宮城の鳴子温泉を北に、秋田の仙秋サンラインへ向かう途中、吹上温泉(間欠泉)、神滝温泉、轟温泉、宮沢温泉、神滝温泉など複数の一軒宿温泉を含めた鬼首温泉郷があります。
その宮沢温泉「大新館」に行ってみました。
宮沢川沿いの橋を渡ったところに、純大正7年創業の歴史ある和風老舗の旅館「大新館」が立っていました。
「こんにちは~」と声をかけ入館しましたが反応なし・・・あらら?
やがて、お台所から香ってくるとてもいい煮物の匂いを背に「あ!ごめんなさいね、気がつかなかったわ~」とお宿の方が笑顔で対応してくれました。
大新館さんには、大浴場、露天風呂、家族風呂があります。
まずは、こぢんまりした家族風呂へ。
正真正銘のかけ流しの温泉「家族風呂」に、汗が玉の滴となって流れ落ちてきました。
この大きさ、家族で入るには無駄もなく、ちょうどの浴槽です。
窓から差し込める光が心地よく、なぜか不思議と心が落ち着きます。
この浴槽が、この旅館の中で私にとって一番自分好みでした。
さて、露天風呂へも行ってみましょう!
この和風の感じ、風情があるかと思いきや・・・
その日は山からの吹きおろしの風が強くて、葉っぱも虫さんも風に流されてきました。
天井も高く、開放感もあります。
露天の温泉に和風の庭園が反鏡し、自然の懐に抱かれて、開放的な入浴が楽しめました。
ほぼ貸切状態でゆったりと湯汲みを楽しませていただきました。
最後は、大浴場でさっぱりと上がり湯。
日常のごちゃごちゃした心のもやもやも薄れ、温泉で完全リセットできちゃいました。
こんな素朴な温泉も、私は好きです。
■鬼首温泉 大新館
住所 大崎市鳴子温泉鬼首字宮沢22
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