ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Field of Blood : Chapter 3

2006-12-15 21:10:55 | Athelstan・Doherty
相変わらず,え~~!英語ってそんなにたくさん単語があるの~?(笑)な状態で,なかなか「許してくれず」読むのに時間がかかってしまいました。(汗)

今イギリスでは,AthelstanとCranston卿の時代を髣髴とさせるような,殺人事件が発生しておりますね。(一部報道では19世紀の切り裂きジャックを思い出す,とも言いますが)。。。狙われるのは,さすがにBBCではwhoreなんて言葉は使わず,prostituteと言っていますが,‥早く解決して欲しいものです。

Athelstanは,あるパブ付き宿屋(tavern)の庭の階段に林檎が彫り込まれているのを見て,ふと,
"But the serpent has entered paradise and our golden day is about to turn to night."
とつぶやきますが,これを見て私はびっくり。実はちょうど先週末に,ある英会話の先生と話をしていて,「snakeとserpentはどう違うんですか~?」と聞いたら,「基本的に同じ意味だよ,でも必ずserpentと言う所がある,どこか知ってる?」と聞かれ,皆??? 実は答えは,アダムとイブを誘惑した蛇の事。そうそう,まさにこのserpentなんですよ。

Athelstanのこんな行為に,思わず「かわいい!」(笑)
The friar sat down and plucked at some daisies, twirling them in his fingers, admiring their golden centre, their soft petals.
何かVHのカール君をイメージしてしまいます。(爆)

「hogshead of ale」という言葉が出てきて大受け。(笑) Hog's Headと言えば,ハリポタでお馴染みのパブですが,「豚の頭のビール」じゃありません(笑) hogsheadは,大樽の意味。実はガリバー旅行記にもこの単語出てきます。

アヤシイ新興宗教のリーダーのオヤジ曰く,ハーブ漬けうさぎは,
"It is good for a man to eat. The body may be a donkey but it must be strong enough to carry the soul, yes, Brother?"
(笑)

本を読んでいると,tavernという単語が度々出てきます。辞書を引くと,酒場,と書いてありますが,単なる酒場というより宿も併設しているような印象を受けます。指輪物語に出てくる,Prancing Pony(踊る小馬亭)のような感じでしょうかね。


HoME8 3-XI:The Houses of Healing (2)

2006-12-15 20:45:01 | Tolkien・HoME
前回ガンダルフがメリーに対してやっていた事を,正式版ではピピンがやっているんですね。微妙な違い(ガンダルフは自分でメリーを担げるけどピピンはできない,等)を味わうのも楽しいです。

でも,トールキンさんは,このシーンをまた考え直すようです。
<Outline>
ピピンは,半分目が見えず,おかしな状態の(でもhumorousではない)メリーを発見。メリーはsickhouseへ(ファラミア,エオウィン,メリー)
セオデン王は金に包まれ塔に安置される。ゴンドール式の防腐処置を施す。(え~と多分香油をつけてもらうんだと思いますが) そのずっと後にローハンに連れて帰るまで彼はずっと変らずあたかも眠っているかのようだったとか。ただし彼の白髪は伸び金髪に変り,その墓所からは黄金の川が流れ,何か危機に陥る度に
Arise, arise, Riders of Theoden
Fell deeds awake, Forth Eorlingas!
という声が聞こえてきたそうな。

大将達は都に戻って来たが,アラゴルンは野原にテントを建て,執政様にお会いしたいとメッセージを送る。しかし(ゴンドールの人達は)執政は自ら命を断ち,ファラミアは死の床にあると返事。すると彼はエレンディルのしるしを全て置いて,普通の人として都へ。アラゴルンはピピンとガンダルフに会う。メリーはどこかと尋ねる。エオウィンのニュースを聞き,エオメルとの再会を喜ぶ。
その夜アラゴルンは病人の看病を。ゴンドールの王は武力と癒しの力と両方を持ち,これが王としての印となる。ファラミアは目を開け,アラゴルンを見ると,お互いの間に愛情が芽生える。メリーも回復。
(あれ,エオウィンは。。。)
会議が開かれ,ガンダルフはデネソールの言葉は本当だと言う。敵との戦いに終わりはない。デネソール侯が指輪を使えばサウロンを倒せたかもしれない。しかしそうなれば,また別の邪悪が芽生え,サウロンが指輪を奪い返すのと変らない結果になるだろう。
ただ我々はまだ力を持っている,時間はない。サウロンは我々が指輪を持っていると思っている。。
</Outline>

この時既に,エオウィンを癒すのはアラゴルンの役目ではないと決めていたんですねトールキンさん。

もう1つ別のOutline。ん~~~? これはいつの話だ?

<Outline>
ミナス・ティリスの滞在と休息,そしてフィンドゥイラス(注意:当時フィンドゥイラスと言えばエルロンドの娘=アルウェンです)がやってくる。
ホビット達は,ローハンとセオデンの葬式,霧ふり山脈,裂け谷経由で帰宅。
サムは本を閉じ「これは昔々の話だよ。」

アラゴルンが王としてではなく,Forod公として,やってくる。
セオデンが安置されているのを見る。ガンダルフはどこだ? 彼はその後やってきて,セオデンの事と,ヨーレス(この当時Yorethと綴られています)からの伝言を伝える。
彼らは療病院へ。アラゴルン,アセラスを頼む。彼は病人達を治していく。ヨーレスはこの人は王に違いないと言う。

翌日,会議。ガンダルフの提言。メリーは殆ど回復したと感じる。会議でピピンとレゴラスとギムリは‥‥‥について話を。そして馬鍬砦でのエオウィンのアラゴルンへの告白について聞く。(レゴラスとギムリ,エオウィンのアレを盗み見したんでしょうかね?)そしてペラルギアへ行った話。
王達は東へ。1000のロヒアリムとドル・アムロス。モルグルを占領。罠と危険。
</Outline>

外人部隊ローハンの皆様,ご苦労様です。。

一瞬いつの話かと思いましたが,どうも,最初は,サムが「思い出」として後で語る事を考えていたようですね。

Run!Run!Run!