2018年9月15日。
時間13時40分。
スゴイ眺めです♪
山に来たよ~♪
鳥海山が見えますね、美しすぎる!!
スタート13時50分。
月山八合目〜山頂(月山神社) 片道約 2時間10分(5km)とリサーチしましたが、結果的に山頂まで+30分。
まずは木道を歩きます。
こんな時期だから、木道沿いにはお花は無し。
多分これからなんだな、と思います。
ずっと木道である筈がない。
池を見ながら歩きます。
石の上を歩きながら、気がつくと少し上のほうに来ました。
鳥海山が見えるので、どれだけ登ったか指標になります。
ね、向こうに見えるあれが山頂だったらいいよね?
現実は、そんな甘くはない。
石ばかりゴロゴロして、隙があれば石の間に足が挟まったりするとバランスを崩して転びそうになるので、用心しないとです。
何しろ今回急なトラブルでサンダル登山だから、この辺りからスピードが落ちてきました。
鳥海山も雲海も眼下に広がって、見事な美しさです。
普段は家にこもって休日を過ごして、こんな感動的な風景に私積極的に出かけてみればいいのにね、なんて夫に言ってみます。
そうすれば?と言われますが、女一人で海抜1,984mを初めて登るなんて、やっぱり不安に思います。
だんだんと森林限界にきています。
火山岩がゴロゴロ。
破壊と再生が、現在で繋がったスゴイ眺めです。
鳥海山が遙か遠くの眺めになっています。
すごく歩いたんじゃない?
山頂はそろそろ?と思いきや山小屋が見えてきました。
月山 佛生池小屋到着です。
なんとここは9合目。
うっそ~、心折れます。
は~?
頂上まで1時間以上またまた歩くの?
嘘でしょ?
なんかの間違い、きっと。
念のためここでお手洗いをお借りします。
人生初のおがくずトイレ(使用料100円)
鳥海山がこんなに遠くになっています。
ますますすごい眺めになって来ました!
此処からの石のゴロゴロがはっきり言ってキツイです。
行者返しの場所。
ここで修業したんだとそんなエネルギーを感じました。
その後がキツイ。
霧も出てきて、私たちの後ろを歩く方もいないし、もうすれ違う下山者もいなく、心細く夫の背中について歩きながら、心では「羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい) 波羅羯諦(はらぎゃあてい) 波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてぃ)と繰り返し、足が前に進む限り前に進むんだ」と自分に言い聞かせます。
しんどい。
けど、先導してくれる方がいるのは、なんとありがたいではないですか。
感謝!
山頂を信じて何度も山を回りこんでいつまでも辿り着かない焦りも、どうでもよくなってきたよ、まだ歩けるし・・・
そんな時なんか人工物が遠くに見えてきました!
感動しかありません。
もう、この苦行から救われる、と。
あいにく月山神社は閉められていました。
あとで分ったことですが、9/15が月山の閉山式で、午前中に神社は閉鎖されてしまったそうです。
あれが、山頂小屋では?
もう、あれしかない、絶対に!
夕日が見えるその場所で、岩の上に男性の登山者?が。
第一印象、四国遍路21番太龍寺で修業された空海さんみたい、という印象でした。
末筆にあたり、今回月山登頂にあたり四国遍路のお杖を持って登頂致しました。
途中下山される方々から「文字がたくさん書かれていてスゴイお杖ですね」と言われて「四国遍路で使っていた金剛杖です」と答えると「空海さんとご一緒なんですね」と声をかけられました。
空海さんも出羽三山と関わりがあるとの伝説があり、今回お杖を持って参拝しました。
お杖のおかげで転ぶことなく、何度も助けて頂きました。
人生の節目、誕生日に、羽黒山の五重塔特別拝観と秘仏公開、月山初登山、初めての山小屋宿泊も叶えることができ、こんなに素敵な誕生日に感謝の思いしかありません。
感謝、感激、感動♪
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