デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



夏に冷蔵庫がこわれた経験のある人って少なからずいると思う。

我が家の10年使ってる冷蔵庫が、「冷凍庫とチルドは冷えるのに、冷蔵庫が冷えない」という状態に陥った。
インターネットで原因をいろいろ調べて、最悪買い替えが必要かもしれなかったら、せめて問題解決のあらゆる手法をためしてみたいと思っていたが、両親がさっさと長い付き合いの電器店に連絡をしてしまった。
電器店のおっちゃんが来る前に、私が提案したのは、「コンプレッサーが正常で、冷えた空気が冷蔵庫に行っていないのだから、問題はファンの凍結、もしくは結露防止センサーの凍結」が原因で、それを直すには「冷蔵庫のコンセントを切って1日以上放置、結露の水を回収するトレイに水が溜まっていたら、それを捨てて、再びコンセントを入れる」ということだった。
電器屋さんのおっちゃんが来てくれた。私と同じことを推定し、同じ対処方法の提案をしてくれた。
暑い夏だ。冷蔵庫を一日半も放っておいたら、水の溜まるトレイに溢れんばかりの水が溜まっていた。冷蔵庫は正常に戻った。
冷蔵庫のコンセントを抜いている間に、一応冷蔵庫が電器店でいくらで売られているか見に行き、価格やあらゆる故障原因その対処法、冷蔵庫の実際の寿命について、いろいろ訊ねてきた。
一概にはいうことはできないが、運がよければ10年どころか15年もつことがあるのだという。で、本当のところをきくと、「冷蔵庫が冷やさなくなった」時点で、物理的に壊れたと思い込んで、トラブルシューティングを試みない人がすぐ買い替えに走ることが多いのだという。
それにしても、普段の生活で夏に冷蔵庫が使えないというのは、思いの他困るものだった。忍耐ということばはあまり好きじゃないが、どうせ使えなくなってるのなら、いろいろ試し、飲食物を買い込み過ぎなくする自制心とか発揮するのも大事だなぁと、改めて思った。

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ギター練習中、妙な雲が出てきたなぁと思ってしばらくしたら、ひとつぶの水滴が。こりゃいかんと公衆トイレの軒下へ。
久しぶりの夕立だった。雷鳴が轟き、落雷も数回あった夕立。30分ぐらいは降り続いたと思う。



雨が上がった後は、まさに打ち水状態で、とても涼しく感じられた。これからはこんな天気がしばらくつづくのかなぁ…。

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あれ、どうなったの?という結末を知らされない消化不良を防ぐため、こちらを紹介しておこう。
パウル君は人間と関わって寿命を全うできる可能性の高い、きわめて幸運なタコになったようだ。

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http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/ssp20100712506.html

というわけで、El pulpo Paulことタコのパウル君は、W杯で予想したゲームのすべての予想を的中させたわけだが、パウル君の頭の中では実はW杯すべてのゲームの勝敗を予測し的中させてたりするのだろうか。いやもっとすごくて、全試合のスコアまで的中させてたら、驚異だろうな(笑)。予選での最大得点差がついた試合は「ポルトガル対北朝鮮」の7-0だから、表現しようと思えば足(手?)でも可能だったわけだし。
サッカーの神様がいるとしたら、このタコは晴れて神々の仲間入りを果たすことになるだろう。少なくともドイツとオランダと、そしてスペインでは後世の語り草になるだろうし、タコを悪魔の魚どころか聖タコに格上げするやも。(決勝の前にオランダの勝利を予想したインコかオウムの映像もあったが、鳥の方は本当に焼き鳥になったかもしれない?(笑))。
この「神秘」ネタで、創作落語の「鯛」を思い出した。これは生け作りを出す店の水槽の鯛たちの噺で、そのなかに店の水槽にいる鯛の中には開店から20年も生き延び続けている銀次郎という鯛がいる。銀次郎は他の鯛たちから尊敬されていて、そんな銀次郎の夢は「この水槽で老衰で死ぬこと」なのだ。
そんな噺もパウル君ならば現実にありえるかもしれぬ。もちろん、スペインが身請けを申請し続け、ドイツの水族館が快諾すればの話だが。どの国にいこうが、しばらくはタコを礼讃する人が絶えぬかもしれない。でも、これからは住み着いた国が負けるという神託を下すと、復讐されるは我にありを実践されるかもしれぬ。そうなれば老獪に自らシミュレーションを起こして寿命を全うするかもしれない…。

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昨日の話題のより詳細な記事があがっていた。

http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/kfuln20100709002023.html

そして、パウル君をめぐって、ドイツに競り勝ったスペインが動き出した。

http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/kfuln20100709002024.html

しかしもうすぐワールドカップ終わるんだなぁ…。

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4年に一度のサッカー・ワールドカップはあと3位決定戦と決勝を残すのみ。体力・スピード・頭脳を鍛えに鍛えた屈強の選手がぶつかり合う大きな大会なわけだが、大きい大会にありがちな以下のようなニュースもやっぱり出てきた(笑)。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20100708-567-OYT1T00257.html

某競技の漫画だったか「そんなオカルトありえません」という名セリフがあって、理論派の人にはそりゃそうだろう。しかし人間というものは現実の世界にちょっぴり神秘を求めたがるもので、それは古今東西変わらぬようだ。でも、このパウル君はいつまでその予言力を発揮できるのであろうか?

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一昨日は読書について停滞気味であることを書いたが、ちょっとしたきっかけで中島敦の短編『山月記』を読んだ。(以下ネタバレあり)
私個人は初読だが、学校で習ったという人も少なくないだろう。ちなみにちょっとしたきっかけというのは↓の動画を見たからである。


(右の噴出しのマークをクリックすればコメント機能をオフにできます)

内容は見ていただけたなら分かる。いろんなツッコミが入るかもしれないが、読書のきっかけにはなると思う(笑)。

さて、作品についての感想だが、昔の文体はとても格調高く美しいと思ったと同時に、やっぱり解説註を繰りながら読み進めたので、煩わしかったのも事実だった。
それにしても、どんな作品にもパロディにならぬものはないと思うが、自分の語りたいこと描きたいことを古典に見いだし、それをアレンジをして作品に仕上げる力量を感じさせる作品を久しぶりに読んだ気がする。
といっても私に古典のことなどわかるはずもない(笑)。しかし、私の中では李徴の性格がこれまで読んだ小説や見た戯曲に登場する人物像とダブったことを記しておきたい。李徴の言を読んでいるとその内容が、シェイクスピア『コリオレイナス』、モームの『人間の絆』、プーシキンの『駅長』の主人公や語り手の人物像と似ているように思ったのである。
『コリオレイナス』?と思う人もいるかもしれない。もちろん、李徴は母親との偏愛など語ってない。しかしコリオレイナスの肥大化した自尊心は、賤吏に甘んずるを潔しとしない李徴とどこか似ているように思ったし、特にモームの作品で描かれる自分の自由意志こそ実は最もアテにならず迷妄であることの権化は李徴が歩んできて嘆いていることと類似しているように思う。そして、『駅長』との共通点は、もし李徴の姿が虎の姿ではなく酔っ払った駅長が語ってたとしたら?という、少々いじわるかもしれない私なりの解釈だ。自嘲的に嘆いているときの姿は虎になってようが、酔っ払っていようが、その形態(実態)はいっしょだと思うのだ。
むちゃくちゃな言い方かもしれないが、↑のような共通点をこじつけさせてもらうと、人間は昔から芸術家の人物像、その性格や創作の源泉・霊感や意識というものにすこぶる関心を寄せていたものの、それを描ききる決定打など、そう簡単に見いだせないことに、常にあえいできたように感じるのだ。もちろん、後世にも読まれ鑑賞されるものを書いたり描いたり作曲したりする人のなかには李徴のような人もいたかもしれない。しかし、世間一般がもつ「芸術家のイメージや内面」そのものを深く冷徹に見つめなおした、作者の中島敦自身のメタをネタにして描かれた作品というべき『山月記』は、「世の理解が無い」と嘆く芸術家の本音と実態を赤裸々に描き出しているように思う。

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さすがに一ヶ月3回しか記事を更新してなかったら、アクセス数は激減するなぁ(笑)。
しかし梅雨ということもあり、写真は思うように撮りに行けず、また読みたい本は絶版で図書館では4月から返却しない利用者のせいで、じらされている。
ちなみに年始に書いた『トム・ジョーンズ』はこれまた厳しい。というか飽きてきたのだ(笑)。読み終えたときの感想は罵詈雑言の類になる気がして仕方ない。
映画もいくつか見ているが、原作と明らかに違う映画以外、おもしろくなかったら触れたくない。リアルタイムなもの以外、見るもの手にするもの、いまいち感動が湧かない時期かもしれない。
こんななかでも少しだけ嬉しいことが。以前YouTubeにあげたこちらの曲のアクセスが、思わぬ国からあることだ。いつか歌詞についても調べたい。

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