「荒砥沢ダム」の傍にある「山武温泉 さくらの湯」へ行ってみました。
平成14年4月に開湯。
施設内では、1,000匹のチョウザメを飼育しているそうです。
予約すればチョウザメ料理が食べれるそうです。
「おさかなくん」もこの温泉を訪れたようで、色紙がありました。
「山武士丼(岩魚丼)」の文字に魅かれ、思わず食堂へ。
温泉入浴料(600円)に含む大広間が、食堂も兼ねているようでした。
「さくらの湯特製」と表示のある「山菜そば」(600円)と「山武士丼(岩魚丼)」(1000円)をオーダー。
大広間には全然お客様がいなくて、一から仕込むのかちょっと待たされ、さらりとでもお湯に浸かってくれば良かったと後悔。
山菜そばはトッピングされている山菜が美味で、水煮のキノコがトロトロコリコリして良かったのですが、蕎麦は乾麺を思わせるような味気なさ。
期待の「 「山武士丼(岩魚丼)」は、想像とちょっと違っていました。
三枚におろした岩魚をパン粉を絡ませて油で揚げたあと、スライスした椎茸とともに卵でとじた料理でした。
岩魚に臭みがあって、それに卵が絡んでいるので、卵もその匂いを吸い上げていて状況が良くない。
お酢で味付けされた塩浸けを水で戻したワラビと共に残念な味でした。
栗原産のお米にも期待していましたが、香りも甘みもなくボソボソ。(自宅で炊くお米の方がはるかに美味。)
食事を終えて温泉へ。
日曜日の午後というのに、浴槽も独り占め。
ラジウム鉱石の入った大浴場。
かつて露天風呂もあったようですが、今は全く使われていない様子です。
単純温泉、低張性弱アルカリ温泉で、微かに薄い褐色。(写真で撮ってみると、さも効能がありそうな濃い褐色に見えるのが不思議)
加温・循環しているのですが、ちょうど長湯に最適な湯温でした。
図に乗って長湯していたら、まだ営業時間中なのに、突然お湯が止められてしまいました。
ちょっとビックリのあと、興醒めした気持ちになりました。
■山武温泉 さくらの湯
住所 宮城県栗原市栗駒文字荒砥沢45-27