ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

さらに,タイトルで遊んでみる

2006-12-23 15:41:55 | ハリポタ7巻
さっき知ったかぶりで投稿したばっかり(笑)ですが,今度は,ネイティブの人達が,ハリポタ7巻のタイトルを一体どういう意味と取っているのかをちょっと調べてみました。結果,‥恥! わ~すいません;

ほほぅ~,ネイティブでもhallows=saint→まあ,キリスト教とは関係ないかもしれないけど,「人」ではないか,と見る人が多い中,1つ,大変興味深い意見を発見。
"Hallow" is used in place names all over England and the Eastern US.
場所の名前だよ,って事。その人によれば,Godric's Hollowって実はGodric's Hallowの変形ではないか?との事。考えられるのは,そこともう1つ5巻に出てきた,魔法省の,例のシリウスが消えた「archway」のある部屋ではないかと。

私と同じように,分霊箱つながりで4人の創設者の墓ではないかと見る人もいるようですが,

6巻はHalf Blood Prince。Princeが固有名詞でガクッ(笑)という記憶もありますので,Deathly Hallowsは,案外,ただの場所の名前かもしれません。

ところで,OED(The Oxford English Dictionary)では,「hallow」という単語は,複数形の場合,
"In plural, applied to the shrines and relics of saints; the gods"
という意味もアリだそうです。つまり,「聖堂,聖人の遺物,神」を表すという事。「shrines」はまさに指輪物語で使われたゴンドールの王の墓の場所の意味ですね。でも。。

え,遺物(relics)もアリですか!
また別の人に言わせると,Hallowsとは,アーサー王伝説もしくはケルトの言い伝えによると,「聖なる物」を意味するそうですが,その「モノ」とは,カップ(ダ・ヴィンチコードを読んだ人はさんざん耳に付きましたね,Holy Grail),剣,槍,そして石。
これと,deathlyという単語と結びつけると,思い浮かぶのは‥‥分霊箱?!

やっぱし英語の事はネイティブに訊け!ですね。(あったり前じゃん(爆))

まあ,いずれにしても,「人」「場所」「物」いろいろな説が出てきました。いつもながら,楽しい言葉遊びですね。(^^) 二重三重の意味も含まれているかもしれません。(英語は新聞の見出し等に何重にも意味を付ける事が得意ですからねぇ)

これは,5巻Order of the Phoenixに匹敵する,いろいろ憶測が憶測を呼ぶ,楽しいタイトルですね。邦訳タイトルは,なかなか付けられませんねぇ。(笑)

ハリー・ポッターと死の聖人
ハリー・ポッターと死の聖廟
ハリー・ポッターと聖者の遺品
ハリー・ポッターと謎のデスリー・ハロウズ(笑)

追記12/27:
ハリー・ポッターと聖者の秘宝


新しいタイトルで遊ぼう

2006-12-23 13:35:23 | ハリポタ7巻
*** ハリポタ7巻タイトルネタバレ ***
ところで,推測好きの私としては,さっそく,そのタイトルの意味を推測して遊ばずにはいられないわけです。(爆)

最初にハングマンを進めるうち,こんな風に出たのですが,

_eath__ _a__ows

この時点で,2番目の単語はHallowsだなと,確信持ちました。しかも,昨日も書きました通り,指輪物語のThe Hallowsと同じ意味ではないか?と,直感的に思ったわけです。

Harry Potter and The Deathly Hallows

hallowには確かに「聖人」という意味もありますが,ただし古語。
ミナス・ティリスのThe Hallowsとは,単なる「墓」ではなく,古代から続く偉大な王の墓です。

なので,このHallowsも,偉大な(聖人と呼ぶに相応しい)魔法使い達の墓ではないかと,推測いたします。しかも,6巻で,ヴォルデモートはホグワーツの4人の創設者の持ち物を収集して分霊箱として汚している事が明らかになりましたので,7巻に4人が何らかの形で関わるはずです。そして,Hallowsにふさわしい「偉大な魔法使い達」とは,やはりその4人の事ではないでしょうかね? まあ,あえて日本タイトル仮付けするなら,

ハリー・ポッターと死の聖廟

そうそう,6巻の最後に,ダンブルドアは「ちゃっかり(笑)ホグワーツの敷地内に陣取り」ましたが,それなら,創設者の4人はどこへ? これは不思議ですよね。

‥なんちゃって,間違ったらごめん。(笑) あてにしないでね。いや~あの4人が仲良く1つの墓に納まるのは難しいんでないの?(特にスリザリンは(笑))と,疑いもありますんで。


The Field of Blood : Chapter 5

2006-12-23 00:02:42 | Athelstan・Doherty
現在,話は起承転結の承でしょうかね。だんだんキツイ単語攻撃にも慣れてきたというのか,だんだん読めるようになって参りました。それに話も盛り上がってきましたよ。

Athelstanは,普段は,Huddleが教会の壁に変なガーゴイルを描いてないか,Bonaventure(猫)が聖水を飲んでしまわないかに気を遣う,ただの小教区の坊さんでございます。
Sometimes he was a simple parish priest, more concerned with ensuring Huddle painted the gargoyle's face correctly or Bonaventure didn't drink from the holy water stoup.
これでまたカールを思い出している私。(笑) だって,聖水(holy water)って,どんなモノか教えてくれたのは彼だし。(爆)

ところで,royal messengerという職業の人達が出てくるのですが,それって,鏡の国のアリスに出てきたHatta とHaigha?(笑) そのいで立ちについて説明がありますが,まさにテニエルの挿絵通り(爆)

でも,当時のroyal messengerは剣や盾を持って,武装していたんですね。ていうか,基本的に,兵士なのだそうです。物騒な時代だ。。しかも,誰かが怪我をしたふりをして強盗しようなんて手には引っ掛からないのだそうだ。(プロ)

で,Athelstanも戦争に行っていた? まあ,当時は十字軍=僧侶であり兵士,であるわけですから,驚く事ではないでしょうが。。

ところで,war beltというのは,兵士の必須の身だしなみだったようですね。あ~~そうか,それで,わかった。ガラドリエル様のおみやげ,ボロミアとメリーとピピンはベルトをもらっていました(原作)が,なかなか意味深い事なのですね。特にメリーとピピンに取っては。


HoME8 3-XI:The Houses of Healing (4)

2006-12-22 23:41:25 | Tolkien・HoME
余談ですが,前回,セオデンにゴンドール式の防腐処置をしたという話を読んでいてある事を思い出しました。最後の王様エアルヌアが,魔王退治に出て行く時,父エアルニルの膝の上に置いた王冠を,アラゴルンに渡す為にファラミアが取りに行くというお話があるのですが‥‥。これについて,私はとっても気味の悪い光景を想像していたのですが。。。(汗) でも,「防腐処置」をしたのなら,それほどでもなかったのかな。(^^;) ‥でもやっぱり死体から王冠を取ってくるのは,気味の悪い行為には違いありませんが(汗)

さて。。
デネソール侯の「アラゴルンの知識」は,この頃大胆?にもパランティアから得られた(レンジャーが船に乗ってくるのを見ている)とありますが,やがてそれが変化して,ピピンとの会話から推測するようになったそうです。

TTTの最後というかサルマンの話(どうも映画でのあの扱い以降,あの話はどうもTTTという気がしなくなりましたが(汗))以来,ずっと思っていたのですが,パランティアのパワーについては,最初はより具体的に書かれていたのに,下書きが進むにつれて,だんだん謎に満ちた物に変っていくんですね。結局,パランティアってそんな力があったのか?と疑いすら抱くようになって参ります。

で,それに伴って,ピピンが,アンドゥインを上って来る軍艦を見て,デネソール侯は正しかった,アラゴルンだよ,とか,エレンディルの末裔,とか言っていた部分も削除されて,ただ単に,ピピンが「そんな気がした」と思っただけ,に変っていってしまうんですね。

ところで,初期の療病院での,ガンダルフとアラゴルンの行動がちょっと謎。ガンダルフはどこかへふらっと出て行って,またふらっと戻ってきて,で,既にエオメルやイムラヒル達と一緒に療病院にやってきたアラゴルンと合流。でも,正式版では,ガンダルフはここでヨーレスの話(王様の手は癒しの手)を聞いて,急にひらめいて,まだ外をウロウロしているアラゴルンを連れてくるはずなんですよね。

当時の,その話の変化の過程で,埋もれた原稿があるそうです。

<下書き>
「ロヒアリムと一緒に来たのかの?」とガンダルフ。
するとレゴラス「いえ,とても不思議な旅でしたよ。アラゴルンと一緒に死者の道を通りましてね。そして,最後には敵から船を奪って来たのですよ。ガンダルフ,あなたにニュースを聞かせるとは珍しい事ですね!」
ガンダルフ「確かに珍しいのう。しかし今わしはたくさんの事に気を遣わねばならぬ。それに悲しいのじゃ。疲れたのじゃよ,グローインの息子よ。今この戦いは最後の局面に来ておる。ああああ! 敵はいかに我々の善の心から悪を引き出すのかの! 都の殿は,黒船を見て絶望の中で自ら命を絶った。船の来襲とエレンディルの剣は都を救ったが,殿に絶望を与えてしまった。しかしわしはまだやる事がある。教えておくれ,アラゴルンはどこじゃ? このテントか?」
レゴラス「いいえ,アラゴルンは灰色のマントを着て秘密裏に都に入りましたよ。」
ガンダルフ「ではわしは行かねば。」
ギムリ「しかし,それなら教えて下さい。我々にこの苦痛を与えた若い友は一体どこに? まだ生きていると願いたいものだが。」
ガンダルフ「1人は偉大な事を成し遂げて,悲惨な状態じゃが,もう1人は傍におる。」
ギムリ「では一緒に行ってもよいですか。」
ガンダルフ「もちろんじゃ!」
</下書き>

ギムリの何とも無骨な暖かさが伝わってくる会話ですね。(笑)

タイトル争奪ハングマン大会

2006-12-22 23:28:46 | ハリポタ7巻
*** ハリポタ7巻タイトルネタバレあります。***
このブログで色換えでネタバレ警告するのは久しぶりです。
ネタバレはネタバレですけど,まあすぐに(既に)知れ渡ってしまいそうなので,ネタバレブログは使いません。

ついにその時がやって参りましたね。
7巻タイトル争奪ハングマン大会。(笑) 珍しく(爆)自力で全て解きましたよ。

もしまだの方は大至急こちらへ。

ところで,ヤフーに書いてあったあの訳,う~~ん,そうなんですかね。まあ,確かに,辞書にはそう書いてありますが,この単語,実は指輪物語で見た覚えがあるんですよ。ゴンドールの王と執政達の墓所への入り口フェン・ホルレン(The Stewards Door/The Closed Door)とか,墓所のある通りラス・ディネン(Silent Street)とかのある一帯を,The Hallowsと呼んでいるんですよね。(さすが,執政家ファンだね,自我自賛(爆))‥だから私はヤフーを見る前は,完全にそっちの意味と思ったんですけどねえ。。。。。ちなみに,翻訳版では「聖所」または「奥津城」と訳されておりました。ぶっちゃけ「墓」。

ま~,お楽しみですね。


HoME8 3-XI:The Houses of Healing (3)

2006-12-22 00:19:55 | Tolkien・HoME
という事で,いよいよ本格的に下書きにかかります。

<下書き>
彼(アラゴルン)はこの都に敬意を持って迎えられるべきじゃのう。エルロンドの英知はわしより優れておる。彼が来なければもっと悲しむべき事になってであろうの。ファラミアとエオウィンは生きておるまい。黒の総大将が全ての望みを無にするじゃろう。
</下書き>

<下書き>
「ミスランディアは賢く,腕が良いが,少なくても王ではない。」「(ミスランディアは)とてもよくやってくれましたわ。でもどちらかと言うと,人々に何をなすべきかを教えるのがお役目でしょう。」
するとガンダルフは飛蔭を呼び,出て行ってしまいました。

(ガンダルフどこに何をしに行ったんだ?)

しかしピピンとBerithilは,自分達はお役に立てないと気付いています。こういう時は子供達の方が役に立つのです。ベアギルと友達が控えていました。そこで彼ら(ピピン達)は城壁に上がって,外を見ていました。
戦いはまだ続いていましたが,既に遠くの方まで敵は退いていました。彼らには何が起きているかよくわかりません。しかし種族の中では遠くを見るのが得意なピピンは,軍艦を見つけて声を上げます。
「見て!見て!Berithil! 殿は完全に気がふれたのではなかったんだ! 本当の事を言っていたんだ。船だよ!」
「そうだね,でも殿が話していたのとは違う。私は彼らを知っているが,ウンバールだ! 聞こえるだろう!」彼らがウンバールの海賊だ!と騒いでいる声が。。
するとピピン「そうかもしれないが,私は亡くなった殿を信じるよ。アラゴルンだ。何故そんな所から来るのだかわからないけど,エレンディルの跡取りだ!」しかし誰も,Berithilも,彼の小さな声なんか聞いてませんでした。

でも彼の言った事は当たりでした。やがて都にもそれが知れ渡ります。人々は不思議がりましたが。やがて野原は血に染まり,血の様な夕暮れとなり,ペレンノールから勝利の知らせを持って軍勢が引き上げてきました。

アラゴルンとエオメルとイムラヒルも,騎士達を引き連れ都に近づきます。門に近づいた所でアラゴルン「見なさい! 炎のような日が落ちていきますよ!」
</下書き>

アラゴルンの,ここでの言葉(まだ王としては都に入らないつもり)は正式版と同じだそうですが,イムラヒルのセリフが変っているそうです。

<下書き>
「執政殿の親族の1人として敢えて申し上げますなら,殿のお言葉は賢い。しかし,ドアの前に物乞いのように立たせる事はできませんぞ。」

(は~~,正式版で似たような事言っておりましたね)

アラゴルンは笑って「ではやめておこう。軍旗を下ろし,印を片付けよう。」と言ってハルバラド(あれっ,生きてたの?‥と思ったら,すぐにエルラダンに変ったそうで(汗))に軍旗を下ろさせ,彼は王冠と星を取り,エルロンドの息子達に預けます。で,ガラドリエルの緑の石以外の飾りは付けずに都に入ります。「私はForodのレンジャーの大将として,来たのだ」と言って,‥入っちゃいます。

そして戦いの英雄達は,塔に執政様の姿を求めてやってきます。
</下書き>

ここでセオデンのその後描写がありますが,前回と変ったのは,彼の髪が伸び続けて「銀色」になった事,お墓から聞こえてきたのは現代語の英語ではなく,
Arisath nu Ridend mine!
Theodnes thegnas thindath on orde!
Feond oferswithath! Forth Eolingas!
と,古代のローハンの言葉でした。

The Field of Blood : Chapter 4

2006-12-19 00:32:14 | Athelstan・Doherty
このシリーズが書かれたのは,1990年代以降です。つまりハリポタと同時代という事で,使われているのは,基本的に「現代語」です。そう言えばハリポタには良く出てくるraise eyebrows(眉をひそめる,びっくりする)という表現がこの本にも出てきました。LOTRやナルニアでは多分見なかったと思うので,きっと最近の言葉なんですね。

ようやく,多少は,調べなくてはならない単語は少なくなったかなあ。。知らない単語の少ないページは,結構読み易いです。でも,あまりの登場人物の多さに,ついに自前の辞書を作り始めました。これじゃあまるでハリポタがLOTRを読んでいた時のよう。(汗)

Paradice Treeという宿の女主人で,未亡人のKathryn Vestler,その容貌から40代位かな?と思われますが,suitor(求婚者)はたくさんいると発言。昔の西洋では,多少年を取っていても,ある程度のお金のある女性はモテたのね。

「彼女は子供も友人も親類もいない。」
「でもwillはあるだろう?」
will? ハリポタのお陰で,この会話,ピンと来ました。willは通常,意思という意味ですが,この場合は,遺言状,ですね。

絞首台を意味する言葉,gallows,gibbetが続けて出てまいりますが,「そんな言葉覚えてどーする!(汗)」


The Field of Blood : Chapter 3

2006-12-15 21:10:55 | Athelstan・Doherty
相変わらず,え~~!英語ってそんなにたくさん単語があるの~?(笑)な状態で,なかなか「許してくれず」読むのに時間がかかってしまいました。(汗)

今イギリスでは,AthelstanとCranston卿の時代を髣髴とさせるような,殺人事件が発生しておりますね。(一部報道では19世紀の切り裂きジャックを思い出す,とも言いますが)。。。狙われるのは,さすがにBBCではwhoreなんて言葉は使わず,prostituteと言っていますが,‥早く解決して欲しいものです。

Athelstanは,あるパブ付き宿屋(tavern)の庭の階段に林檎が彫り込まれているのを見て,ふと,
"But the serpent has entered paradise and our golden day is about to turn to night."
とつぶやきますが,これを見て私はびっくり。実はちょうど先週末に,ある英会話の先生と話をしていて,「snakeとserpentはどう違うんですか~?」と聞いたら,「基本的に同じ意味だよ,でも必ずserpentと言う所がある,どこか知ってる?」と聞かれ,皆??? 実は答えは,アダムとイブを誘惑した蛇の事。そうそう,まさにこのserpentなんですよ。

Athelstanのこんな行為に,思わず「かわいい!」(笑)
The friar sat down and plucked at some daisies, twirling them in his fingers, admiring their golden centre, their soft petals.
何かVHのカール君をイメージしてしまいます。(爆)

「hogshead of ale」という言葉が出てきて大受け。(笑) Hog's Headと言えば,ハリポタでお馴染みのパブですが,「豚の頭のビール」じゃありません(笑) hogsheadは,大樽の意味。実はガリバー旅行記にもこの単語出てきます。

アヤシイ新興宗教のリーダーのオヤジ曰く,ハーブ漬けうさぎは,
"It is good for a man to eat. The body may be a donkey but it must be strong enough to carry the soul, yes, Brother?"
(笑)

本を読んでいると,tavernという単語が度々出てきます。辞書を引くと,酒場,と書いてありますが,単なる酒場というより宿も併設しているような印象を受けます。指輪物語に出てくる,Prancing Pony(踊る小馬亭)のような感じでしょうかね。


HoME8 3-XI:The Houses of Healing (2)

2006-12-15 20:45:01 | Tolkien・HoME
前回ガンダルフがメリーに対してやっていた事を,正式版ではピピンがやっているんですね。微妙な違い(ガンダルフは自分でメリーを担げるけどピピンはできない,等)を味わうのも楽しいです。

でも,トールキンさんは,このシーンをまた考え直すようです。
<Outline>
ピピンは,半分目が見えず,おかしな状態の(でもhumorousではない)メリーを発見。メリーはsickhouseへ(ファラミア,エオウィン,メリー)
セオデン王は金に包まれ塔に安置される。ゴンドール式の防腐処置を施す。(え~と多分香油をつけてもらうんだと思いますが) そのずっと後にローハンに連れて帰るまで彼はずっと変らずあたかも眠っているかのようだったとか。ただし彼の白髪は伸び金髪に変り,その墓所からは黄金の川が流れ,何か危機に陥る度に
Arise, arise, Riders of Theoden
Fell deeds awake, Forth Eorlingas!
という声が聞こえてきたそうな。

大将達は都に戻って来たが,アラゴルンは野原にテントを建て,執政様にお会いしたいとメッセージを送る。しかし(ゴンドールの人達は)執政は自ら命を断ち,ファラミアは死の床にあると返事。すると彼はエレンディルのしるしを全て置いて,普通の人として都へ。アラゴルンはピピンとガンダルフに会う。メリーはどこかと尋ねる。エオウィンのニュースを聞き,エオメルとの再会を喜ぶ。
その夜アラゴルンは病人の看病を。ゴンドールの王は武力と癒しの力と両方を持ち,これが王としての印となる。ファラミアは目を開け,アラゴルンを見ると,お互いの間に愛情が芽生える。メリーも回復。
(あれ,エオウィンは。。。)
会議が開かれ,ガンダルフはデネソールの言葉は本当だと言う。敵との戦いに終わりはない。デネソール侯が指輪を使えばサウロンを倒せたかもしれない。しかしそうなれば,また別の邪悪が芽生え,サウロンが指輪を奪い返すのと変らない結果になるだろう。
ただ我々はまだ力を持っている,時間はない。サウロンは我々が指輪を持っていると思っている。。
</Outline>

この時既に,エオウィンを癒すのはアラゴルンの役目ではないと決めていたんですねトールキンさん。

もう1つ別のOutline。ん~~~? これはいつの話だ?

<Outline>
ミナス・ティリスの滞在と休息,そしてフィンドゥイラス(注意:当時フィンドゥイラスと言えばエルロンドの娘=アルウェンです)がやってくる。
ホビット達は,ローハンとセオデンの葬式,霧ふり山脈,裂け谷経由で帰宅。
サムは本を閉じ「これは昔々の話だよ。」

アラゴルンが王としてではなく,Forod公として,やってくる。
セオデンが安置されているのを見る。ガンダルフはどこだ? 彼はその後やってきて,セオデンの事と,ヨーレス(この当時Yorethと綴られています)からの伝言を伝える。
彼らは療病院へ。アラゴルン,アセラスを頼む。彼は病人達を治していく。ヨーレスはこの人は王に違いないと言う。

翌日,会議。ガンダルフの提言。メリーは殆ど回復したと感じる。会議でピピンとレゴラスとギムリは‥‥‥について話を。そして馬鍬砦でのエオウィンのアラゴルンへの告白について聞く。(レゴラスとギムリ,エオウィンのアレを盗み見したんでしょうかね?)そしてペラルギアへ行った話。
王達は東へ。1000のロヒアリムとドル・アムロス。モルグルを占領。罠と危険。
</Outline>

外人部隊ローハンの皆様,ご苦労様です。。

一瞬いつの話かと思いましたが,どうも,最初は,サムが「思い出」として後で語る事を考えていたようですね。

Run!Run!Run!