デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



先日、いつもの川原で(1)。


















雲は出てたのに、紫外線強かった…

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5/28、撮影。
デジカメってそれなりにクセがあるのか…? 手前が単一色で染まっているような状態では、光がちょっと変わっただけで写りかたが変ってしまう…。

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これまで紹介した、モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールにしろポンパドゥール夫人にしろブーシェにしろ、彼・彼女らはフランス革命前に亡くなっているが、ロココ時代それもルーヴルと大いに関わり、革命を生きた画家もいる。
ユベール・ロベール(1733-1808)もその一人だが、この人の絵はずっと気になっていて、有名な美術館に行ったなら必ず所蔵されてるか訊ねてしまう。(日本にもロベールの絵はあって東京の国立西洋美術館に「ローマのファンタジー」という作品がある)。
ロベールは1733年パリで生まれ、1754年21歳でローマに到着。それから10年以上もローマに滞在し、ローマの遺跡を絵や版画にしたパンニーニやピラネージのスタイルで廃墟画を描いた。イタリア各地を旅行して1765年に帰国、二年後のサロンにはじめて出品し、「廃墟のロベール」と言われるようになった。


「ルーヴルのグランド・ギャラリーの改造案」(1796)



「廃墟化したルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図」(1796)

ルーヴル宮は18世紀後半まで、なかば芸術家の共同アトリエみたいな状態だった。
ルーヴルを美術館として整備し、王室の美術品を一般に公開しようという動きが始まるのが1770年代、1777年にルイ16世の美術館設立許可が出されるのだが、そのときからルーヴルの整備、陳列計画の策定を中心的に行なったのが、ユベール・ロベールなのだ。年譜によれば、革命騒ぎのときの投獄後、1794年にロベールはルーヴルの館長になっている(『NHKルーブル美術館Ⅳ』(日本放送出版教会))。
ルーヴル宮が美術館として公開されるのは革命後の共和制新政府になってからである。現在のルーヴル美術館には、おもしろいことにロベールが考えて描いたルーヴルの陳列計画や整備計画の絵が、今も展示されていたりする。
一番目の絵と次の画像を見比べると、ロベールの天井をガラス張りにしてトップライト方式で展示する構想が、ほぼ現在に実現されていることがわかったりするのだ!



さらにロベールはおもしろいことに、自身の美術館の構想で出来上がった美術館が、はるか未来にどのような姿になっているのかといった想像図まで描いているのだ。それが二番目の画像で、右下のミケランジェロ「瀕死の奴隷」も廃墟画となればただの一断片みたいだったりするし、崩れ去ったルーヴルにあっても彫刻を模写しようとする人がいたりと、ロベールの想像力は計り知れない。でも廃墟画に対する姿勢は、一貫しているのだ。


「ポン・デュ・ガール」(1786)(きれいな画像はこちら

ロココ時代自体が、ポンペイやヘレクラネウムの発見など、古代ブームが起こった時代だったので、廃墟画もたくさん登場したといえそうだが、ロベールは若い頃から古代のローマの遺跡に魅せられていた。
彼は現在もフランス南部にある古代ローマの水道橋(ポン・デュ・ガール)を描いている。絵のなかの長い年月が経った建造物に対し、人はあくまで小さい。水道橋は光と背景の空と一体となろうとしているかのようで、2千年の時間の流れをゆったりと感じさせてくれるかのようだった。

廃墟を表現する方法は、本当にいろいろある。また廃墟の解釈の法則もあるのかもしれないが、私は過去の栄華の記憶なくして、廃墟画は生まれないという、これだけは人間だけが味わえる特権、人間冥利に尽きることではないかと思う。ロベールの絵では、実際、生々しい廃墟の前にいる人間が、まるで時間の証人といわんばかりに立ち会っていると捉えられないか。
次に旅に出るとしたら、いつになるか分からないが、きっと私はまたどこかの廃墟に立つだろう。ロベールの絵は、またさらに私を行動に駆り立てる力を持っていた。ポン・デュ・ガールだけでなくいろいろなところに、行きたいっ…。

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最近、よく私の目に入ってくるものにパンダが…。なぜかパンダ率が高い。

昨年に主なポータルサイトでよくパンダの画像(たとえばこちら)などを目にしていたが、ここ最近は特に、ふとテレビのニュースやお知らせと見るとパンダ特集や、元野球選手の新庄が数頭の子パンダとふれ合う映像、ネットでもときどき珍しいニュースか何かで、なにかとパンダネタが目に飛び込んでくる。まぁパンダは昔から人気があるし、いろんな意味でそういう時期(流行)なのかもしれないなぁとか思う。

私の中での極めつけパンダは、20日のフレイム10周年記念ライブでのパンダ。たらすなさんによるライブのとき、エアウクレレを披露し踊りまくったパンダ。

ひとりぼっちで歩いて~♪ アッ!パンダ!パンダ!パンダがやった!パンダが来たぞ!

こちらが予想だにしなかった笑いのツボを衝かれた(笑)。
パンダは歌のあとも記念撮影に応じていた…。
パンダも登場したフレイム10周年ライブは、たのしかったしすごかった。人を楽しませること、自分でも楽しむことが好きな方がいっぱいで、素晴らしかった。あぁ、自分ももっと演奏・歌だけでなく、人に伝わるような何かを得たいっ!

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大ヒットミュージカルの名作かつ古典を見ておきたい、というわけで、図書館で映画「サウンド・オブ・ミュージック」を見てきた。
この映画はオードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」と賞を争い、5部門を総なめして大勝したことでも有名だが、逆に主演のジュリー・アンドリュースは「サウンド・オブ・ミュージック」のマリア役の印象が決定付けられてしまい、以後、他の役に恵まれなかったという。
親いわく、私がもの心つくかつかないころに作品を再上映の機会に見に行ったことがあったそうだが、私はトラップ一家が石の部屋で息を殺す場面しか印象に無かった。
今回、改めて見てみて、このミュージカルは名曲だらけであることを知った。ウクレレ友達のなかでもミュージカルに登場する曲を弾く人がいるほど、あっこれ知っている!という曲ばかりだった。
作品は実際にあった話を元にしていることもあって、とてもよくできている。また、作品のモデルとなった子供たちは今もアメリカのバーモント州で健在だそうだ。92歳か93歳ではなかったろうか。



図書館を後にして、いつものウクレレ練習場所まで自転車を走らせた。
すると聞こえてきた。なんとウクレレの音色が!



音色が聞こえてきたのは、今日の夕方、日没以降はちょっと不気味で分厚い、でもなかなかカメラで撮ることはできないような空模様だったので、カメラのバッテリが切れるまで撮ろうと思っていた矢先だった。
カメラで空を撮りながら、弾いている人に声をかけようかどうか、迷っていた。普段はたまに声をかけられることがあったものの、私から声をかけるということはなかったので、少し勇気が要った。
短い時間だったが、私はいつもの川辺で自分以外にウクレレを練習する人がいたことが、とてもうれしかった。その人とはいろいろと語り合ったが、演奏を聴かせていただくには帰宅時間の問題で断念せざるを得なかった。
一応、このBLOGのこともお伝えできたし、またお会いできるかも知れぬ。今日一日の画像はパッとしない天気でいまいちだったかもしれないが、この出会いでは胸がすくようであった。祝着至極にござった!

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某SNSから、つっこみどころ満載なタイトルのバトン受け取った(笑)。回されたバトンは今回で三本目。以前の分は、こちらこちら

☆このバトンは以下のルールを守って下さい。

☆回された人は3日以内に回答すること。
ありゃ、既に過ぎてしまったよ(W

☆嘘偽りなく答える事。
まぁそれなりに。

☆アンカー禁止

☆回した人は回された人がルールを守っているか確認に回る事。
そんな面倒くさいこと誰がすんねん(笑

☆守ってない場合は罰ゲームを考えてやらせる事。

☆バトンを回す人はMY SNSの人数÷2(端数切り上げ)を足跡の上からMY SNSさんに回す事。

☆まずはバトンを回す人を教えて下さい
これを見た方はご検討ください。

・貴方のお名前は?
オペラ座の灰燼(ハンドルネーム)
鴨川鳶:かもがわとんび(ウクレレネームで検討中)

・年はいくつ?
脳年齢は違う意味で子供です。

・趣味はなぁに?
最近はウクレレ弾き語り。

・恋人はいる?
常に頭の中と愛読の小説の中に(ってヤバいやろ(笑))

・いる人は その人との出会いはどこ?
言葉では表現できないなぁ。

・いる人は その人のどこが好き?
すなわち、その髪は黄金、額は至福の楽園、眉は弧をなす虹、
両の目は輝く太陽、両の頬はバラの花、唇は珊瑚、歯は真珠、
うなじは雪花石膏、胸は大理石、両の手は象牙、そして肌の
白さは雪をあざむき、さらに慎みによって人の目に隠されている
部分のすばらしさとなると、拙者が想像して承知するところに
よれば、それこそ思慮深い才能がただ抽象的に誉め称える
ことはできても、具体的になぞらえるものを見つけることなど
とうてい不可能ですわい。

・好きなタイプの人
人の話を真剣に聞く人。笑いかたがきれいな人。

・嫌いなタイプの人
人を傷つけても鈍感でいられる人(ある意味、精神的に強靭な人間ではある)
必要以上に作り笑いする人。

・初体験はいつ?
くどいようだが脳年齢は違う意味で子供なので。

・貴方の好きな漫画、小説、映像
 漫画:忘れてしもうた。
 小説:数多い。
 映像:選べというのが無理。

・好きな食べ物
ラーメン、うどん、から揚げ、チャーハン、
インスタントラーメン、飲み屋で出てくるもの、
刺身、酢の物、白米、味噌汁、
マックチキン(この前トンビにさらわれました)

・好きな音楽
オペラ、映画音楽、沖縄民謡、ロック、ジャズ、インド音楽…その他
大体全部(笑

・好きなブランドは?
古着店にときどき行くなぁ。でも小物は100均が多い。
つーか、あんまり物を買わない。

・人生で教訓になった本
あえて、あげるとすればトーマス・マンの『ヨゼフとその兄弟たち』と、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』。
でも読書というのは基本的に自分にとって害毒なのですよ。
とはいえ毒はやめられんのです。

・回してくれた人はどんな人?
私の歌を聴いてくれたマドモワゼル。

・回してくれた人の心の色は?
脳みそはピンク。 (ご本人の内容をそのまま引用します)

・貴方の心の色は?
灰色(笑)

・貴方が回す人のイメージカラー
受け取った方、よかったら御申告願います♪

『好きな芸能人10人』
過去も含めた笑点メンバー。
上方落語の貢献者。
芸能というより作曲家だが、ワーグナー。
「トリスタンとイゾルデ」は最高の楽劇ですよ。

『萌えポイント10個』
営業用スマイルではないスマイル!
一生懸命話す御姿。

『萎えポイント10個』
ケータイばかり気にしている姿。
何の連絡も無く約束時間を破られること。

『好きな歌10個』
「ヴァルキューレ」より「さらば、勇ある輝かしき乙女」
「オペラ座の怪人」より「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
「こうもり」全曲
ロシア民謡・愛唱歌
シューベルト「音楽に寄せて」
モーツァルト「レクイエム」より「ベネディクトス」
モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
ABBAの曲。
古典的なロック・ブルース。
今、ウクレレでかろうじて弾ける曲全部。
その他。

『好きな飲み物10個 』
ビール
発泡酒
ウォッカ
京都の「スマート・コーヒー」のコーヒー

10個も書けんわ!

『今欲しい物10個』
ドラえもんの四次元ポケットお願いします。

『マイブーム10個』
ウクレレ、読書、「プリズン・ブレイク」、旅行記作成、
返却式のコインロッカーにはピカピカの100円玉を使う。
小腹が空いてるときラーメン屋の前で誘惑に駆られても、我慢してその場を去るときに自分を褒める悦状態。

バトンって難しいなぁ。それに作成にえらい時間(1時間近く)がかかるもんだなぁ(笑)。

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先月下旬のことになるが、こちらこちらこちらに載せた知恩院とその桜の木の、その後を見に行ってきた。


あれだけ咲いていた桜もすっかり緑に



桜が散ると人も散る?



三門中央から人のいない階段を撮れるとは…



それも珍しい法会の日だったのだが



桜の散ったあとに遠足というのは丁度いいかもしれない



記念撮影にも余裕が…


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夕景  



上は先週の8日撮。



昨日の夕暮

美しい夕景を見ると、旅先での夕暮を思い出すんだなぁ。
とりわけ淡水(ダンシュイ)の河口は忘れられん。

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ケータイの会社から、換金できる証書が送られてきた。
覚えが無いなぁと頭ひねらせていると、そういえば、ケータイを変えたときに私を担当した感じのいい人から、同じ会社のケータイを使っている人はいますか?と訊ねられたことを思い出した。
たしか「いない」と答えた後に、もしよければ数ヵ月後に「紹介されて新規契約をした人」としてキャッシュバックさせていただきますが、お待ちいただけますか?と言われた。
それで今回の特典、つまり、私は誰かから紹介されたことになっているわけで、「紹介した」人物はもっと大きい特典を得ている可能性があるわけだ(笑)。
ケータイのショップでは新規契約者の心をつかむ方法として、当たり前なのかどうなのかよく分からないが、最近、電車で遠出することが続き交通費がかさんでいるので、正直とても助かる。まぁ、実際のところ、ケータイは最短2年の契約、使えば使うほど料金はかさむので、結局なんぼのもんじゃ?といえばそれまでだが(笑)。
とりあえず明日さっそく郵便局で換金手続きじゃ。

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前回、紹介したポンパドゥール夫人とも大いに関わり、ロココ時代のイメージの中心的存在といえる、フランソワ・ブーシェ(1703-1770)の作品のセクションに来た。
ブーシェは若い頃に版画家の工房で下絵制作をしていた。先達のヴァトーの絵の版刻制作にも参加していたが、その後イタリア留学、1731年に帰国した後は、王侯貴族に愛されて売れた画家となった。
彼はポンパドゥール夫人の寵愛を受けて、夫人に絵を教え、ルイ15世の首席宮廷画家にもなった。尤も夫人としても、ルイ15世との愛妾の関係後でも影響力を保つために、ブーシェを関わらせることでルイ15世との良好な関係を維持したわけだから、持ちつ持たれつということだったのかもしれない。
周囲もブーシェを愛したが、ブーシェも周囲の人々をポジティブに愛した。絵にはその幸福感が本当によく出ている気がする。


ブーシェ「エウロペの掠奪」(1747)

「ヨーロッパ」の語源は一説に、牛の姿に身を変えたゼウスにさらわれたフェニキアの王妃エウロペにちなんでいるとか。美しいエウロペが花を摘んでいる姿に一目ぼれしたゼウスは、大人しそうに見える牛に姿を変えてエウロペ近づき、エウロペがゼウスに触れたか乗ったかした時にゼウス牛がいきなり走り出して、エウロペは連れ去られた。結局、エウロペは海を越えてクレタ島まで誘拐されたわけだが、連れ去られるときに今で言うヨーロッパ中を駆け回ったために、「エウロペ」→「ヨーロッパ」といわれるようになったとか。何かのオチかいな(笑
ただ、ブーシェの絵ではエウロペは誘拐されることを嫌がってはおらず、望んでいるかのようで、周囲もそれを祝福しているように飾られているのが面白い。絵の裏のテーマとして神とか偉大なものとか権威とかにさらわれたいという、秘めた願望を描ききっているのかもしれないと思ってしまった。


ブーシェ「オダリスク」(1740)

紹介する画像が少ないので短絡的かもしれないが、ブーシェの絵の多くは上流階級の婦人の寝室を飾るものだったそうで、誘惑的で感覚を刺激する特徴がある。尤も、↑の「オダリスク(トルコの後宮に仕える女)」は、あまりにもあからさまで後にディドロの厳しい批判を招いたのだが。
フランス革命前の悦楽と遊戯的な気分が表れた、時代を反映している絵を描いたブーシェも革命前に亡くなっている。

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