鶴岡市立加茂水族館の施設や概要などは昨日お知らせいたしました。
本日は、クラゲの展示室をご紹介させて頂きます。
世界一のクラゲ水族館である鶴岡市立加茂水族館では、展示もですが、なんとクラゲの繁殖も行っていました。
クラゲは水に漂い、浮遊生活をする刺胞動物門。
体はゼラチン質で、普通は触手を持って捕食生活をしています。
クラゲの餌やりタイムがあり、スタッフさんがこの「アルテミア」を水槽に入れるのですが、魚類とは違い、餌が入っても近寄って餌を拾ったりという行動は起こしません。
フワフワ漂い続けながら、触手から取り込むようです。
またクラゲのなかには、クラゲを捕食するという種もおり、その餌やりも見ることができました。
スタッフさんが、ミズクラゲを細かく切ったものを水槽に入れると、クラゲを食する種のクラゲの触手から、取り込まれるのを見ることができました。
このクラゲたちも、餌が入っても近寄って餌を拾ったりという行動は起こしませんでした。
たまたま触手に触れたものを取り込んでいるというふうに見えました。
この餌となった可愛そうなミズクラゲは、展示で弱った個体を使っているそうです。
その他にも、ミズクラゲに触ろうという体験時間があったりなど、クラゲへの理解が深まるような学習の時間もあるのは、とても良いことだと思います。
それでは、まだ鶴岡市立加茂水族館に行ったことがないという皆様に、クラゲ展示の一部を写真にてご紹介させて頂きます。
これらはすべてクラゲです。
とにかく、このクラゲの世界は不思議で心を和ませるような魅力があります。
実際はフワフワと浮遊しているのを展示窓から見ることになりますが、人が沢山で展示窓に張り付くようにしていつまでも写真を撮影している方も居られます。
なかなかゆっくりと観れないことと、クラゲを一方方向からしか見れず、立体感を感じにくい点があることは、ちょっと残念な気がします。
アートアクアリウム・プロデューサーの木村 英智さんにより、現在開催されている「アートアクアリウム2014〜江戸・金魚の涼〜&ナイトアクアリウム」の展示の世界観の一部だけでも、この水族館のクラゲで実現できたなら、もっともっと魅力ある水族館になるのではと思います。
さらなる発展に期待しています!