デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




mina - 「バードランドの子守唄」

ジャズの名曲に"Lullaby of Birdland"という作品がありますが、これは日本でも「バードランドの子守唄」「ララバイ・オブ・バードランド」という題でよく知られています。(ときどきCMにも使われたりすることがあるとか…)
私個人の印象では第二次大戦前に作られた曲だと思っていましたが、実際は1952年には書かれ、同年に録音された曲です。曲名はニューヨークのマンハッタン52丁目に1950年にオープンしたジャズ・クラブ「バードランド」(1965年閉店)にちなみます。そこで演奏していた盲目のピアニスト、ジョージ・シアリング(George Shearing)によって作曲されました。
歌詞はのちの人によってつけられたのですが、その歌詞の内容を改めて見てみると、恋人の吐息に感じる、言葉になるようでならないある種の音楽的な官能を歌っていたりします。そのとき頭に浮かぶ言葉たちは愛し合っている二羽のきじ鳩のさえずりのようなもの…本当の泣き声は古い柳の木だけが知っている…という歌詞と曲の旋律のギャップが、いい意味でおもしろい大人のラブソング、といえるかもしれません。
まるで、上記のような曲の由来と無意識的なシンクロをなすような「バードランドの子守唄」が、先日minaちゃんのウクレレによって奏でられました。少し緊張気味の演奏ではありましたが、お客さんは聞き惚れていました。またJazzバーでもあるGaboの雰囲気に溶け込むような曲をと意識して臨んだ演奏なので、minaちゃんにとって念願かなった演奏でもあります。ジャズが好きな方も、ジャズにあまりなじみがないという方も、ぜひ大人の雰囲気ただよう美しい旋律を味わっていただければと思います。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





なまこまるこ - 「雨」

先週末のGaboでのライブ動画、第二弾です。
世界の音楽には本当にいろいろなジャンルがあり、表現方法も無数にありますが、一つの曲のなかに、激しい旋律とビートであらゆる言葉を取り入れて聴き手の感情に訴えかける音楽もあれば、ゆったりした旋律と歌詞で情感がただようさまをしっとりと歌い上げることで心に染み入るような音楽もあるなぁと、最近わかったようなわかってないようなことを思うことがあります。
その、ゆったりした旋律と歌詞で人の情感を、しっとりと歌い上げて心に染み入る音楽のなかに、沖縄の三線(さんしん)によって奏でられる曲もあると思っています。ここ数年、年に何度か、そのような三線の演奏・歌を生で聴く機会に恵まれていて、今年は先日のGaboで幸運にも三線の音色を聴くことができました。
今回紹介する動画は、三線のなまこまほさん(さんぴん娘)とギターのマルコさん(地球家族バンド:ココペリ)のユニット・なまこまるこさんによる「雨」という曲です。
この曲は、1年ほど前の梅雨の時期に、なまこまほさんが作られたオリジナル曲です。時に、悲しく虚ろな気持ちが雨のように降り注ぐ自分の感情を否としないことを詩った、癒しと共感による励ましに満ちた歌です。今回は、お二人のゆったりした三線とギター、琉球の雨をイメージさせるなまこさんの歌声に、さらにライブの日に、ちょうど雨が降っていたというシチュエーションまで加わっています。ぜひ聴いてみてください。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





mina - 時には

YouTubeに9時間ほど前にminaちゃんによる「時には」という歌をアップしました。
この動画は昨日のライブの分です。このライブというのが大盛況で、何かものすごく心を打つものだったことが、私の動画で伝えられるか分かりません。
しかし、まずは、minaちゃんによる店のジャジーな雰囲気と音響を最大限に生かした数曲に加えて、透き通るような声で日々をがんばるメッセージを歌った「時には」で、感じてもらえたらと思います。
タイトルの大盛況なかつ貴重な時間というのは、ライブが行われたお店Gaboにとって最後の期間のライブ(5月末まで)という意味もあるのです。
ライブの出演者は、ウクレレのminaちゃんとカホンの陽平さん、沖縄の三線を繰り歌うさんぴん娘のメンバーでもある、なまこまほさん、なまこまほさんと共演されたマルコさん、そしてお店のスタッフによるバンドの方々でしたが、どの出演者の歌にもジワーッときて、この場とこの時間しか味わえなく、時間が手をすり抜けていくのが惜しい気がしました。
そんな機会を、すべてではないにしろ記録に残すことができたのは、音楽好き、カメラ好きの冥利に尽きるといって過言ではないと思っています。
日を分けて出演者のかたの演奏をアップしていきますので、お楽しみに!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





SUG - Last Thing On My Mind

ギターを触るようになってから、ときどきフォークというジャンルを聴く機会がある。
wikiで読む限り、日本でいうフォークと、欧米でいうフォークはちょっと違うようだ。日本のフォークは特化しているというか、時とともに独自の道を歩んできたのかもしれない、と思った。
さて、今回YouTubeにアップした昨年11月のS.U.G.オーケストラによる「Last Thing On My Mind(トム・パクストン作詞・作曲)」は、私の感覚では、これぞフォークという感じの曲だ。ちなみに私は、S.U.G.オーケストラによる演奏を聴くまで、トム・パクストンという人が歌っていたとは知らなかった。
S.U.G.オーケストラ、トム・パクストン、二つのヴァージョンをぜひ聴いてみてください。民謡から派生したフォークという言葉を、遡及していくような懐かしさを覚えるかも。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







3月下旬に由里葉さん(記事ではSさん)と再会した際、由里葉さんも出展者の一人である、子供の頃の時分の不思議な時間をイメージ・表現した企画展「少年展 第一回ノスタルジック・サーカス」のお知らせをいただいていた。明日(5/22)から6日間、関東在住および東京に出かけるという方、ぜひお運びください。

私個人は小さい頃に一度だけ、大変話題になったボリショイサーカスに行ったことがある。あらゆる見事な技や妙技を見た記憶はあるのだが、不思議とすごいという驚きはなく、あっけにとられていたという感じだった。はっきり言って、何がすごいのか分からなかったのかもしれないし、ひょっとするとサーカスで見たスゴ技は、事前に子ども心の想像の中で膨らせませていたものと大して変らなかったのかもしれない。
そのサーカスで最も印象に残っているのが、サーカスの最後の出し物の「透明人間のマジック」だった(笑) それも透明になったオッサンは、もろ日本人でロシア語のロの字もなかった。今から思えば、最後の最後にマジックショーで締めくくるのは、なんで!?とツッコミたくなるが、子供の頃の私にはそれが一番インパクト強かった。
私の持っているイメージはともかく、やっぱり子供にとってサーカスというのは、非日常体験のなかでもかなり特殊なものであることは想像に難くないと思う。想像上のものとしか思えない動物や、おかしくも悲哀感を覚えさせるちょっと怖いピエロ、異常に高く感じる青白い天幕、響き渡る奇妙なまでのアップテンポな音楽、明暗をくっきり分けるスポットライト、サーカスの期間が終わるとその場には何も残らない寂寥感…非日常体験のなかでもかなり特殊なものである、と書いたが、ひょっとすると子供の頃は毎日がサーカスのようなものだったよと思う人もいるかも知れない。

「少年展」のウェブサイトはhttp://bg.linksion.com/こちらです。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )





昨日に引き続き田植え前の光景。






水田に映り込んだ夕景の雲を見て、なんか同じような空を子供の頃に見たような気がした。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




雨続きの日々が明けた日

私が住んでいる地域では、5月の頭から田植えの準備、連休明けから2週間以内には、田植えが終わっているところが多い。
この15日ほどの間は、普段、草地であるところに水が張られて、風によるわずかな波しか立たない池が、突如出現したみたいになる。小さい頃は、なんの注意も払わなかったが、この時期でしか見られない光景もあるんだなぁと思う。画像はピーチク寄席に行った日と同じ日撮影です。


珍客



土に隠れている虫類を食べにくるようだ



貯水池が出現したみたく…

以下は、ピーチク寄席までの道のりの空雲。なんか画家にインスピレーションを与えそうなものばかりだったような。



























雲の流れがとても早い日だった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先日、エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」をYouTubeにアップしたが、なんと私の演奏にマトリョミンで合わせてくれた方いて、動画レスポンスという形でお知らせをいただいた!



自分の演奏が、マトリョミン演奏との「コラボ」を成すとは、なんという感慨だろう。加えてこの共演は、Web上の動画サイト上で、いつでも見れる状態で記録に残ったのだ!
5月5日以来、ギターをあまり触らず気持ちも湿りがちだったが、また触っていこうと思うようになった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




昭和の民家を別角度から

前回に引き続き、懐かしい看板を紹介します。


コーラのイメージガールも時代を感じさせる。



セピアでも撮ってみた



読む方向の異なる看板が混在しているとは…



メタボリンはタケダ製薬の「胃腸疲労、脚気栄養」のためのお薬(戦前に発売されたものらしい)



セピアで



カラーだとこんな感じ



レトロなデパートのウィンドウのセットもあった。



見るからにレトロ



映画「ローマの休日」の撮影現場の写真まで飾られていた。
貴重なものを見た気がして、何度も撮り直した。



映画村の出口の手前にて。俳優さんが軽食喫茶の前で、
ばっちりときめてくれた。おかげでとてもシュールな感じ。

弊ブログでは今回で映画村の画像紹介は終わるが、映画村内の施設で時間の都合や疲れでパスした展示も少なくない。
幼少の頃に一度遊びに行ったが、そのころのことは覚えていなかったので、私としてはとても楽しい映画村散策だった。ここは外国人観光客だけでなく、日本人も大いに楽しめるところだと思った。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




なんと、ノスタルジックな!

心地よい疲労具合になったころ、閉園の時間も近くなっていた。出口に向かおうとすると、なんといかにも昔の大衆ドラマで出てきそうな昭和の町が目に飛び込んできた。















すべて、うわぁ、本当に懐かしい。かろうじて私もこれらのホーロー看板の記憶があるぞ、といわんばかりのものだ。きっと子供の頃にどこかの郊外のほうで遊んだとき、長い時間をかけたサブリミナルで積もった記憶というべきか。まさか、心を締め付けるような時の移り変わりを実感するとは思わなかった。田舎へドライブに行きたくなったよ…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ