仕事がなければ「旅」はもっと続いたのかもしれません。
けれど、終わりがあってこそ「旅」の時間は過去の遺産となり、楽しい記憶として昇華されます。
今回の旅を終えて現実に戻った私でしたが、しばらくは旅行の幸せ感が続いて、どんな時もいつも笑顔になっていたと思います。
ですが、だんだんとその思いは薄れてきます。
さらに、現実の生活と旅の記憶には、ずいぶんギャップがあるように思えてくるようになります。
だからこそ、また旅に出たくなるのかもしれません。
今回の石川県の旅で、私にとって一番良かったことは、素晴らしい天候に恵まれたことでした。
美しい海の景色を見ることができたことは、印象に強く残りました。
厳門は海が綺麗で冒険のような気分が味わえたし、私のイメージとはかけ離れてはいましたが、聖域の岬は一度なら行ってみてもいいと思います。
石川は新鮮な魚介にも大変恵まれており、道の駅「とぎ海街道」で活シマエビが食べれるなんて素晴らしくラッキーで、とても美味しかったです♪
総湯も満喫しましたが、なかでも和倉温泉はサウナに水風呂・露天風呂まであって、お風呂はとても混んでいましたが良いお湯でした。
和倉の旅館に泊まってゆったりしてみたいものです。
山中温泉の総湯は男女の温泉施設が別で、男湯のほうはレトロな感じで風情があります。女湯もお湯が良かったです。
宿泊したなかで、山代温泉のゆのくに天祥さんでは、露天風呂つきのお部屋ということもあって、楽しく時間を過ごすことができ、食事では「薬膳スープ 鳥鶏湯」が印象的でした。夏はプールもあるそうなので、そういう季節の利用も面白そうです。
石川・福井は信仰も根づいていて、總持寺祖院、永平寺、那谷寺と参拝しましたが、那谷寺は紅葉の時節に再訪してみたいです。
金沢では割烹、郷土料理、精進料理と個性の違う料理を味わったのですが、つる幸、魚焼いたる、生雲の精進料理はどれもおすすめしたいです。
特に「つる幸」さんは、また行きたいなあ~。
石川は歴史的遺産も多く残されており、金沢兼六園と金沢城跡ほか長町武家屋敷跡やひがし茶屋街など、見どころも多く、さすが金沢百万石の凄さ・素晴らしい文化遺産と継承の歴史を五感で感じられるところに強いインパクトを感じました。
最後になりますが、ここまで私の石川の旅を読んでくれた(お付き合いいただいた)皆様には大変感謝申し上げます。
ありがとうございました。
皆様にも素晴らしい旅がありますよう、お祈りいたします。