今年も残すところ数十日となりました。
2013年は充実した旅行を楽しんだ私ですが、様々な理由でタイムリーに伝えられなかった記事が沢山あります。
年末にあたり、今年を振り返りながら、書きそびれてしまった記事をご紹介させて頂きたいと思います。
**撮影日 2013年9月某日**
山形県の小国町にはマタギ集落(五味沢・長者原・小玉川)があります。
泡の湯温泉、飯豊温泉に向かう260号線沿いを車で走行中、あるものを発見しました!
田圃の中に熊?
この周辺はマタギ集落です。
「マタギ」というと、蓑を着て鉄砲を抱えているイメージですが、これは現代マタギを象徴するものでしょうか?
思わず車を停めて近づいてみました。
なんと熊の親子に見立てていたのは、黒いビニールに詰め物を入れて紐で縛っただけの簡素な物。
それにしても、この熊の貫録を思わせるポーズと言い、顔や体のパーツと言い、特徴をつかんだ素晴らしい力作ではありませんか!
もう一度遠くから見てみますね。
まるで田圃に熊の親子が不意に現われて、マタギさんたちが威嚇していると思える光景です。
このマタギさんの雰囲気も素晴らしくて、よい出来の人形です。
ちなみにこの傍には、「マタギの郷交流館」という、マタギの歴史・文化を展示している施設があるようです。
また、マタギというと「熊を狩る」というイメージを強く持たれるかもしれませんが、川狩り、キノコ狩り、山菜狩りなど、自然のめぐみを頂く方々を広く「マタギ」と呼ぶそうです。
詳しくは「置賜文化フォーラム」にマタギの心得というページがあり、大変興味深い内容が掲載されていますので、興味のある方は是非検索してみて下さい。
最後になりますが、マタギというと「阿仁」が知られていますが、他にもマタギ集落は沢山あります、(wikipediaより)