デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




ハーフタイムにチアの子どもたちによるチアリーディングのダンスが披露され、出演した子どもの親たちが写真を撮るのにいそしんでいた。









正直にいって、このハーフタイムショーが、この日一番感動した企画だった。

後半戦からは写真を撮るのをやめて試合観戦に集中した。
率直にいって、試合内容はともかくとして、Bリーグの演出は発展途上だと感じぜざるを得なかった。第三クォーターでホームのハンナリーズが西地区首位の琉球ゴールデンキングスを逆転した。その時、格上相手に逆転ということもあって会場の観客の熱気が最高潮に達し、当然、逆転された琉球ゴールデンキングスはタイムアウトを取った。そこで会場に流れたのは有名かつ手拍子が起こるものとはいえ、ありきたりな曲だった。
私は疑問に思った。試合前に案内のあったタオルを回すテーマ、会場が一番盛り上がるテーマをなぜこのタイミングで使わないのかと。逆転したタイミングで選手たちと観客たちが一体となって「(格上相手に)いけるぞ!」という雰囲気で相手を精神的に圧倒しようとしないでどうするんだと。その応援テーマは客が楽しむのみならず、チームが勝つためのカンフル剤ともなりえるもののはずだ。
最終クォーターに入りハンナリーズのオフェンスとディフェンスにほころびが見え始め、チームはオフィシャルタイムアウト時には10点差以上のビハインドを背負う展開となった。残念なことにそのタイミングでタオルを回す応援のテーマが流れた。会場の空気が盛り上がりつつも微妙にしらけたものになっているのが感じ取れた。
試合を運営するのにスポンサーへの気遣い、チアの女性たちの出番の確保、ファンサービスの回数など、決められたプログラムや演出のタイムテーブルがあるのは分かる。ただ、民放のスポーツ中継でもあるように試合の前半にCM流しつくして、試合の後半の予断を許さない展開時や勝利監督と殊勲の選手のインタビューにCMが入らないようにするようなことは、(運営費用や資金面でもまだまだ苦しい状態のリーグとはいえ)やりようによってはできるように思うし、また試合後半に演出の裁量を増やすようにしていくことが会場の演出のプロのこれからの仕事ではと思った。もちろん一朝一夕に急に変わることはできないのは分かるし、私も早急な改革を期待するわけじゃない。
しかし油断していると、オフィシャルタイムアウト時のマンネリ、と化すのみならず、最高の雰囲気のときに最高に盛り上がったという体験がないと消化不良が続き、結局はファンが離れてしまうことにつながる。きびしいようだが演出のタイムテーブルを繰り返しやっときゃいい、という意識でいるならば、もうリーグでの凋落は始まっているといっていい。


試合終了。ハンナリーズにはチャンピオン
シップに向けて課題の残る試合となった。






初めてのBリーグ観戦は終わった


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )