デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 






3月下旬に由里葉さん(記事ではSさん)と再会した際、由里葉さんも出展者の一人である、子供の頃の時分の不思議な時間をイメージ・表現した企画展「少年展 第一回ノスタルジック・サーカス」のお知らせをいただいていた。明日(5/22)から6日間、関東在住および東京に出かけるという方、ぜひお運びください。

私個人は小さい頃に一度だけ、大変話題になったボリショイサーカスに行ったことがある。あらゆる見事な技や妙技を見た記憶はあるのだが、不思議とすごいという驚きはなく、あっけにとられていたという感じだった。はっきり言って、何がすごいのか分からなかったのかもしれないし、ひょっとするとサーカスで見たスゴ技は、事前に子ども心の想像の中で膨らせませていたものと大して変らなかったのかもしれない。
そのサーカスで最も印象に残っているのが、サーカスの最後の出し物の「透明人間のマジック」だった(笑) それも透明になったオッサンは、もろ日本人でロシア語のロの字もなかった。今から思えば、最後の最後にマジックショーで締めくくるのは、なんで!?とツッコミたくなるが、子供の頃の私にはそれが一番インパクト強かった。
私の持っているイメージはともかく、やっぱり子供にとってサーカスというのは、非日常体験のなかでもかなり特殊なものであることは想像に難くないと思う。想像上のものとしか思えない動物や、おかしくも悲哀感を覚えさせるちょっと怖いピエロ、異常に高く感じる青白い天幕、響き渡る奇妙なまでのアップテンポな音楽、明暗をくっきり分けるスポットライト、サーカスの期間が終わるとその場には何も残らない寂寥感…非日常体験のなかでもかなり特殊なものである、と書いたが、ひょっとすると子供の頃は毎日がサーカスのようなものだったよと思う人もいるかも知れない。

「少年展」のウェブサイトはhttp://bg.linksion.com/こちらです。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )