高野山真言宗別格本山の「那谷寺」は、白山信仰のお寺で、高野山真言宗別格本山です。
拝観料は550円。(変更の可能性があります)
山門をくぐると、左に「金堂華王堂」があります。
ここには、御本尊である「十一面先手観音」「白山曼荼羅」「泰澄神融禅師」「中興花山法皇」を安置し、那谷寺の全ての仏事祈祷はこのお堂で行われるそうです。
金堂は、平成2年に再建。(650年間に消失)
「十一面先手観音」は2階の高さでしょうか、その存在感と美しさにご光徳を感じました。
「普門閣」(宝物館)内部。
重要文化財の「鐘楼堂」から「護摩堂」へ。
那谷寺の「庚申塚」は良縁結びの神様。
那谷寺のパワースポットのひとつになっています。
人と人は日々何かしらの「縁」で繋がることで現実を成すという意味で、「良縁」に恵まれますよう手を合わせました。
この「那谷寺」は松尾芭蕉が元禄2年、弟子の河合曾良と山中温泉で別れ、数日前滞在した小松へ戻る道中、参詣したそうです。
奇岩霊石がそそりたつ遊仙境の岩肌を臨み「石山の 石より白し 秋の風」と芭蕉は詠み、境内には句碑も残されています。
那谷寺のパワースポット「不動明王」のお数珠にお水をかけると、パワーがアップするとか。
そうして、不動明王にお願いした後は、本殿へ。
暗い岩窟を一巡りする「胎内めぐり」が印象的でした。
私個人的には、山門をくぐってすぐにご本尊を拝むことでその先は余興と思いきや、その先に進むほど「山岳自然信仰」の存在を知り、魅力に感じました。
高所恐怖症の私が、ガツガツと岩肌をなぜか上ったりして、合掌。
「名刹のお寺」としての「観光地」というイメージを払拭する魅力があるお寺だと感じました。
今回は新緑の頃、青苔や映る緑が綺麗でしたが、紅葉の頃も美しいものと察します。
また、再訪したい名刹でした。
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