変わったとか。
For while the ring was on, you yorself were half in the wraith-world, and subject to their weapons they might have seized you.

ここからは鉛筆の下書きになるそうです。


ビンゴは,起き上がって友達を捜します。彼らは西側のポーチにいました。メリーは彼を見ると"Bingo, Lord of the Ring!"と囃し立てますが,ガンダルフに怒られます。
しばらく楽しくお話していると,ビンゴは空腹を感じます。

やがて夕食の時間,広間にはいろいろな種族の人達がいました。グロールフィンデルとTrotterはいませんでしたが,ビンゴはどっか別の広間にでもいるのかな?と思っていました。ビンゴは,隣に古式ゆかしいドワーフが座っていたのでびっくりしますが,‥‥そのドワーフは,かつてビルボと旅したトーリンの仲間の1人,グローインでした。

グローインは,ビンゴにドワーフの国や谷間の国についてお話してくれました。

いや~,ここは‥‥,映画にはなかったので,とてもわくわくしましたが。。ホビットの冒険を読んだ後,FOTRの映画を先に見てなかったら,もっともっとわくわくしただろうに~,と,ちょっと残念に思った所でした。

ところで,Trotterは,エルフの姫と一緒,というワケではなかったのかな。。。

Odyssey読書 : 7 The Palace of Alcinous

2005-04-11 23:50:43 | BookClub
OdysseusがAlcinousの宮殿に向かうと,水差しを持った少女に変装したAtheneがいました。彼は彼女に道を尋ねます。すると彼女は,Scherie人が彼に話しかけ,余計な議論を持ち掛けないよう霧で隠して,宮殿まで案内してくれて,さらに,次のような事を教えてくれます。

「Phaeacian(Scherieの人々)はよそ者を歓迎しません。彼らはPoseidonに特権を与えられた航海に長けた種族です。王の妻はAreteといい,同じ家の出身です。王家の最初の人物はNausithousと言い,PoseidonとPeriboeaの息子です。Nausithousは2人の息子,RhexenorとAlcinousを授かりましたが,息子を持たないRhexenorはApolloの殺されました。残された娘がAreteです。AlcinousはAreteに,他の家を預かる女性は誰も授かった事のないほどの名誉を与えました。彼女は賢く,男の争いすら和解させてしまいます。彼女に気に入られたら,あなたは国許へ帰れるはずです。

これを教えると,AtheneはScherieを後にしてAthensに移ります。

OdysseusはAlcinousの宮殿に入ります。そこは豪華な作りで,豊穣な土地が見渡せる見事な宮殿でした。彼は暖炉の灰の上に座って,Alcinousの慈悲を請います。これを聞いていたPhaeacianの長老Echeneusは,Alcinousに,彼に慈悲を与えるべきでしょう,と言い,彼の話に感動したAlcinousは,自分の国の船を使って,彼を国許へ送ってくれる事になりました。

その夜,Areteは,Odysseusが自分の宮殿の服を着ているのに気付き,あなたは一体誰なのですか,と尋ねます。Odysseusは,(Troy戦争後)自分の船を破壊され,Calypsoに助けられた事,しかし,Calypsoの愛も,故郷を想う気持ちには勝てなかった事,そしてその後の脱出劇と,Nausicaaとの出会いを語ります。(彼は自分の正体については語らず終いでした(多分‥))


Run!Run!Run!