デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



先日、幸運なことにアーツ&クラフツ展の特別招待券が当選した。
陛下が市内に来られた日、この特別展に行ったわけだが、適当な気持ちで見るつもりが、意外におもしろく、けっこうじっくり時間をかけて作品を見た。
印象に残っているのは、アーツ&クラフツ運動の源の思想を展開した中心人物の一人に、ジョン・ラスキンの名前があったこと。ラスキンといえば、『ヴェネツィアの石』というとても印象深い”中世ゴシック建築礼賛”の書で知っていたのだが、ラスキンがアーツ&クラフツ運動を展開したラファエル前派の芸術家たちと交友があったことを初めて、それも実物を見る形で知ることが出来た。ロセッティの「聖ゲオルギウス伝のステンドグラス」を見たときは、驚きとともに感動を覚えた。
展のテーマの一つかもしれない、生活のなかでの親しみを覚えるような「雑器の美」はそこまで感じ取れなかった。「雑器の美」というより展示品のすべては、みな個性的なものばっかりで使う気にならないだろ?(笑)と思う。
余談だが展の様子を写したオフィシャルの記録のなかに、なんと眠り姫のタイルを見る私の姿が写っていた(笑)。

常設展も久しぶりに行ってみた。


ルドン「イエスとサマリアの女」



ルドン「若き日の仏陀」



ピカソ「静物-パレット、燭台、ミノタウロスの頭部」



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