磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

カポディモンテのある風景: in attesa di buon ricordo, in vivace attualita'

2024-08-10 11:17:40 | 伊の街(セストフィオレンティーノ)




▲▼Facebook/Instagram投稿動画より #BGMはラヴェル作曲バレイ《マ・メール・ロワ》と午前中の鳥のさえずり, 話題の#音楽映画「ボレロ永遠の旋律」8月9日公開が待ちどおしかった


この浮彫白磁は、古代ギリシャ・ローマ神話から着想されたシリーズ《カポディモンテ》#Ginori1735の名品(廃盤)です。磁器装飾は笠原知子で非売品。この絵付けの名手でもあった私の師匠から、装飾のポイントを直伝していただきました。



こうしますと、ずいぶんと、ドラマチックな、羊羹と緑茶に。いただいた美味しいお気持ちを、より美味しく食べるために。



「どうです?」「使ってみると、良さが分かってくる。」「そうなんですよ、どれもそうなんです。鑑賞と実用を兼ね備えた、西洋磁器の魅力。」


お菓子も、器の装飾も、生きていく上で絶対になくてはならないものではないけれど、あれば、その時が、とても豊かになっていくと、気づいていますよね? だから、色々工夫して、考えて、作る人、使う人の好循環が生まれ続けていると、感じています。

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▲▼写真5枚はローマ。真夏に雪が降った訳ではありません。2012年1月、相当異例な積雪で、交通機関をはじめ、娯楽も観光事業も全てストップしたのを覚えています。

それは、2011年震災の様々な思いを抱えながら、一歩踏み出して参加した団体旅行です。私にとって、団体に申し込むのは稀なこと。「一緒に巡る」「限られた時間」「師匠から伝授いただくのは、今だ」と、何かに背中を押されたのを思い出します。

ベニスからローマを巡る人気のバスツアーは、悪天候の大混乱。ベニスの運河は凍りはじめ、寒波が背後からやって来る。追っ手を振りのけるように、私達は南下しました。 

帰国してみると、旅程100%巡行したのは、なんと、私達のグループだけ。添乗員さんやバスの運転手さんと連携しながら、全員が自分のできることで積極的に動いた成果です。素晴らしいチームプレーでした。みな、驚くほど、にっこり、穏やかに、楽しく、賑やか。私は主にイタリア語担当。みんなの目標は1つ、「絶対に!いい旅行にしたい」。



悪天候のおかげで、ローマでは、等身大のカポディモンテ装飾の中に印されてしまったような、疑似体験をすることになりました。「街中が浮彫装飾みたいだぁ~!」その感覚が、後日完成させたカップ&ソーサーの装飾に活かされているように、思えます。そして、ハラハラ&ドキドキ、あのアドレナリン全快ツアーも、今に新しく、思い出されます。



▲▼カップ&ソーサー部分



・・・随分と語ってしまいましたね(笑^-^; )、まだまだ続けたいですが、このあたりでやめておきます。



こうしますと、ずいぶんと、ドラマチックな、羊羹と緑茶に。いただいた美味しいお気持ちを、より美味しく食べるために。





カポディモンテ白磁の凸凹も、いつの間にか、平面のように描けるようになりました。ひとえに、特別な注文制作を通して、実績を積ませて頂いたお客様に、心より感謝申し上げます。

🌿世界で1つだけの磁器装飾のご依頼は @piattoscana-piat.toscana🌿素材は食器に限りません。これからも、みなさまの思い出のある暮らしづくりに、色々工夫して、考えて、作る人、使う人の好循環が生まれるように、ホリスティックなアート活動を続けてまいりたいと思います。


磁器装飾|本格派|東京都大田区大岡山「ピアットスカーナ」、アロマセラピー「ピア・トスカーナ」併設

東京都洗足池周辺の住宅街にある笠原知子の磁器装飾アトリエ&教室は、イタリア・フィレンツエ1735年からの伝統技法を正式に継承しています。絵付歴31 年。アロマセラピス...

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