以前、「烙印」などというタイトルで、カード会社からカード発行を見送られたことを書いたが、あれから下手な鉄砲数撃ちゃ当たるというわけで、先日クレジットカードがとうとう私にも届いた。
それにしても長かったかも? セゾ○に弾かれ、○EONで蹴られ、CIT?バンクでは勤務先の所在地を郵便番号から自動入力できるデータベースがWEB上に反映されないことで断念し、D○カードではよく分からない記入項目にヘルプがついてなくて入力をためらい断念し、その他いろいろあったのだが、もうあかんのちゃうか、と思っていたら、私を受け入れてくれたところがあった。私の申し込みを担当した人が誰なのか存ぜぬが、感謝しとるよ。
とはいっても、次に外国に飛び出したときにあったら何かと便利だろうという気持ちしかなくて、国内でカードを使う気なんかさらさらなかったりする。
でも、ものは試しで、今日イノダコーヒーで一杯のアラビアの真珠(483円)をカードで支払ってみた。この歳になって初めてカードでの支払いを体験したわけだが、正直、これは危険というか用心しなけりゃならんなぁと思った。使用時や自分でカードを管理するにあたって注意を怠らないことはもちろんだが、支払った分が翌月引き落とされるわけだから、お金のありがたみが希薄になることを最も用心すべきことなんじゃないかなぁと。このことは異口同音にあらゆるところに文字として書かれているけど、こんなにあっけなくていいんか?という思いが頭の中から離れない。
高校のころだったろうか、バブル期のニュースの特集でよくカード破産のテーマが取り上げられていた。インタビュアーが海岸でレジャーを楽しむ真っ黒に日焼けした男性に、カードで今どれくらい使っていますか?尋ねたら、男性は
「うーん、200万くらいですかね。キャッシングも含めて」
と平気な顔して答えていた。収入は人によって様々だし、それに応じたカードがあるわけだから一概には言えないが、ただ画面に映し出された男性の表情はなんか鮮烈に印象に残っているのだ。
カードが届いてうれしいし、支払いもカードでできるようになって便利だなと感じたことは確かだが、TVに出てた男性の表情も忘れたらいけないな、と思った。(結局このことが言いたいだけなのでした…)
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